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2015/11/22 Hostess Club Weekender at 新木場Studio Coast
 Hostessというレーベルが4〜5ヶ月置きに行っている、海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われる室内フェス。5回目の参加、2日間行われる内の1日目に行ってきました。次のブログで書く夜行くライブチケットを取っていたので当初行くの躊躇してたのですが、DAUGHTERが見たくて当日券で入りました。4組中最初の3組を見ました(トリのMelvinsも見たかった…)。順に簡単な感想を。


 DORNIK
 イギリス・ロンドン出身の男性ソロシンガー、初来日だそう。ギター、ベース/キーボード、ドラムを率いた編成でトラックを流しつつそこに生楽器を合わせるような演奏で、コーラス部分は完全にトラックに依存していました。ブラック感覚あるソウル曲中心で心地よく聞けます。ポップな要素が随所に入り込んでいて聞き味がさわやか。その分ねちっこさと声量は抑えめになっていて、この辺はいかにもUKソウルといった感じです。ラストにやった「Strong」という曲はリズム、ボーカル、メロディともカラフルにはじけるもので楽しかったです。


 CHRISTOPHER OWENS
 元GIRLSというバンドを組んでいたアメリカの男性ソロシンガー。ギターを弾くOWENSに、ギター、ベース、ドラムという編成でライブします。朴訥とした歌に抑えめなアコースティックな印象のアレンジが重なるのですが、所々にちょい変わったものを入れてきた印象のライブでした。ストレートなロック調をこのアレンジと歌い方のままやったり、長めのブレイクを入れた曲があったり、ノイズ風味に弦の音をゆがませてこのアレンジのままでやったりと。OWENSの声はフラットなのですが、不思議な味ある声でした。


 DAUGHTER
 イギリス・ロンドン出身の女性ギター/ベース/ボーカル、男性ギター、男性ドラムの3人組バンド。ライブでは女性ギター/ベース/キーボードのサポートがつく4人編成です。1年半前に同フェスで見て以来2回目になります。ボーカルが歌う情緒的な世界とギターの耽美的な奥行のある響きを軸とした演奏とのかみ合いがすごく好み。「Tomorrow」から始まったライブは、デビューアルバム「If You Leave」からの曲中心に来年1月に発売されるというアルバムからも何曲か。まだ新譜伴ってのライブツアーはやってないこともあるのか、ちょいギタートラブルなんかもありましたが、素晴らしいなと思う瞬間がいくつもありました。ブラシスティックによる細かいドラムのリズムからどんどん上昇していくようなギターのやさしいアルペジオが加わって、そこにボーカルの声が溶けていくような場面や、トリプルギターで一層の高まりを聞かせたりする場面など。「Youth」なんか本当良い曲だよなーと。
 
author:de nudge, category:festival(Hostess Club Weekender), 10:52
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2015/02/22 Hostess Club Weekender at 新木場Studio Coast
 Hostessというレーベルが4〜5ヶ月置きに行っている、海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われる室内フェス。1年ぶりの参加、2日間行われる内の2日目に行ってきました。2日間とも前売り完売で、この日のみ当日券出るということで朝11時に行って無事に入手。整理番号が後ろで入場が開演時刻になっても入れず、最初のアクト10分ほど見逃しました。このフェス限定かと思いますが場内でベルギービールのヴェデットが売っていて、この日アルコール取らないつもりでいたのにわーいと飲んじゃいました。この日の5組はTEMPLES以外は全て初見。それぞれ感想を。


 Philip Selway
 RadioheadのドラムPhilip Selwayのソロ。ドラム、キーボード、ベース、ミュージカルソウ、バイオリンなどを曲によりあれこれと担当替えする3人のサポートメンバーを従えて、本人は機械を時折いじりつつ、ボーカル専念もしくはギターかキーボード弾きながら歌っていました。朴訥な印象のある声で歌うSelwayのボーカルにいろんなアレンジを施して演奏。リズム強調しているものは少な目で幻想とか深淵といった印象の音を丁寧に重ねたものが多かったです。一番印象に残ったのはキーボード、ベース、ドラムという編成でリズム強めにしてややポップ目にはじけていた、他の曲に比べると異色な味があった曲でした。


 Real Estate
 アメリカ・ニュージャージー出身の男性5人組。ギター/ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムといった編成。リズム隊は心地よい淡々としたもので、2本のギターとキーボードがふわっと飛翔するようなリフや高音の持続音を出した中にいかにもインディーロックな(Death Cab For Cutieとも時折印象重なる)ボーカルがのっかって、一聴ではまる世界でした。今回のライブで一番はまったアクト。ラストの曲は気持ちの良いリフを延々と続けるインストでこれがまた極上でした。


