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2018/10/27 sora tob sakana、DALLJUB STEP CLUB at 渋谷O-Crest

 おなじみ女性4人組アイドルグループsora tob sakanaが主催の対バンライブ。久々にやるそう。お昼の開催。対バン相手は去年の3月にも迎えている男性4人組バンドのDALLJUB STEP CLUB。DALLJUB STEP CLUB主催の対バンでsora tob sakanaを迎えている企画もあったそうで、3回目になるそうな。この日はsora tob sakanaの山崎愛が学業のため欠席。
 
 ともに30分ずつのライブで合間に共演で2曲歌っていました。DALLJUB STEP CLUBは去年の3月対バンで見て以来2回目ですが、その時リーダーでドラムのGOTO(あらかじめ決められた恋人たちへ)が病気のため欠席だったので、フルメンバーで見るの初めてになります。機械/ボーカルのYuta Hoshi(WOZNIAK、等)、シンセ/ラップの森心言(Alaska Jam)、ベース/ボーカルのBENCH.という4人編成で、ベースミュージックの生演奏に、ラップやエフェクトをそこかしこに入れてきます。
 
 最初の曲の不定形な感じで入るブレイクなどスリリング感もあれば、(メンバーが好きだという)「やよい軒」をお客とコールし合う曲もあったり。アシッド感あるようなコアな感じを出しつつ、軽妙なパーティー感あるのが親しみやすい。GOTOの弾けるようなドラムはダンスものには持ってこいで、sora tob sakanaのファンも乗っていました。途中のMCは宣伝ものが多かったです。4人ともしゃべるってのが珍しい。気のいいお兄さんってな感じで、それも親しみやすさありますね。
 
 ラストの曲は「Pizza Pizza」で、「ピッツァ、ピッツァ」とお客と一緒にコールしていく弾け曲。曲の最初の方でsora tob sakanaの風間玲マライカが飛び入りしてお客を煽ります。男だらけのむさくるしいステージと客席の中に、風間が入るとそこだけさわやかになりますね。圧倒的に天使感(マライカはスワヒリ語で「天使」)ありました。
 
 そして、ステージにある楽器が奥の方に移動されます。DALLJUB STEP CLUBとsora tob sakanaの共演で2曲。音源で実際にGOTOがドラム叩いている「広告の街」と、(音源はエレクトロニカな)「魔法の言葉」を披露。びっくりしたのは、山崎不在のソロパートをYuta Hoshiが担当していたこと。山崎の欠席は急遽のアナウンスだったので、これ当日に練習したのではないでしょうか。裏声でがんばって歌っていました。2曲ともDALLJUB STEP CLUBならではのアレンジになっていて、機械でピュンピュン言わせる音飛びや「やよい軒」のコール、ラップなどをインスト部分に入れていました。
 
 トークコーナーも少々あり。対バンでは恒例となっている?山崎のタラちゃんものまね(元々、森が得意というものまねにチャレンジしようという企画から)が、山崎不在でできないということで替わりに風間がやることに。森の見本の後にがんばってやっておりました。
 
 sora tob sakanaは珍しい「タイムマシンにさよなら」からのスタート。山崎のソロパートは他メンバーが担当していて、時折忘れている箇所があったでしょうか。3人でも存分に楽しめ、ソロパートなんかはいつもと変わりなく良いなーと思えますが、4人が揃うユニゾンはやはりマジックだなーと思いながら聞いてました。ダンスの構成も元々4人を前提に配置しているもので、3人で場位置を少々変えながらバランス良く見せていましたが、どうしても空白部分ができてしまうのは仕方無しですね。

 

 ラストは「Lightpool」で締めていました。その前の「tokyo sinewave」「夜空を全部」と比べるとメジャー感あるなーと。トラックの質感といいますか、ちょい硬質な感じでくっきりはっきりしているのがそう感じるのかなと。
 
