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2012/11/11 WACK WACK RHYTHM BAND at 青山CAY
 ポップでファンキーな曲を展開する管楽器主体のバンドで活動20周年の記念ライブ。3年ぶり5回目くらいになります。メンバーはフロントの管楽器隊(サックス×2、トランペット、トロンボーン)が4人、ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッション、曲によりボーカルLEMONが加わる10人編成。

 自分が一番好きな「Bermuda Blowback」から始まったライブは特別企画ということで2部構成で合計24曲の長丁場。DJも前後に入れたり(1部と2部の間のDJは小西康陽)、ゲストミュージシャン、過去在籍したメンバーが曲により次々と参加して、まさしくお祝いの場。ゲストは松田"chabe"岳二(CUBISMO GRAFICO FIVE)、及川浩志、TRILETS from DREAMLETS、RHYMESTER、YOU THE ROCK★など、過去共演や音源参加したことのあるミュージシャンが加わります。特にRHYMESTER登場時の盛り上がりはすごく「Wack Wack Rhythm Island」は感激しましたねー。南国なアレンジに良い感じに乗るラップは、インスト+ラップの曲ものとしては最高かもと思えるものですね。他にもトランペット国見智子が歌う「Saturday Night Flying Booster」などボーカル曲も楽しいですし、おいしいメロディの管楽器が高らかに鳴るインスト曲も良いです。

 今も残るオリジナルメンバーは4人とのことですが、この日は卒業していったメンバーも集結(亡くなったパーカッションのサニーも映像で参加)して、良いキャリアとゆるやかな団結を築けた良いバンドなんだなーと感じられました。アンコールはそれまで出たほとんどのメンバーがステージに上がって大団円。ラストはリーダー小池久美子の胴上げで終了。20周年でオリジナルアルバム3枚と少な目なので、新譜期待したいですねー。

 この日はどんよりとした曇りから雨が降った日。昼過ぎまで働いた後に原宿タップルームへ行き、ビールを飲んだ後にほろ酔いでこのライブに行きました。タップルームのお店ではひたすらMountain Mocha Kilimanjaroが流れていてファンキーな一日だったですね。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 15:10
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2012/10/27 チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン at 青山CAY
 アコーディオン奏者小春とこぶしを聞かせて哀愁のあるメロディを歌うももちゃんの姉妹ユニットと、その愉快な仲間達であるバンドの複合ライブ。この形態で見るのは1年半ぶりですが、チャラン・ポ・ランタン自体はちょこちょこ見ていて今年で3回目。9月にチャラン・ポ・ランタン名義で「つがいの歯車」というアルバムを出していて、そのリリースパーティーということもあり、前回と異なり完全にチャラン・ポ・ランタンの歌を軸に置いたライブでした。

 アコーディオンソロからスタート。ももちゃんの歌が重なって華やいだルックスと暗黒の世界な昭和歌謡とのギャップを楽しめる空間が早くも登場します。ベースとドラムもほんのりと重なります。ドラムのふーちんはお馴染みですが、縦ベースの方は始めて見ます。先月アルバム出したばかりですが、そこからの曲より新曲が多め。「ももちゃんがハタチになるまで後2枚は出す」そうで、かなりストック溜まっているのでしょうか。アコーディオンのみのアレンジの曲で前半はしっとりと終了。

 後半は愉快なカンカンバルカンのメンバーが客席後方から登場します。いつもは麦わら帽子をかぶっているメンバーですが、この日は「私立・チャランポ学園の奇々怪CAYな運動CAY」と銘打ったライブということもあり、紅白の帽子とジャージで登場。インスト曲を愉快に演奏します。この日の形態はサックス×2、トランベット、ベース、ドラム、アコーディオンという全員女性メンバーが揃った形。前回はベース無しでバンジョーとチューバがあって、インストのみであればそちらの方が楽しげな音が鳴りますが、歌重視ということであればこの編成もありでしょうか。1曲終了したところで、ももちゃんも客席後方から登場、自分がいる位置ではステージにいるメンバーは首から上くらいしか見えなかったので、よく見えなかったのですが、ちょうちんぶるま姿で歌ってました、なかなかチャレンジングな。。その後運動会ということで、借り物競争でお客から結婚指輪、眼鏡、ストール、二千円札などを借りてきて身にまとい歌います。

