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2019/07/07 安藤裕子 at Zepp DiverCity

 シンガソングライター安藤裕子の去年から続いているデビュー15周年企画で、それを締めくくるライブハウスZeppツアー。大阪、福岡、名古屋、東京の順番で行われる予定で当初この日がツアーラストだったはずが、声帯結節(シンガーさんに多い)のため大阪、福岡公演を延期。東京公演は2回目ということになりました。ライブハウス内に席が置かれ座ってみる形式。チケット売り切れで満杯。
 
 今回のツアーメンバーは、これまでバンマスとして常に帯同してきたピアノ/キーボードの山本隆二が不在で、ベースのShigekuniをバンマスとしてバンドメンバーもほぼ一新。ドラムあらきゆうこ(mi-gu、smorgas)は以前のツアーにも参加していましたが、ギター岡田拓郎、shiraiwa banri、キーボード小林創は初めてではないでしょうか。ShigekuniはDadaDというユニットをやっており、7年前のTaico Clubで見たことありますね。ステージセットはあちこちに横脇と後方に多くのミラーボールが置かれ、そこに細かい光を当てた演出。またステージ上方にも大きなミラーボール一個ありそれも存在感ありました。
 
 アンコール含め2時間10分ほどのライブは、過去の楽曲を新しい音で再構成して新たな一面といった感じで聞かせてきて、また新曲もいくつかあり、安藤裕子の持ち味は維持しつつ新鮮味持って聞けました。感想を。
 
 エレクトリックギターの細かい揺れある音から始まります。「アメリカンリバー」で意外なスタートとアレンジ。曲始まりをじんわりとして聞かせてサビにかけてロッキッシュに盛り上がっていくようなアレンジは、この後の曲でもいくつかありました。エレクトリックギターでいろいろと音を加工して奥行きあるような聞かせて、もう一人のアコースティックギターでリズムつけて歌に寄り添う聞かせ方は、これまでギター一人でのバンドセットだった安藤のライブと一番違う聞かせ方って印象。2曲目にやった「ニラカイナリィリヒ」は静謐な感じに聞かせて「Texas」はちょい弾け目に聞かせた後の4曲目は何やったか失念しちゃいましたがアレンジおもしろいと思いました。
 
 加工したギターの音色を軸にざらっとした感覚で音を組み立てつつ、盛り上げ部分はアメリカンロック、サイケロックな味で聞かせる曲もありました。静謐、丁寧に作り込まれた山本隆二アレンジのものをずっと聞いてきたこともあり、好みという面ではこれまでのライブの音の方かな、と思いつつ、こういった音の聞かせ方もおもしろいですね。ライブハウスという場に合っている感ありました。安藤はショートカットにしていてスポーティーな印象があり、バンド音とともに若返った感もありました。
 
 中盤にはアコースティックセットで2曲。アコースティックギター、コンガ(だったかな?あらきゆうこが手やスティック使って叩いてました)、タンバリン、トライアングル、ピアニカという編成で「シャボンボウル」「雨とパンツ」の2曲を。「シャボンボウル」は久々に聞く気がしますが、良いですね。難し目なメロディが多い安藤の曲の中では素直に聞かせる印象の曲で、音源には無いアウトロ的に歌う部分も非常に良い感じ。「雨とパンツ」はバンドメンバーにも一緒に歌うように促し、2人ほど一緒に歌っていました。これまでは女性コーラスを付けて歌っていた安藤のライブですが、今回は男性メンバーがコーラスを取っていて、そこも新たな聞かせ方でしたね。
 
 キーボードのみでしっとりと「のうぜんかつら」を歌い上げてから、情念込めた歌い方をする曲を連発する後半に突入。「勘違い」はライブで初めて聞けてうれしい。「海原の月」は細かい白の光がいくつもあちこちからステージに照らされている中歌っていて、壮大な空間といった感ありました。「これまで(『聖者の行進』と)連チャンで歌うことが多かったんですけど、今回それをやるのは違うと思ってこの曲で締めたいと思います。この曲でたくさんの人が私を発見してくれました。」という「隣人に光が差すとき」で本編を締めていました。
 