 合間のMCでは宣伝を。来月配信でシングルを出すそう。寺口夏花が「久しぶりな感じがするー」と言うと、神風花は「でも7月にシングル出したじゃん」と受けてました。自分も久しぶりだなーという感覚の方が強いですね。4ヶ月しか空いてないですが。そして来月の対バンの宣伝と、12月の対バンの予告がありました。来月はバンドのオワリカラとやるそう。これ行きたいのですが、その日東京不在で行けないのが残念。かつてアイドルネッサンス(今年2月に解散)がオワリカラの「踊るロールシャッハ」をカバーをしてましたが、盟友と言えるsora tob sakanaは共演の形で歌うでしょうね。オワリカラも久々に見たかったのに残念。
 
 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 10:43
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2018/10/10 Yo La Tengo at 渋谷O-EAST

 30年以上の活動歴を誇るアメリカ・ニュージャージー出身の3人組インディーズロックバンド。見るのは4年ぶり5回目になります。開演時刻になるとすぐに登場し演奏開始。15分の休憩はさんだ2セットのライブはアンコールも含めて2時間50分という長丁場。全く飽きること無くいつまでも聞いていられるすごいライブ。やさしさ、かっこよさ、枯れた味わい、瑞々しさ、良いメロディ、反復リズムにフィードバックノイズ、3人の良い歌声、ハーモニー、パンク、朴訥さ、アコースティック、おちゃめな小技、鈴などの小物、激しいアクションなどなど見どころ聞きどころ満載なライブ。全てが好きな要素ばかりでもう素晴らしいと思う瞬間が多々ありました。
 
 主な担当楽器はIra Kaplanがギター、James McNewがベース、Georgia Hubleyがドラムですが、曲により担当楽器をアレコレ替えます。その変幻自在さも楽しくておもしろい。最初のセットは今年発売したアルバム「There's a Riot Going On」からの曲中心でしっとりと聞かせる曲が多かったです。アルバムの1曲目のインスト曲「You Are Here」からスタート。James McNewはキーボードからほんのりサンプリング音を鳴らして、鈴などを鳴らしつつ、途中からHubleyの前にある簡易ドラムセットに座ってツインドラムで演奏します。
 
 そしてチープ感あるリズムトラックを流してHubleyはドラムセットから離れてステージ前方中央のマイクに位置して3人が横一線に並んで「Forever」を歌います。3人で「シュワッシュワッ」とコーラス入れてその合間をKaplanがつぶやくように歌い上げていきます。最初の2曲だけで変幻自在だなーと心掴まれます。3人の歌声はやさしさで統一されてますが、それぞれ個性もあります。メインボーカルが曲ごとに替わりそれぞれ味わえるの良いですね。最初のセットはしっとり聞かせる曲メインなので、Kaplanのギターノイズも控えめに聞かせるくらいですが、それも良い感じ。
 
 ストイックに演奏しつつもエンターテイメントなポイントも効果的に入れていて、Hubleyがメインボーカルを務める「Ashes」はリズムボックスを流してMcNewが縦ベース、HubleyとKaplanはともにキーボード演奏する編成。キーボードを座って弾いているKaplanはこの曲で途中何回かおもむろにドラムセットに歩いてシンバルをチーンと鳴らしてまた元の位置に戻ることを何回かやっていました。アレンジ的にはジャストな音ではあるものの、あまりにも無表情でそれをやるので2,3回目くらいからは客席からクスクス笑いが起きていました。この辺も意識した見せ方でしょうね、おもしろい。
 
 アルバム「There's a Riot Going On」の最後の曲である「Here You Are」を1セットの最後にやります。曲の冒頭で変な日本語の声が。なまっていて(茨城弁?)あまりよく聞き取れなかったですが、「アイラ、ジェイムス、ジョージアが、、」とかなんとかしゃべっていたので、日本のライブツアーに合わせて用意したものと思われます。そして曲の途中でKaplanがここで初MC。畳み掛けるようにしゃべって合図で演奏に戻って締めていました。
 
