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2017/11/04 BAHAMAS FEST 2017 at 新宿MARZ

 マスロックのバンドが揃うフェス。去年に引き続き参加。MARZとMOTIONというライブハウス使っての同時進行。11時半から22時までやっている長丁場のフェスです。自分は15時から22時までの滞在。見たのは、
 
 東京塩麹→about tess→WOZNIAK→sora tob sakana→JYOCHO→nuito
でした。狭く入場制限も頻発したそうなMOTIONの方には行かず、MARZの方でまったりと滞在。東京塩麹とsora tob sakana以外は初めて見るアクトばかりでした。各アクト40〜45分ほどのライブ。順に感想を。
 
 
 東京塩麹
 今年の1月に見て以来2回目に見るバンド。トロンボーン、トランペット、キーボード×2、ジャンベ、ギター、ベース、ドラムという8人編成。前回見た時と同印象で、Steve Reich的なミニマルにアフロビート、ポリリズムなどを絡ませて構築している楽曲を次々と演奏します。MCで「これは7拍子で叩きます」「これは11拍子で弾いています」と親切に弾いているリズムを解説してくれたりもしてくれました。まあ複雑。2曲目は各楽器が一音ずつリレーするように鳴らして演奏していき、そこからアフロビートに流れていく展開がおもしろかったです。最後の曲は10分に渡る長尺曲でいろんな音が展開されますが、アフロビート部分を聞いていて、久々にVincent Atmicus(ツインドラムでアフロジャズ的な曲をやるバンド)が見たくなったなーと思ったり。
 
 最後の曲終わった後、おまけで「バンドとお客さん全員でSteve Reichの『clapping music』をやってみましょう。」ということで、手拍子のみで演奏する曲をやってみることに。今年の3月に本物を見ていますが、まさか自分がやることになるとはと。バンドリーダーが先導してお客は一定のリズムの手拍子を繰り返していき、他バンドメンバーがそこからずれていく手拍子をしていきます。2分間続けていくのですが、リズムキープが素人には難しく(2,3回くらい外してしまいました…)、他のリズムやっているバンドメンバー見ると混乱しちゃうので見ないで一生懸命手拍子してました。あと何気に2分間手拍子し続けるって大変なんですね。筋力無いせいですが、腕が痛くなっちゃいました。。でも、こうした体験は楽しいなと。
 
 
 about tess
 ギター×2、ベース×2、ドラム×2という変わった編成のインストバンド。ベース2人というのがミソで重量感たっぷり。ほぼノンストップで繰り出したライブは怒涛感ある音の洪水で、思いの外はまったライブでした。今回バンドもので一番楽しかったかも。ヘビーロック的な要素を思い出す重いベースを軸にツインドラムが豪快に弾け、飛翔するような上昇感あるギターが絡んでいきます。序盤から熱かったですが、進むに連れてどんどん激しくなっていき、首振って反応するお客多々。ギターの一人は客席に入り込んでギター弾きまくったりと混沌さに拍車をかけるような展開もありました。
 
 
 WOZNIAK
 以前見たDALLJUB STEP CLUBというバンドで機械/ボーカルを担当するYuta Hoshiのソロプロジェクトで、こちらのバンドではドラムを担当。他バンドメンバーはライブごとに変えているそうで、この日はギター×2、ベースを迎えた4人編成。中央に位置するドラムセットはバスドラ、フロアタム、スネアが1個ずつ、シンバルが2個とシンプルセットでシンバルが低い位置にあります。ギターのお一人はこの日NENGUというバンドで出ているギター、ベースはハイスイノナサ(去年このフェスに出ていた)で弾いていた方です。
 
 ギターとベースがポストロック的な音を出す中、ドラムのみがそこから外れるような跳ね系やダンスミュージック的なリズムを出すことを軸に展開。早めになっていくところでは、ギターとベースもドラムの方に寄っていき、生でやるダンスもの的な流れになっていきます。The Chemical Brothersの「Setting Sun」を思わすようなリズムや、もろ打ち込みで聞けるような4つ打ちを生ドラムでやっていきます。熱い叩き方をしているのを見て、一回もスティックすっぽ抜けたりしなかったの何気にすごいと思ったり。爆裂ドラマー系でよくすっぽ抜けたりするのを見てたりするので。
 
 
 sora tob sakana
 マスロック系のバンドが揃う中、なんとアイドルが登場。ロックフェスにアイドル参加するのは珍しくもないとはいえ、こだわりの面子が揃う中、ポツンとアイドルが1組だけ参加するってのは結構珍しいのではないでしょうか。とはいえsora tob sakanaのプロデューサーは去年このフェスに出ていたハイスイノナサのギター(この日客席で一般客と同じ目線で見ていたよう)で、一つ前に出ていたWOZNIAKのメンバーもsora tob sakanaのバンドセットのライブに参加していたりと、音楽的にはつながりあります。この日のライブはオケでのパフォーマンス。
 
 疾走感ある「夜空を全部」でスタートし、もろマスロックな曲の「広告の街」、キラキラ感あるノスタルジーが弾ける「夏の扉」「まぶしい」、音数が少ない不連続な電子音の中歌う「tokyo sinewave」、ジュークサウンドでノリノリな「夜間飛行」、変拍子なアレンジの中、サビでノスタルジー爆発させる「ribbon」と、sora tob sakanaの魅力を凝縮したようなセット。2曲目にやった新曲の「鋭角な日常」は、Laura Mvulaの「Green Garden」を思わせるような鐘のような音にドラムンベースなリズムをからませるアレンジでスタートし、メンバーが体を上下に揺らしたりする激しい展開につなげる曲。まだ自分の中で消化できていないですが、次々とおもしろい曲を作ってくるなーと。
 
 
 JYOCHO
 女性ボーカル/キーボード、女性フルート、男性ギター、男性ベース、男性ドラムの5人組。MCの話からするとギターの主導プロジェクトで、ベースはこの日代打の方のよう。フルートが主導する牧歌的なアレンジに、ねごとを思わせるような高音のボーカル(キーボード弾きながら歌うのも共通)が癒し系な歌心を全面に押し出します。アレンジはポストロック的な複雑なものをそこかしこに。ギター奏者はネック部分を両手で細やかに弾きながらコーラス取る姿が印象的。
 
 
 nuito
 ギター、ベース、ドラムの3人組インストバンド。ポストロック、マスロックの王道系な要素を感じさせつつ、3つの楽器が複雑怪奇にからみあう演奏がすごい。特にギターの出すフレーズが一体どうやっているんだろうと思うくらい多彩で、足元のエフェクター使っていろんな音に加工させつつ、ギター弾きまくっていたりと1人でいくつもの仕事を同時にやっている感じ。目まぐるしく展開を変えていったり、3つの楽器がユニゾンでキレある音出したりと、ダイナミズムあふれる音をこれでもかと繰り出します。アンコールは短めの曲をビシっと決めて終了、なのですがびっくりしたのはその終了のさせ方。ギター奏者がドラムセットに体を横にして飛び込んでいって終了するという。。自分が見ていた後方からはドラムセットに飛び込む姿だけ見えたのですが、ドラム奏者ともども大丈夫だったんでしょうか。
 

author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:20
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2017/11/03 MUTEK.JP at 日本科学未来館