 アンコールはまずお馴染みグッズ紹介のコーナーがあった後に新曲を2つ。「恋しい」は先日配信で発売された曲でShigekuniがプロデュースした曲。音源はボーカル含めてエフェクトかけて奥行きや余韻感あるような聞かせ方していますが、ライブではもう少し生の感触が強かった印象です。「曇りの空に君が消えた」という未音源の新曲はトオミヨウという方が手がけたとのこと。ラストはお馴染み「問うてる」で締め。息を呑んで聞き入る曲が多い安藤の曲ですが、この曲はカラッとしていて、「ラーラララー」とお客さんも一緒に歌い上げて前向きな気分になれる曲です。
 

author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 09:40
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2019/02/17 sora tob sakana presents 「天体の音楽会」 at Zepp Tokyo

 お馴染み4人組アイドルグループsora tob sakana主催イベント。去年に引き続き2回目の開催。3組のバンド、1組のアニメ/ゲームソングシンガー、2組のアイドル、2組のDJを迎えての昼から夜までの長丁場。今年はライブハウスでの開催となりました。2階の椅子席が取れたので座ってまったり目なモードながらどの組も楽しく聞きました。
 
 出演は順に、
  パンダみっく→PAELLAS→DJピエール中野→YURiKA→DÉ DÉ MOUSE→JYOCHO→DJピエール中野→フィロソフィーのダンス→DÉ  DÉ MOUSE→Tempalay→DJピエール中野→sora tob sakana band set
 でした。オープニングアクトのパンダみっく以外は去年と出演者かぶりが無いのがこだわりを感じさせます。
 
 今年はステージアクトの客席下手側にDJブースがあり、ステージ準備の合間にDJが音を出していたため、ノンストップ感ありましたね。ステージアクトは25〜30分(トリのsora tob sakanaは40分)、DJアクトは20分くらい。多ジャンルのアーティストがあれこれと登場して、お客さんがどれもこれも思い思いに楽しんでいる場の空気感も良かったなーと。後で書きますが、18年前に同所で見たイベントを思い出しました。順に感想を。
 
 

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author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 23:04
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2018/10/13(夜) Juice=Juice at Zepp Namba

 昼公演に続いて、お馴染みハロープロジェクト所属の8人組アイドルグループJuice=Juiceの夜公演を見ました。セットリストは昼公演と同じ。違う場面などの感想を。
 
 ライブハウスでの公演ですが、ステージ後方には大きなスクリーンを付けて映像はさんだり、メンバーのアップを映したりと、ホール公演並の演出をしていました。ライトも凝っていて、ステージ後方の下、横いっぱいに8個のライトを並べているのが特にポイント高かったです。植村あかりがソロで歌う時は、彼女のメンバーカラーである緑に光らせたり、メンバーが各ライトと同じ位置にそれぞれ広がった時は、それぞれのメンバーカラーで後方から照らすように光らせたりと。
 
 スクリーンがあるということでアップを意識して歌うように指導もあったりしたそう。植村の大人びた顔がアップになって、ソロを歌う場面は風格ありました。宮本佳林は曲ごと、MCからの曲などモードの切り替えを特に意識したそう。
 
 今年発売したシングル「SEXY SEXY」は改めて良い曲だなーと。抑制の効いた電子音主体のアレンジに大人びた歌声がうまいことはまっている曲。ダンスもタイトルをイメージするような動きが多いですが、個人的お気に入り箇所はセクシーさとはあまり関係のない箇所で、Bメロ辺りでソロパート歌うメンバーが中央に移動して、その他のメンバーは取り囲むように円状になる位置にそれぞれ移動してくるっとターンして中央を向くところ。ここのターンがビシっと決まっていて、かっこよいです。
 
 去年発売したシングル「地団駄ダンス」は怪曲。ゲーム音楽っぽいピコピコ音にサーフロックといった感あるメロディのコミックソングっぽい味がある曲で、Juice=Juiceのうまい歌声とのミスマッチが楽しい。
  
 MCで覚えていることを。高木紗友希、植村あかり、段原瑠々、稲場愛香の4人トークでは、研修生時代の話を。この会場で研修生発表会をやっていたそうで、段原や稲場は既にJuice=Juiceとしてデビューしていた宮本と一緒に歌う曲があって、よく覚えていると。緊張もあるし、既にオーラがあって、稲場曰く「宮本さんの顔がこんなに小さいんですよ。」と、親指と人差し指をくっつけた丸で表現。「さすがにそんなに小さくない。」と周りから言われてました。

 

 高木は研修生時代にダンスを教わっていた先生が怖くてビビっていたと。「子供の頃にあんなに大声で怒られる経験なんて無かったからとにかく恐かった。」と。音楽が流れている中で強い指導が入ったときとか何言ってるか分からない時があるそうで、ビクッとしながらたぶんこういったんだろうなーと直感で動きを直してたりしたそう。
 