 TEMPLES
 去年のフジロックで見て以来2回目。イギリス・ミッドランズ出身の男性4人組バンドで、ボーカル/ギター、ベース、キーボード/ギター、ドラムという編成。サイケなギターやキーボードが鳴る中で中近東っぽい節回しのメロディがからむサウンドはかなり好み。「Sand Dance」など2,3曲で長尺のインストを聞かせるのですが、そのインスト部分のサイケな音がもっと渾然一体でせまってくるとさらにはまるようになるかなーと思いました。


 The Thurston Moore Band
 Sonic YouthのThurston Mooreが率いるバンド。Sonic Youthを前回見たのが2006年のフジロックなので随分久しぶりですね。Sonic Youthは活動休止(ほぼ解散状態?)なようで、各々ソロ活動しているようです。Sonic Youthはアルバム「A Thousand Leaves」「NYC Ghosts & Flowers NYC」「Murray Street」辺りはまっていました。そこからちょっと気持ちが離れていたのですが、こないだネットでTaico Club出演時の映像を見ていて、久々に見たいなと思うように。メンバーはギター/ボーカルのMooreに、ギター、ベース、ドラムといった編成。ドラムは同じSonic YouthのSteve Shelley、ベースがMy Bloody ValentineのDeb Googeと豪華。音はSonic Youthを継承したようなアレンジにThurston Mooreのボーカルも相変わらずフラットながら味あるもの。どこか寂しげな印象がある2つのギターのリフやノイズが絡んで長い反復からホワイトアウトさせるような世界は好きですね。Sonic Youthよりリズムなどのメリハリが効いている印象が強い曲が多くて若返ったんじゃないかなという印象も。三曲目辺りでやった曲が特にキレある展開で、この日のお客さんは反応が全般に大人しく、わーっと歓声上がることが少なかったのですが、この曲が終わった瞬間には多くの人の手が挙がって歓声が上がる盛り上がりを見せていました。ラストの曲は「NYC Ghosts & Flowers NYC」に収録されている「Free City Rhymes」(かなり好きな曲)と構成が似ていて、良い締めでした。


 ST.VINCENT
 アメリカ・ニューヨーク出身の女性ボーカル。バックはキーボード/ギター、キーボード、ドラムの3人を率いた編成。ステージ中央前方にマイクスタンドありますが、さらにステージ奥には白い3段の階段形状な台がありその上にもマイクが立ててあります。ST.VINCENT登場。モデルさんとしても通用しそうな美形な顔とスタイル。黒のタイトなミニのドレスを着ています。ライティングとともにファッションショーなオシャレ感あり。前半はチープな感じのリズムにテクノなキーボード音を重ねて来るシンプルなアレンジに、どこかBjorkやCibo Mattoっぽい節回しのメロディとボーカルがのっかる曲が多かったです。キーボードの一人は日本人(日系人かな)と思われる女性ですが、彼女がコーラスを重ねるとより一層Cibo Mattoっぽさが増幅します。ST.VINCENTはロボットダンスっぽいヘンテコな踊りも存分に入れて来るのですが、彼女がやるとかっこ良いですね。時折キーボードの2人もダンスに加わって揃えた振りを見せていて、その絵もいい感じ。曲によってはST.VINCENTはギターを弾くのですが、それがかなりジャンクな音でよい違和感を入れ込んでいました。ライブは後半に進むに連れてそのギター音に寄った激しいリズムが入り込むようになって、ST.VINCENTの世界観を確固たるものにしていました。白い台に寝そべって歌ったり、恍惚とした表情を浮かべたりとアクションも入れ込んできて効果的。アンコール含めて1時間半と長丁場のライブでしたが、進むにつれてのめり込んで見たライブでしたね。
 
author:de nudge, category:festival(Hostess Club Weekender), 23:31
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2014/02/15 Hostess Club Weekender at 新木場Studio Coast
 Hostessというレーベルが手がけるライブイベント。2日間行われる内の1日目に行ってきました。海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われるこちらのフェスは2012年から始まって4〜5ヶ月置きに行われています。自分は3回目の参加になります。去年の秋に行われた時は、当日券目当てで行ったものの間に合わなかったので、その反省を踏まえ今回はきっちりと前売を確保した上での参加。結構早い段階で売り切れていたよう。