 2セット目は最初の1曲目こそアコースティックなインスト中心な曲(ほんのり声重ねる)の「Dream Dream Away」だったものの、2曲目以降は激しめな曲中心。2曲目はHubleyがドラム叩きながら歌う「Before We Run」という曲で、難しそうなドラムパターンで叩きながら歌っていてよく歌えるなーと。2セット目はKaplanの激しいギターが増えてきてMcNewが歌う「Stockholm Syndrome」の間奏は熱いジャンクなギターソロがあったり、自身が歌う「The Story Of Jazz」はものパンクで冒頭のぶっこわれたギターの音なんて最高でした。
 
 なんの曲か忘れちゃいましたが、Kaplanがキーボード弾きながら歌い、McNewがギターを弾く曲ではラスト部分でMcNewが下手側のKaplanの後ろの位置に行ってベースを弾き始め、Kaplanはキーボードを左右の手で交互にジャンジャンと鳴らし、それを持続音をして鳴らしたままその場を去り、上手側に行ってギターを持ちます。それ受けてMcNewがベース抱えたままキーボードを担当して、徐々に音を落ち着かせるようなことをやっていて見事な連係プレーと思いました。

 

 そして圧巻すぎたのがラスト2にやった「Ohm」「The Story of Yo La Tango」の連チャン。3人がほぼユニゾンで歌う「Ohm」はループするように聞かせるメロディ自体の良さとそれが少しずつ熱を帯びるように聞かせていく曲ですが、ラスト近くKaplanはギターを客席に投げ込んで自身も客席前の柵に登って歌います。Kaplanがそんなことやるの初めて見ました。ベテランさんなのに熱い。ギターは客席の手に次々と渡っていきます。お客さんは乱暴に扱わないように支えるようにギターを渡していくので、遠目にはサーフボードのように見えました。Kaplan的にはお客に弾いて欲しかったっぽかったですが。

 

 長尺曲の「The Story of Yo La Tango」はギターのフィードバックノイズ爆発しまくりの曲で、もう上昇しきったと思うところでKaplanがジャンプしてもうひと加速していく瞬間が最高でした。締めはKaplanがギターをブンブン回して(でも床に叩きつけたりしない)ノイズを撒き散らし、McNewも呼応するようにベースをぶん回してジャッと一斉に音を鳴らして終了しました。大歓声を浴びて退場します。
 
 アンコールはおまけのショーと言った感じで、本編よりリラックスモードで3曲ほど。1曲目はお客からリクエスト募ってやっていました。そして2曲目はHubleyがステージ中央前に位置してTodd Rundgrenの「I Saw The Light」を歌います。アンコール待ちの間にスタッフが白い紙をマイク下に付けていたのですが、この曲の歌詞カードだったんですね。少し照れながら歌うHubleyがかわいらしい。3曲目KaplanとHubleyがしっとりと歌う曲で締めてにこやかに退場しました。
 
 とにもかくにも素晴らしいライブでした。音や歌にストイックさがありつつ、見せる聞かせるポイントを随所に入れるエンターテイメント性もあるので、長丁場でも飽きずに聞けますね。今回の日本ツアーは野外フェスの朝霧JAMから始まり、大阪、名古屋と回ってこの日の東京、そして今日も追加公演があってO-EASTで坂本慎太郎との対バンがあったようです。セットリストも毎回替えてきているようで、もう一つくらいどこかで見たかったなーと。この日のライブでちょっとだけ個人的に心残りだったのが、アルバム「There's a Riot Going On」で一番好きな「Above the Sound」がこの日のセットに無かったことなのですが、どこかでやってたりするのでしょうか。あの音をライブでどうやってやるのかなーと。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 23:12
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2017/06/27 clammbon at 渋谷O-EAST