 宮崎由加、金澤朋子、宮本、梁川奈々美の4人トークでは、春ツアーでステージに出る前のスタンバイが同じだった4人だそうで、出る前に「キュン」と掛け声をかけていた「チーム乙女」と命名していたグループだそう。金澤が「チーム乙女のリーダーは私なわけですが。」と切り出し、客席からのえー(4人の中では一番おっさんなタイプ)という反応も無視して、「サブリーダーを決めましょう。3人とも乙女なエピソードがあったらしゃべって。」と振ります。けなげな3人は乙女アピール。「私、小学生のランドセルがピンクだった。」と宮本が言えば、「私のランドセルはキャラクターものだった。」と宮崎が返したりと。
 
 客席に拍手で決めさせようとするも、誰か一人に集まることなく決めあぐねていたところに、着替えの終えた高木と植村が入ってきて、「はーい、私は小学生の時うさぎ小屋の掃除してたー。」と高木がアピール(乙女アピールじゃない気が)。植村は「カメラどこですか?」とキョロキョロしてかわいさアピールしようとしますが、「それ、(稲場)まなかんの得意技でしょう。」と宮崎がツッコミ。そこでタイミングよく稲場がステージに戻ってきてカメラどこ芸(わざとカメラから視線を外してキョロキョロしてから、カメラ見つけた振りして満面の笑顔でアピール)を披露する流れが見事でした。結局サブリーダーは「次の回に持ち越し」と金澤が締めようとしますが、宮本は「そもそもなんで(金澤)ともこがリーダーなんだよう。」とごもっともなことを言って、「まあまあ、それはいいじゃないですか。」と金澤が流して次の曲に入ってました。
 
 MCからすると、このセットはこれっきりのようで、月末の武道館は全然違うセットになるよう。どんな感じのコンサートになるか楽しみです。
 
 おまけのお話。
 
 

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author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 22:34
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2018/10/13(昼) Juice=Juice at Zepp Namba

 この週末は遠出してのコンサート参加。土曜日は大阪の大きなライブハウスで、お馴染みハロープロジェクト所属の8人組アイドルグループJuice=Juiceのライブを見ました。1日2回公演で2回とも見ました。1回目は2階前方の座って見るファミリー席で、2回目は2階後方の立ってみる一般席で見ました。現在8月初に発売されたアルバム「Una más」リリース受けての秋ツアーを回っているJuice=Juiceですが、この日と10/10は特別版となるライブ。毎年10/10は「Juice=Juiceの日」と称した記念日のライブを東京の大きめな会場でやっていて、その前後の日に大阪の大きめな会場でもライブをやっています。
 
 今年の10/10は別アーチスト(Yo La Tengo)を選んだので、Juice=Juiceは大阪の方に行こうと遠出を計画しました。この翌日に見たPerfumeと合わせて3組について、この2週間の間に出ているコンサート日程の中、どこでどれを見るかかなり悩みました。Juice=Juiceの秋ツアーは9月初からですが、9月中旬から10月初までは舞台をやっており、ライブ中断期間がありました。舞台終わったのが10/8で、その2日後に単独ライブってかなりのハードスケジュール。
 
 Zepp Nambaは初めて行きました。Zepp Divercityと大きさや作りが近いという印象。10/10のライブ会場(Zepp Tokyo)の1階はオールスタンディングだったようですが、こちらの会場は1階席も椅子席が用意されていました。事前の集客の読みからでしょうか(椅子席ある方がお客入りは少なくなる)。2回公演ともチケット売り切れで満杯でした。まずは昼公演の感想を。

 

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author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 23:20
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2017/11/15 tricot at Zepp DiverCity

 京都・滋賀出身のギター×2、ベースの女性3人組ロックバンドtricot。アルバム「3」発売に伴う全国ツアーラスト。47都道府県を1ヶ所ずつ(北海道のみ2ヶ所)対バン形式で回っていて、ラストの東京のみワンマンとなります。2階席から見ました。サポートのドラムはここ2年ほど固定メンバーとして叩いている吉田雄介。
 