 前日の雪の影響で交通機関に遅れがあり、思ったより時間かかっての到着。最初のライブだったErrorsは始まっていました。残り20分ほど見ました。後の4組はきっちりとフルで。Mogwai以外は名前含め聞くのが初めてなバンドでした。それぞれ簡単な感想を。


 Errors
 イギリス(というかスコットランド)・グラスゴー出身のバンドで男性3人組。ギター/キーボード×2、ドラムという編成。フロント二人が持続音含めキレイに聞かせる音を散りばめつつ、ドラムがディスコなノリのハネ系のリズムで組み合わせるという印象。

 Asgeir
 アイスランド出身のシンガーソングライター。ギター/キーボードを弾きながら歌う本人に加え、4人バックにつきます。ギターとドラムの一人は楽器固定で、残り二人は曲により、ギター、ベース、キーボードと担当を替えて演奏します。カントリー、アコースティック風味な聞かせ方や、ドラムパッドを使いつつ間を取った聞かせ方でJames Blakeっぽい印象のある音など多彩なアレンジで演奏します。そこに乗るAsgeirは声量はそんなにないですが、枯れた味わいのある声と高音確かな声を使い分けて聞かせてくるスタイルでいいなと思えるものでした。高音で歌うのはブラックミュージックも好きなんじゃないかと思わせるものがあって、特に2曲目にやったものなんかはAaron Nevilleっぽいなという印象も持ちました。

 Daughter
 イギリス・ロンドンから来たギター/ボーカルの女性、ギターとドラムの男性の3人組。ライブはベース/キーボードを担当する男性を加えた4人編成でした。気だるく歌う女性ボーカルはソロのシンガーソングライターとしても成立するような歌で感情をぐっと抑えたもので、これだけでも良いなと思えるものでしたが、そこにギター、ドラム、キーボードなどで多彩な色付けをしてきて、かなりはまったライブでした。一曲の中で波があるというか、情緒的な響きを持つギターフレーズ(弓弾きも多用)から徐々に高まる音になって、そこに怒涛のドラムが鳴り響いて、高波が引いたような落ち着いたラストになるみたいな展開、そこで歌われるメロディやボーカル音量などは一定を保っているのがいい感じ、と好印象な曲が多かったです。

 CHVRCHES
 こちらもグラスゴー出身の女性ボーカルとキーボード/機械/ギター/ベースを担当する男性2人の3人ユニット。ストレートなテクノポップアレンジにルックス(服装も含め)がかわいい女性ボーカルが歌います。その声も音に合っています。ちょこまかと跳ねている感じな動きの女性ボーカルと対比的に男性二人は大きな動き。コーラスやベースをゴリゴリと弾く時にはお客にアピールしまくります。一曲だけ男性の一人がメインボーカルを担当する曲がありましたが、激しいアクション交えて歌っていて、それにつられてお客の反応も大きくなっていました。

 Mogwai
 そしてトリはこれまたグラスゴー出身で日本でもう15年以上は高い人気を保っているであろう轟音を聞かせるインストロックバンドのMogwai。かなりひさびさに見ます。たぶん8年ぶり5回目くらい。最新作「Rave Tapes」の一曲目「Heard About You Last Night」から始まったライブは最新作中心に過去作もほどよく織り交ぜたセット。落ち着いたリズムのドラムに、どこか寂しげなキーボードやギターの音を響かせるところから、リズムは一定のまま轟音モードにシフトしたり、落ち着いた雰囲気のまま締めたりする曲群ですが、鳴らす音がつぼに入りまくり。一曲ギターのStuart BraithwaiteとキーボードのBarry Burnsが歌う曲がありましたが(「Blues Hour」)、それもいいアクセントになってました。そして本編ラストの4曲はかなり胸が高まりました。ギター音をこれでもかと音量を上げてノイズとなってまき散らしていながら、どこか開放的で明るい雰囲気を持つ曲や、カタルシスたっぷりと味わえる怒涛のリズムと轟音ギターを浴び続ける曲など。一曲Errorsのドラムがゲスト参加して叩きまくっていた場面もありました。アンコールは3曲で、その内一曲は自分がMogwaiを良いなーと思ったきっかけとなった曲の「New Paths to Helicon, Pt. 1」でうれしかったですね。静→動→静と変化する展開で、頭は酩酊しつつもどこか意識をはっきりと覚醒させられるような感覚がありました。Mogwaiのライブは鉄板ですね、素晴らしい1時間40分ほどのライブでした。
 