 キーボード/ボーカル、ベース/ギター、ドラムのお馴染み3人組バンドのクラムボン。ミニアルバム「モメントe.p.2」発売に伴うツアー。このモメントシリーズは通常の流通ルートに乗せず、ライブ会場での手売りと個別に売ってくれるお店を募集してそこで買えるという売り方。去年から始めた新しい試みですが、前回の「モメントe.p.」はメジャーにいた時とそん色ない売れ行きがあったそうな。
 
 ツアーのほとんどはライブ終了後にサイン会を開いているそうですが、ここは会場大きくお客もたくさんいることもあってか(チケット売り切れで会場満杯)サイン会は無し。その代わり「たっぷりとライブやります。」と宣言した2時間15分はもう本当に素晴らしい、何度も見ているバンドですが、改めてすごいバンドだなーと感じ入りました。
 
 スロー目なスタートで「Slight Slight」「Re-ある鼓動」「パンと蜜をめしあがれ」などをしっとりさと軽やかさを交えて披露。音が抜群によく、各楽器の音がクリア。そして5曲収録されている「モメントe.p.2」から3曲を披露します。この3曲はツアー前には披露していなかったもので、今回初めて聞く曲でした。ともにメロディに新鮮さがある曲で、The Verveの「Bitter Sweet Symphony」を思い起こすような壮大さあるUKロックなメロディの「蒼海」、淡々としたリズムを軸に気だるさと真っ直ぐさが入り混じったようなメロディとボーカルで突き進んでいきつつ途中混沌としたアレンジが盛り込まれる「flee」、音数の少ないアレンジの中スポークンワード的な歌からスタートし途中エフェクトを聞かせてぐにゃりとしたtofubeats的な音空間も入れ込んだりする「nein nein」など、どの曲も興味深く聞きました。特に「nein nein」がおもしろかったです。
 
 そして中盤の怒涛の連チャンは、本人達も「体力的に厳しいけど、うちらもまだまだやれるね。」と完全燃焼したと思われるような体力ふんだんに使う圧巻の曲が途切れなく続きます。しっとりとした歌から途中スピードアップして細かいアコースティックギターの刻み、ロングトーンのシンセ音、怒涛な手数の多いドラムが交わる「Re-雨」、スローでドラマチックな長尺曲の「ララバイサラバイ」、吹っ切れたスピード感あるリズムの中、叫ぶように歌う展開が熱くなる「バイタルサイン」、パーッと光が差すように華やぐインスト曲の「KANADE Dance」、早めで複雑なリズムの中抑えたボーカルで歌う「yet」、軽快なドラムソロにベースが入る即興のインストからポップに弾けるキーボードのイントロでわーっと完成が上がるポップ曲の「シカゴ」と最高な展開でした。「Re-雨」「ララバイサラバイ」「バイタルサイン」の3曲はベース/ギターを担当するミトは激しいアクションで演奏するので汗だく。この日ニコニコ生放送で中継されていたそうですが、この中盤部分は放送対象外(有料会員のみだったかな)だったそうで、「放送再開したら変わり果てた姿ですみません。」とカメラに向かって言っていました。
 
 そして本編ラストは「モメントe.p.2」から「レーゾンデートル」(アレンジが「ドギー&マギー」系統の軽やかさがあるアレンジ)を披露して「ラーラララーララーララ」とお客さんが大合唱する「Folklore」で締めました。この曲や「バイタルサイン」で特に印象的だったのですが、ボーカル原田郁子はこの日ライブ独自な節回しをあまりせずに音源に忠実な歌い方を多めにしていた印象です。アンコールはサビ部分をお客が歌う「波よせて」、そして「モメントe.p.2」からしっとりとしたスローな曲ながらどこかキラキラしている音やメロディが入り込む「タイムライン」で終了しました。
 
 MCも前回のツアーほどではないですが、たくさんしゃべっていました。手売りにした経緯や方法などをかいつまんで解説した他、80年代トークが炸裂してました。リアクションが80年代っぽい、まあうちらそこ世代だしーといった話から、
 