 その後お着替えしていつものかっこに戻った上で、怒涛の盛り上げ。最近NHK教育テレビにも出ているそうで、そこの曲やボツ曲(最後の方の歌詞に問題ありでボツになったとか)などを披露します。ボツ曲は分かりやすい赤頭巾ちゃんねたなのですが、確かに最後唐突な終わり方の表現がちょいっと上品さに欠けるような。。客席はスタンディングですしつめ状態。かなり年齢高目の方やお子さん、外国の方までいろいろな方が入り混じっているのが良いですね。アンコールではステージから客席後方の中央にスペースを作らせてメンバーはそこに位置して演奏します。「ただ、それだけ」でお客とメンバーが入り混じっての大騒ぎ。ももちゃんはあちこちに入り込んでお客に抱きついたり、脇の椅子に上がって歌ったり。ラストは他のメンバーが下がって、姉妹が向き合ってしっとりと歌い上げていました。この時比較的近くにいたのですが、目を合わせて情感こもった形で歌と演奏が繰り広げられる様には感動しましたね。それまでワイワイガヤガヤしていたお客さん達もしーんと聞き入っていたのも良かったです。

 12月末には早くも次のアルバムを出す予定だそうで、目下絶好調と言えるでしょうか。ももちゃんの歌いっぷりも初めて見た1年半前よりも余裕や表現力の幅の広さまで感じ取れるようになっていてすごいなーと。個人的にはマイノリティーオーケストラからの流れで知ったということもあり、愉快なカンカンバルカンのインスト曲もたっぷりと味わえるライブも別にあれば楽しいかなと思いました。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 17:06
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2007/12/16 アルゼンチン東京 at 青山CAY
 1年に1度くらいのペースで来日されているアルゼンチンのギタリスト、Fernando Kabusackiをメインに据えたライブイベントです。会場ではアルゼンチンの食事(ソーセージがおいしかった)とワインが売ってました。
 
 初めはGROUPというバンド。ギター×2、ベース、ドラム、トランペットというインスト5人組です。セッティング中にDJが曲を流していますが、ギターの一人がそこに合わせるようにギターをしばらく鳴らしてから、他の楽器も入っていきます。トランペットやギターがメロディアスな感じで演奏する局面もありましたが、それほどしつこくなくあっさり聞こえる曲が多いです。かるーく横揺れできるようなものやゆったりした曲など心地良く聞きました。

 続いてはBuffalo DaughterとFernando Kabusackiの共演です。今年の1月や2003年の吉祥寺Star Pine's Cafeでも見てますが、全てドラマーが違いますね。今回は外山明です。アルバム「Euphorica」の「Mutating」という曲で外山明が叩いていますが、ライブでの共演は初めてではないでしょうか。この組み合わせは楽しみにしてました。今年の1月はBuffalo Daughterの持ち曲をやってましたが、今回は(たぶん)即興でした。そしてこれが圧巻でしたね、予想以上のすごさでした。ギター×2、ターンテーブル、キーボード(ムーグ)、ドラムという編成で、ぐわーっと盛り上がる時にかなりフリーな感じでみんなが演奏する中でBuffalo Daughterの3人の誰かが一人でリズムをキープするという局面が多かったように思います。特に最初の方でかなり混沌とした感じの中、ギターでリズムをクールな感じで刻むシュガー吉永はかっこ良かったです(格好は白と赤のピエロみたいな衣装を着てて変でしたが…クリスマスモード?)。真ん中と終わり辺りでKabusackiは素朴なメロディーを演奏していましたが、あれは持ち曲だったのでしょうか。
 
 最後は、Fernando KabusackiとROVOから3人(勝井祐二、山本精一、芳垣安洋)という組み合わせで、こちらの組み合わせも2003年の吉祥寺Star Pine's Cafeでやっていますね。このライブは後ろの方に引っ込んであまり演奏姿が見えない(真ん中辺りに小さなスクリーンで映像を流してくれたのでそこで見れました)中、割と気楽に聞いてました。ギター×2、バイオリン、ドラムという編成でこちらも即興です。それほど印象に残る展開はなかったですが、途中山本精一がハーモニカを吹いて、ギターをぐわーっと弾くシーンはブルースな感じで良かったです。アンコールでは山本精一の持ち曲(とMCでおっしゃってましたがあまり聞き取れず)を演奏しましたが、これはすごかったです。山本精一が弾くフレーズを中心に回りがぐわーっと盛り上げていく展開。踊れるというのではないのですが、高揚させられました。そしてすぱっと他の演奏が切れた後、Kabusackiのやさしいギターだけが残って美しく終了、、と思ったのですが、そんな予定調和が気に入らないとばかりに山本精一がノイズを撒き散らしてドタバタしたした中(あまり様子が見えなかったのが残念)終了です。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 00:00
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2007/12/22 LILIES on SUNDAY at 青山CAY
 2週連続のCAYにて、一人のギタリストを中心に据えたライブイベントに参加。今回は小島"DSK"大介です。
 