 カナダ・モントリオールでやっているそうな電子音楽祭の日本版。今回で2回目の開催になるそう。お台場にある日本科学未来館で3日間開催の内、初日に行ってきました。18時から23時までのイベント。
 
 このイベント参加の前に昼間のお話。ここ最近の週末は雨あられな日々でしたが、ようやく快晴。それもあって昼間は野外イベントをちょい巡り。東京タワーのふもとで開かれた浜祭2017というアイドルたくさん出るイベントでsora tob sakanaを、神保町近くにあるテラススクエアというビル内外で開かれたOUR MUSIC FESTIVALというイベントで馬喰町バンドを一組ずつ、つまみぐい的に見ました。ともに無料のイベントで太っ腹。東京タワーから神保町までは徒歩で1時間ちょいかけて行きました。天気も良く散歩も気持ちよい。テラススクエアの雰囲気がのんびりムードで良い感じでした。神保町全体では本の朝市的な(昼間ですけど)ものが開かれていて、賑わっていました。
 
 夕方にお台場へ移動。会場は1階の大ホール、6階のプラネタリウム、7階の小ホールと3ヶ所での同時進行。プラネタリウム内のライブは事前整理券配布があっという間に終了しており、見れず。1階の大ホール中心に見ました。フルで見たものを書くと、
 
 Nicolas Bernier→Yoshinori Sunahara→CLAIR DE LUNE for Tomita Isao→Nosaj Thing & Daito Manabe→Monolake
でした。順に感想を。
 
 Nicolas Bernier
 カナダの男性アーチスト。30分弱のライブ。機材が置かれているテーブルの前面とステージ後ろのスクリーンに、細い線の四角が明滅する光を出しながらのライブ。池田亮司のような断続音で不定形なリズムを繰り出す演奏。パスッパスッとした音が耳に刺激呼び込みます。最後の方で少し明確なリズムを出してきました。ラストの締めは、退場しようとして戻ってちょい音出してすぐ止めて、みたいな変わったもの。
 
 
 Yoshinori Sunahara(砂原良徳)
 DJでは去年見ていますが、ライブセットを見るのは6年ぶり。45分ほどのライブ。映像を出すメンバー従えてのライブ。これまでのライブセットは自分が出してきた音源をライブの場で演奏するってなスタイルですが、今回は恐らくこの日に向けたオリジナルセットを仕込んできたのではないでしょうか。聞いたことない音ばかりでした。最初はNicolas Bernierにも通じる断続音を重ねます。Nicolas Bernierと異なるのは音の密度が細かくてドライブ感あるな、と。10分ほどしてから砂原お得意のひんやりしたシンセ音が立ち上がってきて、この辺からアルバム「liminal」のモードに入るのかなと思いきや少しだけでそこから乗りやすいリズムをいろいろ繰り出してくる意外な展開。ハウスなものやBjorkの「Army of Me」で聞けるようなリズム(何て言うんでしょう)などなど。そこに砂原ならではのひんやりとしている、でもどこか親しみもある音が連なっていき聞きごたえありました。
 
 
 CLAIR DE LUNE for Tomita Isao
 客席後方で仕切りが出来て、その上方から7×7の49個の巨大電球が上下しながら音楽と同期して明滅するのを見守るライブ。5分ほど。ファンタジー感ある音に様々な色で明滅、電球が上下するのはシンプルながらおもしろいと思いました。流れていた曲は冨田 勲の「月の光」という曲だそう。最後は全ての電球が真っ白になって、上に一斉に上がっていって終了しました。
 
 
 Nosaj Thing & Daito Manabe
 アメリカのNosaj Thingと日本の真鍋大度のコンビ。45分ほどのライブ。Nosaj Thingが音出しで真鍋大度が映像を担当します。真鍋は去年DJで見ていますが、ライブでの映像担当は初めて、、と書きたくなりますが、Perfumeのライブ映像を手掛けている方なのでお馴染み感ありますね。ハウス、テクノ、ダブステップなんかのビートに、硬質さあるものやメランコリックな感じのある上音を重ねてきていろいろと展開。その展開は手堅い、みたいな印象を持ってしまいました。ステージ後ろに移る映像が真鍋が手掛けるものですが、宇宙的な点や線が黒のバックにあれこれ行きかう映像に、生の2人が重なります。その2人の映像は360度回転したり、点や線に加工された顔や体になったりと生と映像がダイナミクスにからみます。あれ、どうやってるんですかね。2人の両脇にカメラが置いてありますが、それだけであれ実現するのは無理なはず。見えなかったのですが、前後や上方にもカメラあったんだと思います。Perfumeでも見られる映像をPerfume以外のタイプの音で聞くってのは新鮮な体験でした。
 
 
 Monolake
 トリはドイツの男性テクノアーチスト。1時間ちょいのライブ。8年ぶり2回目に見ます。客席後方にあるスピーカーも使って4方向から音が鳴らされ、映像も無し、真っ暗な空間で聞くスタイルもライブも前回と同じ。そのサラウンド効果をより体験したいので客席中央目で聞きます。硬質なトラック中心で低音這うようなリズムに、アタックが強いパスっとした音やシンセ音が四方から散らされてやってくるのが快感。その逆のやり方で、ロングトーンのシンセ音を会場中に響き渡して、ドラム音を四方に散らせるってな展開もありました。音としても乗りやすいし、映像無いので音に集中して聞けますし、こういったものも良いなーと。ストイック満面さあるライブが非常にかっこよかったです。ライブ終了後、お客の歓声に応えるMonolakeの手の振り方が茶目っ気ある感じで、かわいいおじさま風情なのも良かったです。

 

author:de nudge, category:festival(Others室内), 11:02
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2017/10/22 Peter Barakan's LIVE MAGIC! at 恵比寿Garden Place

 ラジオDJなどで活躍するピーター・バラカン主催のフェス。今年で4年目になるそう。初参加。2日間行われる2日目に行ってきました。恵比寿ガーデンプレイスの中で3つのステージ。メインステージは1時間のライブが4組。サブステージが2つあって、そちらは同時進行で45分ほどのライブが3組ずつといったタイムテーブル。
 
 世界各国から呼び寄せたアーチストは個性豊かにわくわくさせるいろんな音楽を繰り出していて、楽しいなと。見たのは、
  Omar Sosa & Seckou Keita feat. Gustavo Ovalles→Myahk Song Book→Quarter To Africa→The New Stew→濱口祐自→We Banjo 3
 でした。順に感想を。
 