 ライブは序盤「3」の曲を立て続けに、中盤は事前にファンからリクエストを募ってその曲を立て続けに、終盤は「3」の曲に加えてライブ鉄板曲を織り交ぜてといった構成。アンコール含めて2時間15分とたっぷり。ステージ後ろのスクリーンに映像流したりしていますが、ステージ自体は特別凝ったことをせずいつも通りな感じで、ステージの大小関係無く同じスタイルでライブやりきるってな意思を感じます。
 
 キレあるドラムソロから始まる「TOKYO VAMPIRE HOTEL」で始まり、「3」に収録されている曲を連発。「よそいき」はファンク風味な曲でボーカル/ギターの中島イッキュウ以外に、ギターのキダ モティフォとベースのヒロミ・ヒロヒロもソロパートがあります。切なげな2人の声のはまり具合が良いです。シリアスな曲を変拍子交えていろいろとテクニカルに、ダブエフェクトかけたりする音も随所に聞かせます。相当難しいことやっているはずですが、それをクールな振る舞いでやらずに陽気な感じで見せるのがおもしろい。特にキダは動きながらギター弾く場面が多々あり、足のステップがものすごいなと。「DeDeDe」ではランニングマンばりのステップでギター弾いていました。「DeDeDe」の情緒感あるメロディ好みで高めに歌い上げる部分とかぐっときます。
 
 中盤のリクエストコーナーは激し目な曲多かったです。1階席前方はダイブ出まくりで見てて壮観。ブレイクを随所に入れ込む「E」、疾走感ありまくりの「飛べ」「POOL」、最初のインストで曲名通り爆発的な盛り上がりを見せてから、繰り返す歌詞をお客が合唱する「爆裂パニエさん」の4曲連続の盛り上がりはものすごく、自分も座りながらですが相当熱く聞きました。
 
 終盤最初の曲は1分ほどの短い「pork side」で開始し、落ち着いた感じもありつつZazen Boys的なメンバー全員の掛け声(「イーアルサンスー」と中国語の1,2,3,4でコール)をオフマイクに近い感じで言ったりするパートがある「ポークジンジャー」につなげます。切なげなメロディやコーラスワースなんかもありつつ、曲の展開がどんどん変わっていって激しい演奏も聞かせます。そしてドカドカリズムの「南無」、サンバなリズムの「庭」で盛り上げてきます。
 
 「庭」は曲中にサンバのドラムソロの中、メンバーが楽器を放り出して踊りだすお馴染みコーナーがあるのですが、今回はキダが一回ステージ外に引っ込み、Tシャツを頭までかぶせたテンテコな恰好で登場。ボーコーダーがかったマイクを手にしゃべります。「3さん」という宇宙人キャラクターだそうで、今回のツアーで毎回登場しているそう。「せっかくだから3さんも踊りますか?」という中島の呼びかけに応じてステージ左右動きまくってひとしきり踊った後は退場。キダに戻って再び楽器持ってドカンと盛り上げて締めていました。
 
 本編ラストはライブ人気曲「99.974℃」とアルバム「3」に収録されている盛り上がり曲「節約家」で締めました。ジャンクなギターで幕空ける「節約家」のインスト部分は沸点高く聞けますね。またサビのグルーヴ感ありつつ跳ねたリズムに乗っかるメロディと歌詞が良いです。アンコール最初は3人のみで登場。バンド結成して初めて作ったという曲を披露します。キダがアコースティックギター、ヒロミがベース、中島はボーカルのみに専念する大人し気な曲。結成当初はこんな感じだったんですね。そしてドラムを呼び込むのですが、その前に「これで3人グループはラストとなります。これからは吉田さんと4人でやっていきます。」と長いツアーをやってきた吉田の正式加入を発表しました。一時期ドラムメンバー(komaki)がいた時期もありましたが、その時期以外はずっと3人でやってきたということもあり、迎い入れるのに悩んで時間がかかったそう。バンドのタイプ的に固定メンバーでやった方が良いでしょうし、音的にもばっちしなので歓迎ですね。お客さんからも拍手喝采で迎い入れられていました。
 
 そして新体制初の曲は新曲をやります。それはお客さんのビデオ撮影OKだそうで、「後でネットにアップしてねー。WOWOWの人が使うかもしれないから。」と。このライブをWOWOWが収録していて、みんなが撮影した動画もライブ映像に組み込む企画とか。その新曲はtricotにしては珍しいかわいさのあるメロディで、チャットモンチーっぽいってな印象も。それでも変拍子を入れて展開も巡るましく変えていくtricotお得意なアレンジを入れ込んでいました。ライブラストはアルバム「3」のラストでもある「メロンソーダ」で締め。ベースソロで幕を開けて淡々としたリズムに夕暮れ時が似合いそうなメロディの曲でのびやかに歌う中島の声も良いです。この曲で締めたの良かったですね。
 