 初めは、普段はDJをされている井上薫とのギターユニットAURORAです。以前インストアイベントで見たことがありますが、ライブ会場では初めて。今回はギターの二人にタブラの瀬川UKOが加わった編成です。楕円を描くような、まあるいフレーズ(という印象)を弾く小島大介を井上薫のギターが一段階小さな音で重ねる演奏に、瀬川UKOのタブラが心地よく響きます。CDでも寝る時とかに良く聞きますが、好きな世界ですねー。
 
 続いては、I.D.Fというバンド。小島大介と藤原ヒロシのギターに、キーボード(フェンダーローズ)のINO Hidefumiという3人組のようです。ここにパーカッションが加わります。藤原ヒロシの歌(ポリスやマドンナ、グローバーワシントンJr.など自分でも聞いたことあるなーという曲のカバー)に合わせて、やさしい演奏が加わります。
 
 続いては、Port of Notes。ギター小島大介とボーカル畠山美由紀のユニットでこちらも、インストアイベントでは見たことあるものの、ライブ会場では初となります。今回のライブではギター、ウクレレ、バックコーラスなどを担当されるKakkinという方が加わります。丁寧、静謐とかの単語が浮かぶ歌にギターが合わさります。聞き入ってしまいますねー。
 
 最後はDaisuke Kojima Band。時間も遅くなったのか、Port of Notes目当てのお客さんが多かったのか、会場はぐっとすきましたが、これが盛り上がりました(自分は疲れて途中から脇の椅子に座ってましたが…)。ギター、ベース、ドラム、パーカッションの4人編成。インストもありましたが、基本は小島大介の歌を中心とするバンドのようです。これまでの演奏ではやさしい感じでの演奏ですが、ここではアメリカンな感じが漂うオトナのロックでした。それほどうまいとは言えないですが、なんか聞き入ってしまう歌が多かったです。最後は「もうおしまい」と宣言した小島大介を客が盛り立てて、アンコール。一人でギターのリフを重ねた中での演奏。じわーっと盛り上げてきたところで、他のメンバーを呼び戻し、大団円。かなりの長丁場でしたが(19時前に来て、終わりは23時を余裕で超えていました)、楽しかったです。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 00:00
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2007/09/30 HU:Vibrational at 青山CAY
 ひさびさにCAYに来ました。前はライブやクラブスペースに使ってたのが、3年くらい前にお食事所として使われるようになってから、足が遠のいていたのですが、ライブもちょくちょくやっていたようです。
 
 着いてみると、普段置いてあると思われるテーブルや椅子などが取り除かれて、ライブスペースに。改装はされているものの昔の面影は残っていて懐かしいなーと。HU:Vibrationalは、全然知らないグループだったのですが、打楽器だらけの3人組というのに引かれてやってきました。ライブはDJをはさんで、2セット。ドラムやらパーカッションもあるのですが、変わった楽器をいろいろ使います。1セットの一曲目で使っていた楽器で壷をたたいて、ベースの代わりとなる低音を出したり(それは大きめな壷。他に小さな壷を2種類くらい他の曲で使っていたが、そちらは高音)、親指ピアノやウードなども使用したり。ドラムのHamid Drakeはかなりしなやかだなーと思わせる叩き方で、魅力的でした。1セット目は1曲目以外は、前方で半球(半分というより4分の1球くらいか)の木で出来たパーカッションをまったり目に叩いてたのですが、2セット目はほぼドラムのみ担当で、存分に味わいました。最後の方で日本人のパーカッショニストが入ってからは、全員ではげしめにパーカッションなどを叩きまくりで盛り上がりました。アンコールでは一転染み入るようなBrahim Fribganeのウードの演奏を中心に、FribganeとDrakeの歌が入ってくる展開で良かったです。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 00:00
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