 
 Omar Sosa & Seckou Keita feat. Gustavo Ovalles
 キューバ出身のピアニストOmar Sosaとセネガルのコラ奏者Seckou Keitaの共演。ベネズエラのパーカッション奏者であるGustavo Ovallesが加わった3人編成のライブ。Omar SosaとSeckou Keitaはそれぞれのグループで1回ずつライブ見たことあり、特にSeckou Keitaのライブに感激してまた見れるのを楽しみにしていました。ピアノとコラという弦楽器(琴のような音が出る)の音の組み合わせが良く、繊細さやキレイさを前面に出した音を出しつつ、開放感や明るさを感じさせる曲が多く、笑顔で聞けます。3人とも笑顔でアイコンタクト取って楽しそうに演奏しているのも好感。
 
 3人とも曲により歌を歌います。特にじわーっと聞かせるSeckou Keitaの歌は絶品で浸りきりました。Gustavo Ovallesはいろんな打楽器を操ります。一番変わっているなと思ったのが、直径5cmくらいの筒状の竹(木かな?)を腰くらいの位置に横にして、そこの中に水を入れてポタポタと落として音をマイクで拾っていました。Ovalles自体はその楽器に一切さわらず他の打楽器を操っていたのですが、あれなんていう楽器なんでしょう。Ovallesのパーカッション連打にKeitaもトーキングドラムを叩いて応えるみたいな場面もありました。さらにお客に手拍子や歌も積極的に促します。お客に手拍子と歌をまかせて、3人はダンスしているだけなんて場面もありました。最初のライブから大いに盛り上がりましたね。
 
 
 Myahk Song Book
 沖縄・宮古島出身の民謡歌手である輿那城美和と、福岡出身のコントラバス奏者である松永誠剛のユニット。沖縄民謡とジャズベースのみでのパフォーマンスは初めての体験でしびれました。弓弾きや手弾きで余韻ありまくりのジャズフレーズに沖縄民謡が乗っかるってな聞かせ方が新鮮。お客は固唾を飲んで聞き込んでいました。コントラバスの音は歌に寄り添うように弾いたり、リズム取るように弾いたり、歌とは完全に離れたジャズな音を出したりといろいろで、その展開にドキドキしながら聞きました。ラストの曲はお客に手拍子をするよう促して、ループ気味に沖縄民謡歌う中で、楽しい要素を感じさせるコントラバスの音を繰り出して、それまでの緊張感ありまくりだった世界からの変化を楽しみました。
 
 
 Quarter To Africa
 イスラエル出身のウード/ボーカル、サックス/ギター、トランペット、キーボード、ドラム、ベース、パーカッションの男性7人組。バンド名にもあるようにアフロビート基調がメインだったかと思います。そこかしこにいろんな音を組み込んでいました。タンゴやファンクなどを曲により入れ込んでいて、管楽器隊はクレツマーで聞けるような音の印象、そしてウード(アラブで使われる琵琶のような形状のギター)奏者が出す音と歌がブルースな面も感じるような。ウードを弾くピックが琴を弾くような平べったい長めのものだったのが興味深く、今まで見たウード奏者もそうだったけかな?と思ったり。その印象が強いのか、琴のような音にも聞こえました。そういった混沌さありつつ、お客に積極的に乗らせるように煽るスタイルで盛り上げてきます。まさかの「炭坑節」のカバーまで飛び出します。この編成で繰り出す音と、たどたどしい日本語で歌う「炭坑節」がおもしろかったです。
 
 
 The New Stew
 アメリカからやってきたボーカル、スティールギター、ギター、パーカッション、ドラム、ベース、キーボードの男性7人組。Derek Trucks Bandのメンバーなどもいる凄腕集団のようで、有名アルバムをカバーすることを主体にしているグループとか。彼らはこのフェス2日間両日出演だそうですが、Bill Withersの有名なライブアルバム「Live at Carnegie Hall」の前半と後半をそれぞれ披露するということで、この日は後半を演奏。どすこいブルースロックで重厚感、迫力ありまくりの演奏で最初の曲からおおーっと思いました。リズムやギター、ボーカルなどなど全ての音が太いな、という印象で聞いていて楽しい。半分ずつでパーカッションとドラム奏者が入れ替わっていたのが珍しいなと。それぞれの奏者のソロもたっぷりと組み込まれ、特にがっつりとしたリズム隊にデカイギターのソロが乗っかる展開が気持ちよかったです。ラストから2曲目のメロディ聞いたことあるかも、良いメロディと思って聞いていました。アルバムの曲順にやっているとすると「Let us Love」という曲になりますが、今聞きなおしてみて、これだったかなーと自信がありません。。
 
 
 濱口祐自
 和歌山県那智勝浦を拠点として活動するブルースギタリスト。長髪なイッセー尾形ってな風貌で、弦のチューニングしている時に「うまくいかない、ちくしょーめ。」「…やのー。」と癖のある方言を言いながら、時にはお客と雑談するような感じでしゃべりまくるのがおもしろい。演奏に入ると一転かっこよいブルースな音を弾きまくります。スライドバーを駆使しつつあれこれと動かす手の動きがすごいなーと思わせるもの。何本かのギターを入れ替えして弾いていましたが、一個かなり変わった形状のギターを弾いていました。ボディ部が円柱になっているおもちゃのように見えるギター。そこから出す音もちょい変わっていておもしろかったです。一曲ゲストで濱口の前に出演していたRobert Ellisというアメリカ男性シンガーがギタリストで加わって、濱口がフォーク調の曲を歌っていました。その素朴な味わいもいい感じ。ラストから2曲目にやったのはなんとErik Satieの曲。聞いたことあるクラシックの細やかなメロディがギターで演奏されていて新鮮でした。
 
 
 We Banjo 3
 メインステージでトリを飾るアイルランド出身のバンジョー、マンドリン、アコースティックギター、フィドルの男性4人組。バンジョー奏者1人しかいない、しかも4人組だけど「We Banjo 3だ。」と。ドラムレスですが、時には縦ノリが飛び出すほどの勢いある演奏で、大いに盛り上がった締めにふさわしいライブとなりました。親しみのある各楽器の音が重なりあいつつ、徐々にスピードアップしていくような曲が多く、マンドリンとギター奏者はジャンプしながら演奏したりします。リズム強調して聞かせる要素多く、フィドルやギターでのリズム刻み具合も良い感じ。フィドル奏者は、バウロン(タンバリン形状の打楽器)を叩いている曲もありました。インスト曲メインですが、ギター奏者がメインボーカルを取る曲もあり、良い声聞かせます。アイリッシュトラッドなアレンジがメインで、Jackson 5の「I Want You Back」のカバーもあったりしておもしろい。
 