 複雑なアレンジで切迫感あるマスロックやメロディを、陽気にジャンクな振る舞いと演奏で見せるライブは、ものすごいものがありますね。音楽のタイプからしてクールな振る舞いでライブを一気通貫させても似合いそうなのですが、それを良しとせず芸人根性的と言いたくなるやんちゃな面を見せてくるのがおもしろいな、と。
 

author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 08:18
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2017/10/12 森高千里 at Zepp Divercity

 活動30周年を迎えた女性ソロシンガーの森高千里。特別企画なライブとして、1991年〜1993年の頃にやっていたツアーの再現企画を3つ行うというライブに参加しました。この日は最終日となり1993年に行った「LUCKY SEVEN」ツアーの再現。アルバム「Lucky 7」の発売に伴うツアーです。当時このアルバム良く聞いていて、そのツアーの再現見られるというのなら、これはいかねばと思いました。当時まだ学生でコンサート行くことできなかったので。25年超しの夢叶うといった感ありました。
 
 客層は年齢高い、そして大半男性です。多くのお客が詰めかけていて、1階のフロアに座席が置かれると思いきや、2日前に同所で見たJuice=Juiceと同じくスタンディング。キャリアを重ねても人気の高さが伺えます。当時このツアーだけで61公演も行ったという磨き抜かれたライブのおもしろさを多くのお客さんが知っているということでしょうねー。先月見た原田知世と同じくアラフィフとは思えないキレイなルックスを誇りますが、原田ともどもそれだけで多くのお客は集まらない、やはりライブの楽しさがあってこそ、と実感できたダブルアンコール含め2時間10分ほどのコンサートでした。感想を。
 
 バックのメンバーはギター×2、ベース、ドラム、キーボード。ドラムの手前にドラムがもう一台置かれ、森高がそこに座りドラム叩きながらのオープニングでした。自分がいた位置からその叩きっぷりがほとんど見えなかったのが残念ですが、あのフロアタムをタタタタタと響かせる音は森高ならではだなーと、決してうまいと言えるドラムでは無いのでしょうけど、なんか聞かせる個性ある音で、自分の音源のみならず、他のアーチストの音源にドラム奏者として参加していたりすることもある、その音を生で体験できるのはうれしい。
 
 そしてギターを弾きながら2曲ほど。「手をたたこう」「ロックンロール県庁所在地」とかわいいノリの良さを感じさせる曲を繰り出します。バンド音も特別に凝ったことをするわけでなくメロディを生かすような王道なアレンジ。森高の声も抑揚が少なく淡々として(でも音程はしっかり)聞かせるのですが、華あるというか他では味わえない感覚があるのは森高の声と歌詞の個性があるからでしょうね。あまり歌詞カードを読んだりしない自分はメロディとともに歌詞が入ってこないと言葉として理解できないのですが、森高の曲は歌詞がメロディとともにがっつり入ってきます。
 
 大半の曲をお客は手拍子しながら聞くスタイル。やんやの歓声も飛んで元気ありますね。そうしたお客さんに対して時折答えたりしながらも、マイペースでMCする森高のしゃべりっぷりがなんか良いです。歌と同じく抑揚抑えた語りっぷりなので、お客に過剰に媚びているように聞こえない、でもちゃんとお客に楽しんでもらおうとする愛情を感じさせる語り口が良い感じです。
 
 衣装は当時のものはさすがに無いので新しく作ったそうですが、当時のものをなるべく再現させようとしたものとか。早着替えなんかも見せていて、「ザ・ストレス」ではCDジャケットにあるウェイトレスの衣装になります。その曲を歌ってバンド音が続く中、森高はステージ脇に引っ込み、次の曲スタートする時に別の衣装になって登場しました。その次の曲だった「私の夏」は当時ANAの沖縄に行こうキャンペーンのCMソングとして使われていましたが、歌詞がもろ行きたくなるような旅行気分にさせるもの。
 
 アルバム「Lucky 7」で最も好きな曲で、この曲を聞くためにこの日来たといっても過言ではない「I LOVE YOU」は生で聞けて感激。イギリスから家族とともにやってきた女の子が、日本の高校生男子に恋をして、帰国する直前に告白するという曲。特別な言葉を使わずストーリーだてている歌詞が森高の声を通して聞くとなんとも切なくなるのがたまらない。
 