author:de nudge, category:festival(Hostess Club Weekender), 02:05
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2013/02/03 Hostess Club Weekender at Zepp DiverCity Tokyo
 Hostessというレーベルが手がけるライブイベント。2日間行われる内の2日目に行ってきました。海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われるこちらのフェスは去年から始まってほぼ3ヶ月置きに行われています。自分は初回以来、2回目の参加になります。去年行った時は恵比寿ガーデンホールでしたが、今回はライブ専用のライブハウスにて。こちらの方が音や周りの飲食面含めていい感じですね。見た5組の簡単な感想を順に。

 VILLAGERS
 ギター×2、ベース、キーボード、ドラムのイギリス出身男性5人組。Death Cab For Cutieのような声質に近い印象ですが、メロディやアレンジ面が朴訥、まろやかな印象。ぼんやりと聞いていて心地よくなるような。ラスト曲あたりでは、ボーカル(ギターの一人が担当している)が用意していたスネアドラムを叩く展開ありの長尺曲も聞かせてきて、ライブに起伏を与えていたのも良い感じでした。

 RA RA RIOT
 2011年のフジロックでも見たアメリカ・ニューヨーク出身のバンド。メンバーはボーカル、ギター、ベース、バイオリンの4人組で、2011年の時はものすごくかわいかったチェロ担当の女性がいたのですが、残念ながら脱退したそう。今回のライブでも編成は同じくサポートにドラムとチェロ奏者が加わる形。その時もものすごく陽性なパワーを感じる声とメロディ、バンド演奏がつぼにはまりまくりだったのですが、今回も素晴らしかったですねー。男性ボーカルの声は少し甲高く突き抜けるような印象で、前向きに感じるメロディにもよく合っています。ギター、ベース、ドラムはパワフルにリズムを刻んで、そこにバイオリン、チェロ(たまにキーボードも各メンバーがかわるがわる演奏)のせつなくかつ明るい音がかぶさってきて確固たる音世界が出来上がっていました。

 Ultraista
 Radioheadなどのプロデューサーとして有名で、またAtoms For PeaceのメンバーでもあるNigel Godrichを中心に組んだユニットだそうです。メンバーは機械、キーボード、ベースを操るNigel Godrichに、機械操りつつ歌うLaura Bettinsonという女性ボーカルと、同じくAtoms For PeaceのメンバーであるドラムJoey Waronkerの3人なのですが、直前でJoey Waronkerの奥さんが出産して帰国されたので急きょ2人での演奏になりました。機械から出すビートや混沌とするようなダークな音世界に、ベース、キーボードで色付けつつボーカルが歌います。力が抜けている感じで音量小さ目や音域もせまいのですが、からっとした感じが音と対比的に聞こえてきておもしろかったですね。ここにJoey Waronkerのドラムがどんな感じでかぶさってくるんだろうと思うと、3人編成でまた聞いてみたいですね。途中7月にどうのこうのって言っているように聞こえたんですけど、もしかして7月にまた来るってことでしょうか。とするとフジロックになるでしょうから、Atoms For Peaceと合わせて来そうな感じでしょうけど、ネットで検索したらそんな発言していたような書き込み見なかったんで、聞き違いですかね。。

 Best Coast
 アメリカの女性ボーカル/ギターと男性ギターの2人組で、こちらも2011年フジロックで(3曲程度ですが)見てますね。その時は女性ドラムをサポートにしていてまったりめな曲を演奏していた気がするのですが、今回は男性ベース、男性ドラムを従えた4人編成になっていて、王道アメリカロックな印象になっていてちょいびっくり。ベース入っていると違いますね。ただ曲によっては、ベースがギターに持ち替えトリプルギター+ドラムな編成になったりも。そんな中でも男性ギター(日系な風貌)の出す酩酊感の漂うギターフレーズが海辺でまったりな音風景を描いていて、それがこのバンドの一番の特徴かな、と音源聞いたことない自分は思いました。