 日本をツアーで縦断してきたそうで、このフェス参加がラストであるよう(彼ら自身の年内最後のライブでもあるそう)。メンバーが日本語めちゃくちゃしゃべります。バンザイを言うように「バンジョー」とみんなで言ってみたり、お客さんを一人ずつ指して「カワイイ、カワイイ、ヒトリトバシテ、カワイイ」とか、「ハチコウマエシュウゴウ、ボクハイカナイケド」とか、しまいには「クセガツヨイ」と千鳥ノブのギャグまで言ってました(誰が仕込んだんでしょう)。そういった楽しませようとする心意気がお客にも伝わって非常にいい雰囲気でライブ進みました。「みんなサイドステップ踏んで」との呼びかけに応えて曲に合わせてお客が左右にステップ踏みながら動いたり、全員でしゃがんでせーので立ち上がって縦ノリになったりとか。
 
 

author:de nudge, category:festival(Others室内), 22:28
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2017/05/27 Shimokitazawa SOUND CRUISING at 下北沢各所

 下北沢にある16ヶ所のライブハウス、カフェなどで昼からライブやり続けるサーキットイベント。バンドやシンガーソングライター、アイドル、DJ、お笑いまで揃ったメンツ。昼から夜11時までのデイタイムと夜11時からのナイトタイムとチケットが分かれていますが自分はデイタイムのみの参加。それでも9時間以上滞在しました。下北沢はライブで何回か行ったことありますが、ここまで長時間滞在したの初めて。あちこちのライブハウスに移動するので、街も自然に練り歩くこととなり、これまで少し苦手感あったごちゃごちゃ感ある空間に少し慣れたような。
 
 見たのは、以下。かっこが無いものはフルで見ています。
  sora tob sakana→noovy(1曲目途中から)→DENIMS→WONK→Predawn(1曲目途中から)→Keishi Tanaka→STAMP→サンシャイン池崎→cinema staff

 

 よく見ているsora tob sakanaとPredawn以外は初めて見るアクトばかりでした。感想を。
 

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author:de nudge, category:festival(Others室内), 08:30
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2016/11/19 BAHAMAS FEST 2016 at 新宿MARZ、motion

 マスロックのバンドが揃うフェス。今年で3回目なそうですが、初参加。全て初めてライブ見るバンドばかりでお目当てのハイスイノナサ以外は名前も初めて聞くバンドばかりでした。マスロックのイメージは、ブレイクを入れつつユニゾンでジャッ、ジャッを音を鳴らしたり、変拍子や音量の変化などを多用することでダイナミズムを生み出すようなロックってなものでしたが、丸一日いろんなバンドを見ていろんなタイプがあるなーと知った日となりました。チケットは売り切れで盛況でした。
 
 歌舞町にある2つのライブハウスでの同時進行の開催。昼の12時から夜の22時までの長丁場。各会場で2〜3組ずつ見て移動、合間に30分〜1時間くらい休憩ってな感じで見ました。見たのは順に、

 
 Lack The Low→fulusu→doesn't→ヨソハヨソ→Marmalade butcher→loqto→DAGS!→年貢→ハイスイノナサ
でした。各ライブ30〜40分程度。大量のエフェクターなど凝った機材用意するバンド多く、セッティング大変そうな印象もありましたが、両会場ともタイムテーブル通り進行するというスムースさ。順に感想を。

 

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author:de nudge, category:festival(Others室内), 10:17
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2015/11/29 The Piano Era 2015 at 目黒パーシモンホール
 ピアノを軸に置いた2日間のフェスの2日目に行ってきました。このフェスを知ったのは最近で、CD屋さんで試聴したHenning Schmiedtというピアニストの作品を気にいって買って、そのCDのそばに置いてあったチラシを見て知って行ってみようと。

 初日は日本のピアニスト、2日目のこの日は海外のピアニストがそれぞれ3組ずつ。1組1時間の演奏でした。どのアーチストもこの場でできることを喜んでいて、熱心に聞くお客さんと良い空間を築けていました。良い瞬間を味わえる場面が多々あり、感じ入ることしきり。順に感想を。


 Tatiana Parra / Vardan Ovsepian
 アルゼンチンの男性ピアニストとブラジルの女性ピアニストとの共演ライブ。まずはOvsepian一人が登場してピアノソロ。ポーンと長めの音を響かせてそれを重ねていってハーモニクス効果を味わえるような弾き方から、左手で低音のリズム、右手でメロディを弾くというノーマルな聞かせ方に移行してやわらかに聞かせる曲を一曲。そしてParraが登場してゆったりと体を揺らせながらいかにもなブラジルポップスを歌います。良い声ですねー。メジャーどころの曲もやっているようで、紹介(英語でした。Ovsepianは若干たどたどしく、Parraは堪能そう)したコメントを聞き取れたのでは坂本龍一やMilton Nascimentoの曲をやっていたよう。


 Henning Schmiedt
 ドイツの男性ピアニストのソロ。今回のお目当てで「Walzer」というCDを買ってお気に入りだったので、ライブどんな感じか楽しみにしていました。弦楽器をこするようなSEが鳴る中、Schmiedtが登場。SEの音を止めないまま演奏開始します。だんだんとSE音が消えてピアノ音がくっきりしていく展開が良い感じ。何度も来日されているようで、英語のMCの中に少しずつ日本語を入れてました。日本滞在時のエピソードをはさみつつ、ピアノソロを聞かせます。「Walzer」はその名前通り、ワルツのリズムを入れ込みつつきれいなメロディ、音を堪能できます。「Duft Von Astern」という曲なんかはその魅力が満点に味わえるもので、ワルツのリズムに少しウキウキ、少し心がシンとなるような両方の感覚があり、秋や冬の景色を大きな窓を内側から見ている時に聞くのにぴったりな印象のもの。そして「Berauscht」は冒頭と最後にキレイな早いピアノの音が本当にキレイで、そこからの展開も素晴らしく端正な音の響きに聞き入ります。ラストの方でやったオルゴールを鳴らして、その音を追いかけるようにピアノを弾いていく、一人輪唱な弾く展開もおもしろい。素晴らしいライブでした。