 当時森高は「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」というバラエティ番組にちょくちょく出ていてウッチャンナンチャンと共演していました。それを思い出させる曲が2つほど。「ハエ男」は偉い人に媚びる人を皮肉的に描いたロッケンロール曲ですが、ウッチャンが「ハエ男」をキャラクター化して、ハエの着ぐるみ来てやっていたんですよねー。その番組のとある回で、森高のコンサートに乱入するウッチャンみたいな企画があって、通常の番組ではウッチャンがキャラになりきって、森高が借りてきた猫状態なのですが、コンサートだと逆になってノリノリの森高に対して、「あの、、みなさん私知ってますか?ウッチャンですよ。」と、ハエ男の恰好しつつもちょっとだけ素になっていたことを思い出しました。アンコールで歌っていた「Memories」はこの番組のエンディングテーマだったなーと。
 
 アンコール最初の曲はしっとりと聞かせる「雨」で、森高はキーボード弾きながら歌います。「久々なんでものすごく練習してきました。」と緊張しながら弾き始めるのですが、連続失敗して2回ほどやり直ししていました。3つの全然異なるセットリストを短い期間で練習したの大変そうで、歌覚えるだけでもすごいですが、さらに慣れない楽器までこなすってのがすごいですね。これも当時やっていたそうで、あくまでも忠実に再現することを狙ってのもののよう。唯一当時と異なるものが、「その時は今度発売する新曲ということでちょっとだけ歌った曲があるんですよ。皆さん覚えてますか?え、覚えていない?ダメですねー。まあ私も忘れていましたけど。」と笑い取って、「ロックン・オムレツ」をフルコーラスで歌っていました。
 
 アンコールラストは「この街」。インストとサビで簡単な振り付けがあって、お客みんなでやるのですが、「みんな結構手が挙がっていましたねー。」と元気に応えるお客さんを誉めていました。ダブルアンコールは「コンサートの夜」で締め。当時芸能界で自分がどう進んでいったら良いか分からなかった時に、自分はこれだと見出したのがコンサートだったという、その思いは今も変わらず楽しそうにやっていることが存分に感じられた時間でした。
 

author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 10:19
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2017/10/10 Juice=Juice at Zepp Divercity

 お馴染みハロープロジェクト所属の7人組アイドルグループJuice=Juiceのライブ。9月からワールドツアーと称して、メキシコ→イギリス→フランス→ドイツ→マレーシア→インドネシア→台湾と7ヶ国回って、3日前大阪でライブやって、この日ワールドツアーファイナルという位置づけで東京でのライブ。1,2階合わせて2000人は入るであろう会場は満タン。1階最後方辺りで見ましたが、前方は壮観と言いたくなる、人の多さでした。
 
 アンコール含めて2時間ちょいのライブは、もう本当すごい、お客の合間にメンバーがチラチラ見えるくらいの視界で見たライブですが、ものすごく熱中して聞いた素晴らしいライブでした。ホールコンサートと同じくステージ後方にはスクリーンがあって、そこでメンバーを映してくれるのはありがたかったです。アイドルらしくいろんなタイプの曲を次々と繰り出しつつ、どの曲でも力強いボーカル、かわいい表情、見ていて楽しいダンス等を随所に見せて、7人組になっても今一番好みのライブをするグループだということを実感しました。長くなったので続きで感想を。
 

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author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 01:02
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2016/09/29 私立 聖お台場女学院 地獄大運動会 at Zepp Divercity

 2日連続テレビ番組企画の対バンライブ2日目。「私立 聖お台場女学院 地獄大運動会」というタイトルの対バンイベント。J:COMという放送局企画のイベントで、ソニーミュージック所属の3組を揃えたそう。女王蜂、チャットモンチー、ねごとの3組出演。お目当てのチャットモンチー以外は初めて見るバンドでした。2階席が取れて、遠目にまったりと鑑賞。
 
 まず最初にバイきんぐ西村とハリウッドザコシショウがMCとして登場します。ハリウッドザコシショウが校長役として芸しながらの登場でしたが、悲しいくらいに滑っていました。。客層から考えてもお笑い好きな人たち(彼らのこと自体は知っている空気だった)多いと思うのですが、どう笑えば良いかわからない戸惑いが広がっていました。
 