 Dirty Projectors
 アメリカ・ニューヨーク出身の男性3人、女性3人の6人組。2010年のフジロックで見て以来になります。去年単独ライブがあったのですが、残念ながら見れなかったので、今回見るのを楽しみにしていました。ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、コーラス(と今回鳴り物なども担当していた)という編成で、他のバンドでは聞けない摩訶不思議な世界を堪能しまくりました。単音フレーズでジャングルの動物の鳴き声っぽい音を聞かせるギターにこもった声で良いメロディを歌う男性ボーカル。ユニゾン、ポリリズム、輪唱などを駆使して聞かせる女性ボーカル陣。奇妙なアレンジに確かなノリを与えるリズム隊と各演奏者が魅力たっぷりな曲を展開します。単に奇妙ってだけでなく、バンドとしてのポップさ、ロック加減なども存分に織り込んでくるところが素晴らしい。トリということもあって、会場も盛り上がりました。新作「Swing Lo Magellan」からだけでなく、前作の「Bitte Orga」からも結構やっていましたね。特に終盤の「Useful chamber」での曲展開と「Bitte orca, orca bitte」と繰り返し歌う瞬間はすっかり舞い上がりましたねー。

 と、4バンドの感想でフジロックの単語が出てきましたが、ここから今年に出演するバンドは何組になるのでしょうか。

author:de nudge, category:festival(Hostess Club Weekender), 15:49
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2012/02/19 Hostess Club Weekender at 恵比寿Garden Hall
 Hostessというレーベルが手がけるライブイベント。2日間行われる内の2日目に行ってきました。海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われるというのは結構珍しいタイプのイベントではないでしょうか。トリ以外はタイムテーブル通りにさくさくと進行。全て初めて見るアーチストばかりでした。
 
 初めはPERFUME GENIUS。アメリカ・シアトル出身の男性ソロアーチストで初来日だとか。ギター、キーボード、カホンなどを使ってサポートする2名を従え、おとなしめな曲を端正に歌い上げるライブ。日本のお客が水を打ったようにシーンと聞くのにびっくりしていたようです。歌は一発で入り込んでくるようなものではなかったですが、カホンを使ってリズムがつくとそれなりに入ってきましたね。
 
 続いてはANNA CALVI。イギリス・ロンドン出身の女性ソロアーチストでこちらも初来日のよう。ギターを弾くANNA CALVIに、ドラムとパーカッション/ベース/キーボードなどを曲により弾き分ける2名のサポートが着いた形でライブします。まずはゆがんだANNA CALVIのギターソロから入って、これだけでおおっとなりましたが、声も非常に良いです。PJ HARVEYのようなけだるさが漂う声と言ったら良いのでしょうか。バンドとのかみ合わせもよく、ドラムとパーカッションにギターが乗って演奏される展開とかもぐっと来ました。今回のイベントでは一番はまったライブでしたねー。
 
 続いてTORO Y MOI。アメリカ・サウスカロライナ出身の男性ソロアーチスト。機械とキーボードを操って音出しとボーカルを取る彼に、ベース、ドラム、キーボード/ギターのサポートが着きます。シンセ音を軸に横乗りのゆれるリズムやアクセントとなるギター、キーボードが加わり、そこにソウルフルなボーカルが乗っかります。曲のメロディもソウルっぽいものが中心ですが、そこにシティポップスな感触も入り込んでいた印象です。キーボード/ギターのサポートはコーラスも取るのですが、TORO Y MOIを食うくらいの歌いまくりな展開もあって、それは好パフォーマンスでした。アレンジと歌の組み合わせがつぼで良かったですねー。
 
 続いてはATLAS SOUND。Deerhunterのソロボーカルの一人ユニット。ギターを手にその場でサンプリングして音を重ねて歌を歌うソロパフォーマンス。いろいろヘンテコな音を重ねつつ歌い上げていました。この手のタイプの演奏としては1曲当たりが長いのが珍しいと思いました。
 
 トリはSpiritualized。イギリス・ラグビー出身のソロユニットで、経歴も長いバンド。ステージ脇にギターを手に歌うJason Pierceに、ゴスペルなコーラスをつける女性2人、ギター×2、ベース、ドラム、キーボードという編成でライブします。音源ちゃんと聞いたことないのですが、事前の印象では壮大なゆったり目のUKロックってな感じでとっつきにくい面があるのかなーと思っていました。実際のライブはその面もふんだんに感じつつ、割りののりよいリズムで展開されて軽めなメロディの曲があったり、重厚すぎるギターノイズをガンガンに響かせてくる曲があったりと多彩な曲群を楽しめましたね。Jason Pierceのボーカルは声量があるわけでもなくうまいなーとうなることは無いのですが、その声は良い感じで響きますね。コーラスとの組み合わせも良かったです。

author:de nudge, category:festival(Hostess Club Weekender), 11:39
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