 Andres Beeuwsaert
 ラストはアルゼンチンの男性ピアニスト。前半はソロ。リズミカルに弾いて、インストやピアノ音に合わせたスキャット、メロディのある曲をします。Antonio Loureiroと演奏スタイルが似てますが(共演歴もあるそう)、聞き味は違っていてピアノ音が力強く、ボーカルは線が細く繊細な感じがある対比的な印象で聞かせるものでした。後半はフルート奏者のJuan Pablo Di Lenone(同じくアルゼンチンの男性奏者)が加わります。ハーモニカ、通常のフルート、大きなパイプみたいな形状のフルートと3つの楽器を弾き分けます。このコンビでやった最初の曲がMono Fontanaのものと紹介されて、おっとなりました。その曲自体はたぶん知らない曲だと思いますが、彼の曲をライブで聞ける機会があるとは。Mono Fontana自体は確か飛行機嫌いなので、日本でのライブ見ることはできないと思っていましたが、こうやって交流のあるアルゼンチンの方の演奏を通して味わえるのはうれしいです。ラスト2曲は初めに出てきたTatiana ParraとVardan Ovsepianが加わります。Parraの歌に加え、Pabloも歌ったりする場面があり良い声を聞かせていました。また、BeeuwsaertとOvsepianが隣り合って、一つのピアノを弾くという場面もあり、同じピアノを弾いているのに鳴っている音の聞き味が違うのは(演奏者違うので当たり前なんでしょうが)おもしろいなーと思ったり。演奏後、ラストの挨拶はSchmiedtもステージに上がって、拍手喝采を浴びる中、5人みんなで丁寧に挨拶していました。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:24
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2015/11/23 テレビ朝日ドリームフェスティバル at 国立代々木競技場第一体育館
 テレビ朝日が主催するフェス。5年目を迎えるそうですが、初めて参加します。3日間行われたフェスの3日目に行ってきました。いかにもテレビ局が揃えそうな有名ところなライブアクトといった感じで、6組中初めて見るのが4組。30〜40分ほどのライブと20〜30分ほどのセットチェンジが交互にあって6時間ほどの長丁場。

 お目当ては以前から見たかったaikoですが、チケット買った時点で出演者がこの日2組ほど未発表で、Perfumeかモーニング娘。'15来るんじゃないかなーと山を張って買っていた面もありました。そこははずれ。でも各組ともメジャーらしさ溢れるエンターテイメント性を味わったライブを楽しみました。順に感想を。


 関ジャニ∞
 ジャニーズ所属の男性アイドルグループ。彼らが出る番組をほとんど見たことなく、顔と名前あまり一致しない状態で見ました。先日彼らの番組にモーニング娘。'15が出た回を見たのですが、すごく丁寧な取り上げ方をしてくれて、かつメンバー中2人が激しいダンスで歌う「What is Love?」も共演してくれて、もう感謝、兄さんと呼びたくなるくらい好感持っていたところ、ちょうど良いタイミングでライブ見る機会を得ました。

 バンドセットで登場。踊りながら歌うモードとバンドモードがあるようで、この日はバンドのみで進めます。ボーカル/ギター/ハーモニカ、ギター×2、ベース、パーカッション、ドラム、キーボードという7人編成。演奏面とアレンジはそれほどおもしろさは感じられる部分は無かった(ボーカルのハーモニカとパーカッション奏者が吹くトランペットがからむ部分は良かったです)ですが、バンドものが揃うフェスの中でも堂々とした演奏っぷりは良いですね。曲は結構いい感じなアメリカンロックな印象のものが多く、特に1曲目と3曲目が好みなものでした。ボーカルは持ち回りな曲もありますが、メインボーカルは渋谷すばるという方で、日本のロックバンド好きなんだろーなーと思わせるロッカーぶり。振る舞いや目付きが完全にバンドマン。声もがらっぱちさもありつつカッコよさもあり、いい感じに聞こえました。バンドの後ろには10人ほどの弦楽器隊が加わった曲もありました。


 キュウソネコカミ
 初めて見るボーカル/ギター、キーボード、ギター、ベース、ドラムの男性5人組。準備中から演奏を開始して、ボーカルがラメのあるスーツ着てセンターステージに歩いて紙ふぶきを巻きながらこぶし聞かせる歌でお客の受けを取っていました。こうした一見客が多いフェスの場ではお笑いと乗りやすいビートを持つバンドは強いなーと思うことが多いのですが、両方を取りそろえるバンドという印象でした。曲は個人的につぼに入るものは無かった(ユニコーンの「大迷惑」っぽい曲が唯一印象に残った)のですが、笑い所をあちこちに散りばめたライブに関心。

 ころころ変わるリズムにマネしやすい振付を織り込んだり、お客に「この場にいる全員がそうだと思うフレーズを今から歌うので一緒に歌って下さい」と呼びかけ、何歌わせるのかと思いきや「ヤンキーこーわいー」と歌わせたりと。(前日出演した)槇原敬之の「どんなときも」の一節を盛り込んだり、ラストはドラゴンボールのカメハメ波をやたらと繰り返す曲。そんな中ボーカルの一人がステージ脇にはけて、しばらくいなくなって何してんのかと思いきや、ダンボールで作ったカブトムシをかぶって登場。センターステージで(この日出演する)aikoの「カブトムシ」を熱唱。歌い終わったら他のメンバーがセンタステージに筋斗雲らしきものを持って、荒井由実の「ひこうき雲」が流れる中、ボーカルを担ぎ上げて退場。おもしろ過ぎでした。


 凛として時雨
 6年ぶり2回目に見る男性ボーカル/ギター、女性ボーカル/ベース、男性ドラムの3人組。個人的にはこの日唯一のバンドらしいバンドのライブを見たといった所感。3つの楽器がタイトにからむ、特にギターのヒリヒリするような音色がなんともかっこ良く、そんな中響き渡る男女のハイトーンなツインボーカルが圧倒的。広い会場の中でこうしたストイックさ満点なライブを味わうというのも良いですね。一回だけあったMCでドラムの方が「自分は(この日トリの)X JAPANの影響でドラムを始めました。」と宣言し、お客にXジャンプ(手を交差してジャンプするX JAPANのライブでお馴染みのものだそう)をやらせていたのが、唯一なごんだ瞬間で後は全面緊張感が持続、ラストのスローな曲も残像を残すようなギターノイズを聞かせて退場するといった展開がかっこ良かったです。


 aiko
 昨日誕生日を迎えた(キュウソネコカミのMCより)女性シンガーソングライター。以前から見たかったのですが、なかなか機会なく今回念願でした。そして期待していた以上に素晴らしいライブでした。まずは「カブトムシ」からスタート。誰もがキュウソネコカミのネタを思い出してしまう笑いが起こってもおかしくない状況だったにも関わらず、キーボードのみの演奏でしっとりと歌うaikoのボーカルが圧倒的で会場中を歌に集中させます。良いメロディに合っている良い声は音源やテレビでも認識済みですが、生ではここまで力強い声なのかと感動しきり。コーラス無しでソロボーカルのみでライブを完遂させていたのもかっこ良い。