 ライブは各40分くらい。通常の対バンと異なり、事前に会議開いていろいろ企画練ったそうで、各バンドが他の2バンドのカバー曲を1コーラスずつ入れ込むってことをしていました。ステージ後ろにでっかい閻魔様が書いている幕が張られていたり、トイレの案内に「地獄トイレ」と書いた紙が貼っていたりとライブハウス内も細かい演出が。そして最後に「会議で決めた渾身の企画」であるという玉入れ合戦がありました。出演順に感想を。

 

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author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 12:31
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2016/05/31 Esperanza Spalding at Zepp Divercity
 アメリカ・オレゴン州出身の女性ベーシスト/ボーカリストのライブ。初めて見ます。いろんな形態でライブを行っているようですが、今回は「EMILY’S D+EVOLUTION」というアルバムを発売し、その世界を再現させるような編成とのこと。このライブは今まで味わったことのないような感覚が随所に入り込むもので、感激するところ多々あるものとなりました。

 ステージ向かって左側にドラム、ギターの2人が位置、右側にコーラス3人が位置。コーラス隊の前にはお腹くらいまでの高さの木の柵、後ろには本棚が置かれています。照明も左半分が赤、右半分が黄色で照らし出されていて左右対称を浮かび上がらせます。コーラス隊の衣装も黄色でした。

 最初はじわーっとしたインストが流れる中、黒と白のツリー状のドレスを着たEsperanza Spaldingが登場。アフロヘアかぶってます。高らかに歌うボーカルにぐっと来ます。自分が知っている中で言うと、N'Dea Davenport(The Brand New Heaviesのボーカルをよくやっていた)やCynda Williams(映画「ハーレム・ブルース」の主題歌歌ってる)系統の声という印象で好みです。

 そして歌いながらステージ後ろに向かい背中向きのままドレスをたくしあげると、蚕のような模様が出て来ます。Spaldingはその場にとどまって姿を隠したまま。コーラス隊のボーカルと演奏が続きます。そしてドレスはそのまま固定された状態で、蚕から蝶が生まれてきたかのようにSpaldingが登場。王冠に彼女のトレードマークとも言うべき眼鏡とドレッドヘアー、白のタンクトップとデニムをまとって鮮やかに登場します。ひとしきり歌ってからベースを持って弾きだすのですが、ここにぞくぞくと来ました。腰をくねらせながら弾きまくるSpaldingがめちゃかっこ良い。このオープニングからそうなのですが、以降も演劇的な要素を入れてライブを行います。終始ワイヤレスマイクで両手が空いている状態で歌うので、演劇的な要素も増すような手でのアクションもたっぷりと盛り込んでいました。もちろん歌ばかりでなくベースも弾きまくっていました。

 ジャジーソウルなものやゴスペルな要素入ったメロディの曲を歌いつつ、アレンジはフュージョン、ジャズ、ブルース、ロック、ファンクなどをそこかしこに入れつつ展開、Spaldingはコーラス隊と向き合いつつ掛け合いなんかもたっぷりしながら歌います。曲ごとにある情景を浮かべるような演出を入れてきていて、コーラス隊の男性がSpaldingにプロポーズして振られて落ち込むものとか、コーラス隊が本棚から本を取り出して次々とSpaldingに読ませたりするとか、ステージ後ろにあるキーボードを弾きながらSpaldingがひとしきり歌って音が落ち着いたら「Turn Around!」と掛け声を出すとコーラス隊がくるくる回って倒れこんだり、怒り出した男性をなんとかなだめようと演技しながら歌ったりと。

 曲ごとに趣向を凝らした演劇的なライブが楽しい。Spaldingとコーラス隊の4人で楽しく踊ったりなんかもあって、そういったものも良いです。またインストをたっぷりと聞かせる場面もあります。ギター、ベース、ドラムのシンプル編成ですが、刺激ある音を聞かせます。コーラス隊も曲によっては小型キーボードやギターで加わっていました。アンコールはSpalding一人登場してお客に感謝の声を伝えた後3分くらいアカペラでソロボーカルを聞かせます。その歌いっぷりも良い。1時間15分ほどのライブは、スポーティーさ、知的さ、妖艶さなどが入り込んだ刺激が多々ある素晴らしいライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 11:25
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2015/07/01 チャットモンチー、GLAY at Zepp Tokyo
 チャットモンチー、対バンツアーの「求愛ツアー2015」最終日。各地で様々なゲストと対バンやってきたチャットモンチーですが、ラストは大物バンドとの対バンです。1階後方で見ましたがGLAYファンもかなりいました。