 バックにはギター×2、ベース、ドラム、キーボードに曲により管楽器隊が4人ほど入る編成。ドラムは安藤裕子のバックバンドや「大器晩成」などハロープロジェクトの曲のトラックにも参加する佐野康夫で、こういったポップさ弾ける曲でも味を出しますね。昨日の誕生日で40を迎えたというaikoですが、風貌が若々しい。メジャーなのにお辞儀も丁寧で、MCでもおもしろさやお客への感謝の伝え方など好感さ溢れます。音源それほど聞いたことあるわけでは無いので知っている曲は3曲程度だったのですが、初めて聞く曲含めていいなーと思えるメロディのものばかり。「三国駅」や「ボーイフレンド」など知っている曲はもう堪能しまくりでした。


 椎名林檎
 今年のフジロックで見て以来(バンド時代の東京事変を除いてソロとして)2回目となる女性シンガソングライターを見ます。バックバンドはたぶんフジロックとほとんど変わらないメンバーで、曲編成も近しいものがあったような。ただ、今回の方がずっと良い印象でした。彼女は屋内の方が合っているのかな、と思ったり。ラスト2曲以外はビックバンドの持ち味を生かした昭和歌謡風な味を持つアレンジと曲が多かったです。ZAZEN BOYSの向井秀徳が「くりかえされる諸行無常、よみがえる性的衝動」と繰り返し歌うトラックを流しつつ演奏して椎名が歌ったりする曲もありました。ムードたっぷりに歌う椎名林檎はかっこ良いですが、個人的には前回も思ったのですが、一心不乱にギターかき鳴らしながら歌うロックモードの方が好みかなと。ペトロールズの長岡亮介とデュエットな感じで歌った、2人ともフィルターがかった声で歌っているtofubeatsっぽい曲を今回もやっていましたが、長岡の声は良いですねー、ウキウキと聞けます。ラスト2曲のロックモードは堪能。特に東京事変の「群青日和」はうれしいサプライズでした。


 X JAPAN
 トリは、ボーカル、ギター×2、ベース、ピアノ/ドラムの男性5人組で初めて見ます。まさか見る機会あると思いませんでした。ステージ後ろのスクリーンに海外ライブの映像を大仰な感じで映し出された後にメンバー登場。割合ベタ目な印象のハードロックに時折壮大さがあるクラシックな要素を盛り込むといった感じのライブ。Toshiの歌も広い会場でしっかりと聞かせます。ドラムのYOSHIKIは激しくドラムを叩きますが、MCでは何をどう考えても育ちが良いんだろーなーと思わざるを得ない紳士なしゃべりを聞かせます。ラストの曲ではToshiが「We are」と言った後に「エーックス」とXジャンプをお客みんなでしました。途中YOSHIKIがセンターステージにやってきて同様にやった場面があったのですが、その中Toshiがドラム叩いていたのが印象的でした。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:20
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2015/09/12 渋谷モンパルナスvol.2 at 渋谷WWW、GARRET、CYCLONE
 ギター/ボーカル、ベース、ドラム、キーボードの男性4人組バンドであるオワリカラ主催の3会場同時進行のフェス。オワリカラは去年のあらばきロックフェスで見て感激ひとしおのライブでまた見たいなと思っていました。

見たのはKidori Kidori→DE DE MOUSE→ふくろうず→カラスは真っ白→SuiseiNoboAz→オワリカラという順。全てフルで見ました。各バンドの持ち時間が45分ずつとフェスとして味わうには短すぎず長すぎずいい時間割と思いました。順に感想を。


 Kidori Kidori
 ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組で初めて見ます。激しい曲、歌い上げ曲など男らしさ満面さを感じさせる曲を繰り出します。モヒカン頭で笑顔が叩くドラムの風情が良い感じ。序盤の2,3曲はラウドロックな面がありつつ、ボーカルとメロディはアイリッシュパンクな感じがあるのがおもしろいと思いました。リズムはアイリッシュパンクとは違うものなのに、その噛み合わせがおもしろいというか。


 DE DE MOUSE
 バックにドラムなどがつく編成で過去見たことありますが、ソロのパフォーマンスは初めて、PCやキーボードなどを使いながらオリエンタルなメロディを軸にしたダンスミュージックを繰り出します。笑いと煽りがほどよく混じるヘンテコMCもはさみつつ、ロックフェスにダンス曲をぶつけてくるのが良いですね、ほどよく乗れるビートが楽しい。ロックフェスの層に寄せた要素とかを曲の中には入れ込まず、ストイックさがあるのが好感。縦にジャンプしながらキーボード弾く場面が多々あったのですが、よく弾けるなーと。


 ふくろうず
 女性キーボード/ボーカル、男性ギター、男性ベースの3人組。ライブではサポートにドラムがついた4人編成で見るのが6年ぶり2回目となります。しっとりとした歌、80年代シンセポップ風なもの、キュートなロックテイストなものなどを歌います。ラスト「ごめんね」まで畳みかける終盤3曲くらいの流れが好印象でした。


 カラスは真っ白
 上記3組は一番大きな会場となるWWWで、ここで移動して(徒歩30秒)GARRETという小さなライブハウスに入ります。初めて行く会場で、初めて見る女性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、男性ドラムの4人組を見ます。名前自体も初めて知るバンドでどんな音を出すかも知らずに臨みました。まずは男性3人が登場。笑顔満面でステージ前に立ってアピールしてから演奏開始。細かいカッティングギターやブリブリベース、タイトなドラムと好みな音。どんなボーカルがやってくる(男性だと思っていた)のかなと思っていたらひらひらのドレスっぽい眼鏡をかけた不思議ちゃんなイメージを持つ女性が登場して囁くような感じで歌います。一聴だと噛み合わせ悪いような気がするのですが、これがなかなかの良い聞き味。歌とリズムとのからみが良くて楽しく聞けました。パブロック、ファンクやソウルなど黒い音をふんだんにいれこんだポップ曲をロックモードもありつつかわいらしく楽しくやってる感がおもしろいですね。


 SuiseiNoboAz
 GARRETと同じビルにあるCYCLONEというライブハウスに移動します。こちらは随分昔に一回だけ来たことあります。ここで正式メンバーがギター/ボーカルのみでサポートにギター、ベース、ドラムがつく4人編成のバンドを見ます。初めて見ますが、名前は聞いたことありました。ジリジリと積み重ねるリズムに高揚していくような2つのギター音が重なって、そこに朴訥さと絶叫を織り交ぜた(Number Girl時代の向井秀徳とも印象が重なる)歌が感興を誘います。聞いていておーとなれる瞬間がいくつもありました。特にベース音がつぼでした。


 オワリカラ
 ラストはWWWに戻って主催者兼トリのオワリカラを見ます。最初の「踊るロールシャッハ」からとびきりのビートロックをかまして熱く聞けます。左利きでギターを弾くボーカルもぐっとくるもので良いです。ベース奏者は昼間から飲んでいたそうですが、ぐるぐる回りながら弾いたり、片足立ちで弾いたりと酔っていてそんなことできるの?というくらいアグレッシブな立ち回りを見せます。キーボードもコーラスの他に煽りや、激しいアクション交えてファンキーなフレーズ弾いたりとフロント3人の立ち回りが激しいのですが、それを支えるドラムがすごい。ぶっとばすリズムの曲はどれだけ奔放に3人が立ち回ろうと叩きまくるドラムビートがある限り、曲として成立させるってな気合っぷりを感じました。それが一番すごいのが終盤でやった「ガイガンガール・ガイガンボーイ」という曲で、ギターは背中に抱えて弾いたり歯で弾いたり、ベースは腹筋しながら弾いたり、ギターとベースがかわるがわるキーボード奏者の椅子とキーボード自体に足をつけて弾きまくったり(よくキーボード壊れないなと)、キーボードを抱えて上に投げたりしながら弾いたりと音出てないんじゃないかという場面が多々あるのですが、そんなジャンクさを高揚させていく手数の多いドラムがものすごかったです。そんな激しさもありつつ、激しい曲の合間やラストにミドルテンポな歌い上げの曲も織り込んだりしていましたが、そのメロディや演奏っぷりもつながりがある感じで好みでした。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:09
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2015/07/18 Chazz(SAPPORO CITY JAZZ Ezo Groove 2015) at SAPPORO MUSIC TENT LIVE
 3連休北海道に行ってきました。観光ちょびっとでライブ三昧。まずは北海道・札幌で7月から8月にかけて2ヶ月間開かれているジャズフェスに参加しました。

 さっぽろテレビ塔に近い大通公園の中に作られた巨大テント、2階立てで800人以上は入れるであろう、テーブルもあるジャズクラブで平日は夜、土日は昼と夜それぞれライブが開かれます。また7/18,19は街のあちこちで無料で見れるジャズバンドの演奏があったり、8月最終週の土曜には札幌芸術の森という所にある野外ステージで複数アーチストが出演するライブがあったりとかなりの規模。しかも出演者が結構豪華でした。昼間散歩してた時に無料ステージにたまたま出くわしてちょびっとだけライブ見ましたが、街中に生バンドの演奏が聞こえるってだけでなんかうれしいものがあります。

 この日昼出演のChazzというバンドのライブを見ました。女性シンガーROCOという方と、ピアノトリオであるH ZETTRIOが合体して作られた4人組バンド。H ZETTRIOは公式プロフィール上では違う人としているらしいのですが、全員PE'Zのメンバーのよう。この日の夜の部は彼ら単独名義のライブがあるそうです。

 メンバー登場します。カラフルなかわいらしい衣装を身にまとったROCOと、それとは対比的に全身黒の衣装を身にまとったH ZETTRIOの3人。鼻にピエロみたいな赤、青、黄の付け鼻を付けての登場です。ピアノ、ウッドベース、ドラムといった編成。ドラムセットはオーソドックスなものかと思いますが、立ったままでの演奏です。

 Chazzというバンド名が「チャイルド、チャーミング、おもちゃのちゃちゃちゃ、お茶の『チャ』にジャズを加えたもの」ということらしく、CMや童謡など耳馴染みがあるメロディにオリジナルの歌詞を付けてうたうという子供にもジャズを親しんでもらえるようなことを目指しているよう。高音中心にうまいと思わせつつかわいらしさ満面に聞こえるボーカルに、変幻自在に合わせつつ楽しそうに演奏するスタイルがおもしろいですね。お子さん連れのお客さんも結構いましたが、終始踊りっぱなしのお子さんもいました。

 やった曲で覚えているのは、キューピー三分間クッキングのテーマ曲、フォークダンスの曲、第九、ネスカフェゴールドブレンドのCMでやっているメロディなどなど。聞いているだけでウキウキなれますね。1曲だけROCOのソロ名義でやっている曲を歌っていましたが、そこは世界が変わり大人が味わうジャズ曲になっていて多彩さも感じられました。2曲ごとくらいにやっていたMCからも4人の楽しさが溢れている感じで良いです。ピアノのH ZETT Mもステップ踏みながら弾いたりとノリノリ。リラックスして楽しめた1時間15分ほどのライブでした。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:43
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2015/06/07 SCRAMBLE FES 2015 at 渋谷O-EAST、O-West、O-Crest、O-Nest
 TSUTAYA渋谷店主催のフェス。別名ツタロックらしいです。渋谷にある近隣のライブハウス4箇所で同時平行にライブが行われます。ラインアップはバンドものとアイドルものが入り混じっているようで、それ自体はいまどき珍しくないかと思いますが、ハロープロジェクト所属のアイドル、しかも2組も出るというのがすごく珍しいと思われます。去年のMBS音楽祭にモーニング娘。'14が、COUNTDOWNJAPANに℃-uteが出てましたが、そういったバンドもの中心のフェスにハロプロが出るというのは楽しみですね。

 見たのはAwesome City Club→LILI LIMIT→セプテンバーミー→赤色のグリッター→アンジュルム→Juice=Juice→Shiggy Jr.。各アーチスト40分ずつのライブ。ハロプロ所属のアンジュルムとJuice=Juice以外は全て初見のバンド。しかも見たバンド全てが男女混合メンバーのバンドでした。もしかして今回見ていない他バンドもそういった編成のバンド揃えていたのでしょうか(チェックする根性無いですが)。以下感想を。


 Awesome City Club
 一番大きな会場O-EASTで、女性ボーカル/キーボード、男性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、女性ドラムの5人組を見ます。女性2人はかわいらしい、特にボーカルの女性の方は白のハイネック(首部分はVネックのシースルー)の薄いセーターに黒の短パンでモデルさんみたいな風貌。曲により男女ボーカルがメインを入れ替え。ともに高音ファルセットを聞かせたミドルテンポのポップなメロディを歌います。アレンジはほんのりファンキーな味付けがあって心地よさがありつつ、おもしろいなとおもう箇所が多々あるもので好み。高らかにツインギターが鳴ったり、情緒あふれるようなフレーズを繰り返すことによる胸の高まりを生むような展開を聞かせたりと聞きどころ多かったです。今回バンドものでは一番はまったライブでした。


 LILI LIMIT
 O-EAST向かいにあるビルの6階のライブハウスO-Nestで男性ボーカル/ギター、男性ギター、女性ベース、男性ドラム、女性キーボードの5人組を見ます。福岡出身と山口出身のメンバーが集まったグループとのこと。このバンド名は Ra Ra Riotに影響されて付けたものでしょうか。全員白基調の上下の服を着ています。服の種類はジャージだったり看護師っぽいものだったりと全員バラバラ。ボーカルを除くと全員白にあっているような薄目の顔(主観です)ですが、ボーカルだけは濃ゆい(こちらは万人が認めるであろう)顔、ご本人も言ってましたが眉毛も太くて立派。そんな彼が力を込めつつ端正なメロディを歌うのですが、そのメロディが情緒的なものかつ淡々としているものが多くて、その中でいろんなリズムを入れ込みます。裏打ち、ギターポップ、機械使った4つ打ち、タメの聞いたリズムものなどなど。一曲の中でリズムをパンっと切り替えたりするので、同じメロディで歌われても鮮やかな変化を楽しめたのがおもしろかったですね。