 最初はGLAY。ボーカル、ギター×2、ベースの男性4人組でライブではサポートにドラムを加えた5人編成にて。ベースJIROが参加しているバンドTHE PREDATORSは10年くらい前に見たことありますが、こちらは初めて。GLAYは初めて見るとともにちゃんと聞いたことあるバンドでは無いので、どんな感じかしらと思っていたのですが、耽美的な世界観のような思っていたイメージありつつも、楽しそうにライブしているのが好感でした。風貌的にはJIROだけがロック小僧的なかっこ(Tシャツ)と振る舞いで、他メンバーはジャケットやシャツなどをキレイに着こなしているいかにもな感じ。音は各楽器のリズムアンサンブルよりは、各自(特にギター)の音を派手に聞かせるといった方を重視している演奏といった印象。スタジアムロックというか大きな会場に映えそうな音。恐らくライブハウスで演奏することは少ないと思うのですが、楽しそうにやってましたね。また男性客(チャットモンチーの客層は7割くらい男性)が多いっていうのも普段とは違う刺激になったのではないでしょうか。

 前半は曲名まで出てこないですが、おー知ってる知ってるというメロディの曲が多かったです。やっぱりヒット曲を持っているって強い。それを惜しげもなく連発するのも良いですね。後半は歌謡曲なノリのもの(サマーサマーみたいに連呼するようなもの)や、お祭りなモードの曲とGLAYはこんな感じのタイプの曲もやるのねと思いました。また一番びっくりしたのが、中盤チャットモンチーの「真夜中遊園地」をカバーしたこと。この曲が始まった時のチャットモンチーファンの大きな盛り上がりとGLAYファンの「え?何この曲?」といった対比的な反応がおもしろかったです。ボーカルTERUはサビの高音が若干辛そうでしたが、見事に歌い切ってました。男性ボーカルでこの曲聞くというのも新鮮。またJIROが曲初めにベースソロとボーカル担当する曲がありましたが、その冒頭ベースソロがチャットモンチーの「Last Love Letter」のリフでした。JIROが特にチャットモンチーのファンなようですね。以前チャットモンチーがミュージックステーションという音楽番組に出演した時に推薦コメントをしていました。

 続いてチャットモンチー。バンド編成とセットリストは10日前に仙台で見た時と一緒なので、その時に触れていない曲などの感想を。前回バンドメンバー全員見る位置でなかったのですが、今回は全員見れる位置でした。ツインドラムの曲は思いっきりユニゾンで叩いている場面と、恒岡章(Hi-STANDARD、Cubismo Graphico Five)がメインに叩いて、北野愛子がサポート的に叩く(脇にパーカッションかな?も多用)場面がありました。下村亮介(the chef cooks me)はキーボードを主に担当するのですが、曲によってはギター、ベースなども担当したりといろんな音を聞かせます。「東京ハチミツオーケストラ」はツインギターになって新鮮なアレンジになってました。いつもはサビ部分で縦ノリになっていくのですが、音量とリズムを少し抑え目な印象のあるアレンジでノリよりも聞き心地の良さを意図していたような。

 かわいらしい曲、かっこ良いロック曲、変テコヒップホップなど多彩な曲をやりますが、そういった中でも特別なものと感じるのはボーカル橋本絵莉子の高音ボーカルが張りつめた緊張感を持って会場中に響く瞬間が味わえるところでしょうか。今回本編終盤でやった「隣の女」「Last Love Letter」の2連続はその辺りを堪能できましたね。アンコールではメンバー全員赤のツアーTシャツを着て登場。子供の頃から好きだったというGLAYの話をした後(福岡晃子とキーボードサポートの世武裕子は最近行われたというGLAYの東京ドームライブを見に行ったそう)、「ここで登場してもらいましょう」と呼びかけ、GLAYのTERUが登場します。会場騒然。同様に赤のツアーTシャツを着てにこやかに登場します。なんというか良いお兄さん過ぎる、一つ一つの所作が丁寧でものすごい紳士なんだろうなーと。そしてチャットモンチーの演奏でGLAYの「グロリアス」を演奏します。橋本が歌う場面もありました。なんというかHi-STANDARDのドラムにGLAYのボーカルが乗っかるっていうのもすごいなーと。チャットモンチーでしか実現できないでしょうね。
 
author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 11:55
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