 セプテンバーミー
 O-EASTと同じビルの5階にあるO-Crest。ここのライブハウスだけ初めて入ります。男性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、女性ドラムの4人編成。男性ギターはサポートでオリジナルメンバーは3人とのこと。一曲目途中から聞きました。縦ノリメインなギターロック。ボーカルの方が好漢な印象で、お客を良く見てリアクションを喜んだり、いい感じで煽ったりと。ライブハウスの入り口付近が混んでいて前の方が空いている(ライブハウスあるあるですね)状態を見て「もうちょっとみんな前詰めて」みたいにいい感じで指示したり。ドラムもコーラス取りつつパワフルに叩いてました。ある曲(スリーセブンみたいなタイトル)の途中で「200万(だったかな?)パチンコですった歌を歌います」と、ベース奏者に即興で歌を歌わせます。なけなしの1万円〜とかお母さんごめんなさい〜とかおもしろい、さらにそれをものまね交えて繰り返したり。


 赤色のグリッター
 そのままO-Crestに残って男性ボーカル/ギター、男性ギター、女性ベース、男性ドラムの4人組を見ます。フォークテイストな歌い方とメロディで感情あふれるような歌に対して対比的とも言える轟音なギターでエモなロックを。でもところどころ軽やかなリズムもあり、のりやすい展開も織り込んでいました。前目で聞いていたのですが、轟音で耳がキーンとなったりして、そういったものを味わうのもひさびさな感覚でした。


 アンジュルム
 O-EASTに戻ってハロープロジェクトの9人組アイドルを見ます。これまでホール(ハロコン)や野外イベントスペース(CD発売イベント)で見たことありますが、ライブハウスで見たことなくて楽しみにしてました。特にO-EASTはステージが縦横に広いので、人数多いアイドルグループはその人数が生かせるような動きができますね。ライブはアッパー目中心の曲を揃えてきて素晴らしかったです、かなり浮かれて聞きました。「エインティーンエモーション」はサビで横一列に並んでの斜めに手を上げる振りなどかっこ良いですし、「乙女の逆襲」のサビで2列のメンバーが歌いながら前後を入れ替わるのですが、間隔広いので動きやすそう。7月に出るという新曲も2つほど。「臥薪嘗胆」は前作「大器晩成」からの良い流れ受け継ぐ気満々なタイトルで、一聴一見しただけの印象を言うとメロディ、ダンス、歌詞などでは「大器晩成」ほどのキャッチーさは無いかなという感じですが、ブラス音での高速なビートを軸にしたトラックが小気味良くていい感じ。何回か見るといろんな魅力を感じ取れそうな曲でした。もう一個の新曲「七転び八起き」は福田花音、勝田里奈、佐々木莉佳子の3人がマイクを置いて踊りに専念するというハロプロでは珍しい見せ方をしていました。佐々木の躍動感あふれまくりのダンスは、飛び跳ね系のダンス踊る人の中で一番好きです。ラストは決め曲「大器晩成」でガッツリと盛り上がって締めました。長髪なびかせて楽しそうに歌い踊る和田彩花の姿も見ててウキウキなれますね。


 Juice=Juice
 アンジュルム終了後、お客が一斉に移動開始します。O-WESTで同じくハロープロジェクト所属の5人組アイドルを見ます。1000人以上入れるO-EASTから600人キャパのO-WESTということで入れるか心配しましたが、どうにか2階の立見を確保。案の定入場制限かかっていたようです。O-EASTでやって欲しかったなーと。上から見下ろす、かつ人だかりでステージがきちんと見れる状態では無かったですが、それでもライブは素晴らしい、堪能できました。ハロプロの中でも歌をきちんと聞かせることを主軸としているグループで、いろんなタイプの歌をしっかりと歌い上げます。中野サンプラザの単独ライブでも聞いたメロン記念日のカバー「香水」は心地よいトラックの中に端正なメロディやラップが入れ込まれる曲で大人な感じ。ラストを締める金澤朋子の声がすごく良いです。今年の春くらいに髪切ってからの金澤の顔が猫っぽさが増していていい感じ。「私が言う前に抱きしめなきゃね」のガッツポーズ的な振付部分の金澤の表情と動きは最近のお気に入りです。ラストの「Magic of Love」「Wonderful World」の2曲の流れは鉄板と言って良いような。シティポップス、ソウル風味のある「Magic of Love」のトラック、メロディ、ダンスだけでもいい感じで、そこに終盤で一際高まるように聞かせる高木のフェイクは初めて聞く人にもインパクトあると言えるもの。周りにいたお客さんには初めてJuice=Juiceを見るっぽい人もいたのですが最初から最後まできちんと興味持って聞いていて、特に「Magic of Love」では前のめりになっていました。この曲ですごいなとなって、幸せ感あふれる「Wonderful World」で締めるのが良いですね。「Magic of Love」のラスト近くで「声を聞かせて〜」と歌いつつお客を煽って歓声を上げさせる部分があるのですが、そこでの宮本佳林の両目つぶってるんじゃないかというような満面の笑顔で煽る様も良いです。


 Shiggy Jr.
 O-EASTのトリで女性ボーカル、男性ギター、男性ベース、男性ドラム、男性キーボードの5人編成バンドを見ます。キーボードはサポートで4人組のよう。パスピエのボーカルの方とも印象が重なる高音なボーカルでポップな親しみのあるメロディを歌うのですが、アレンジがキーボードがカラフルに跳ねるようなものが多くて、ミドルテンポ中心ながら割と乗れる感じの曲が多かったような。曲によってはaikoっぽいなというメロディもありました。振りをお客に求めたりするのも多くて、いい感じの盛り上がりを演出したりも。ただ出だしで「(リズムの)裏に合わせるのか表に合わせるのか分からなくなった」とボーカルがオイオイコールの手の振りがあやふやになって演奏止めちゃったり、「この二人見てみんなで肩揺らしてくださーい」と言ってギターとベースが両肩を上下させるのですが、それが2人合わずに逆になっちゃってたり。ラストということでアンコールもあって、それはしっとり目な曲でした。Shiggy Jr.を見る前にごはんがてらお酒も飲んじゃってたのですが、ほろ酔い加減で楽しく聞けました。


 O-EASTの入り口にはこの日のアーチストそれぞれの影響受けた音楽、映画、本などを書いた紙が貼られていました。アンジュルムは全員が、Juice=Juiceは高木が書いてました。高木は大好きだというコブクロについて書いていましたが、出演アーチストの中で一番の長文でした、熱い。。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:09
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