 「『シカゴ』に入るインスト部分の即興ベースラインもC-C-B(80年代に活躍した歌謡曲バンド)っぽいよね。」
 「いやー影響出てしまう。あの、ベースと歌をユニゾンでやってしまうとか今考えてもすごいと思う。斬新だった(『ないものねだりのI Want You』という曲です)。」
 「C-C-Bといえばドラムがメインボーカル。大ちゃん(伊藤大助)が歌う曲あってもいいよね。そういえばこの前のサイン会でファンの一人が熱心に『伊藤さんに歌ってほしい』とアピールしてた。」
 「まあ、、いつかやりましょう。」
 「いいねー、低音パートのみの曲とか作ってみたい。」
 
 と。ふだんはコーラスもほとんど取らずドラムに専念している伊藤ですが、低目な渋い良い声の持ち主で時々テレビのナレーターなどもやったりしています。新機軸として伊藤メインボーカルな曲とか出てきたらおもしろいですね。この後さらに、伊藤メインボーカルの曲出したらジャケットを伊藤の顔をバーンと出しつつ、ワイングラスをぼかした写真とか付けて、、など80年代風の写真に仕立てる妄想話でひとしきり盛り上がっていました。私は同世代なのでめちゃめちゃこの辺の話おもしろかったのですが、他世代の方々はどれくらい付いていけたんですかねー。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 08:22
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2017/03/25 tricot at 渋谷O-WEST

 5月にアルバム「3」発売を予定しているtricot。この日のライブは発売前にまだ誰も聞いたことないアルバムの全曲をライブで披露してしまおうという企画。お客が全員「にわか」になるライブ。京都・滋賀出身のギター/ボーカル、ギター、ベースの女性3人組で、男性ドラムがサポートで入る4人編成。ドラムは去年の夏辺りからレギュラーとして叩いている吉田雄介で、前回のアルバムはいろいろなドラマー呼んで作っていたところを、今回は吉田固定で合宿までして作り上げたそう。チケット速完売で、1階満タン。2階の一部が解放されて、そこに行って上から見下ろすように見ました。
 
 ライブスタート前にステージ後ろのスクリーンに素朴な犬?のイラストが映ります。犬がしゃべるような声が流れて、アルバム制作に至るまでの経緯を2匹の犬が会話し合うようなコント仕立ての形で語られます。2匹ともボーカル/ギターの中嶋イッキュウが声優となって、しゃべっていたよう。メンバー登場。お客がぐぐっと前方に詰めかけて両者とも戦闘態勢に入ったような感じになってライブスタート。アルバムの曲順に13曲をやります。「曲順にやりました。」とMCで途中話す前に、あーこれはアルバム曲順だなーと思うくらい良い流れに思いました。
 
 最初の「TOKYO VAMPIRE HOTEL」はガツッとした盛り上がりのある曲との印象で、そこからお得意の変拍子、ストップアンドゴーなアレンジを存分に取り込みつつ、いろんな味を聞かせる曲を。個人的に気に入ったのが、3〜5曲のソウル、ファンクな味のある曲。前作「AND」に収録されていた「神戸ナンバー」とかでも聞けますが、こういった色をtricotで聞けるのは珍しい。特に3曲目の「よそいき」という曲がおもしろくて、かなり黒い感触あり。またこの曲はソロボーカルを中島以外に、ギターのキダ モティフォとベースのヒロミ・ヒロヒロがそれぞれ取ったりするのもおもしろい。元々3人のコーラスワークも良いですが、キダ、ヒロミそれぞれソロでも良い声聞かせるなーと。
 
 6曲目の「pork side」は短い曲で次の「ポークジンジャー」につなげていました。「ポークジンジャー」はシングルで出ていた曲なので、お客もノリ方が分かっていて反応良くなります。上から見て如実に(反応の良さが)出ていました。アルバムにはもう一曲既存曲があり、去年出したミニアルバム「KABUKU EP」から「節約家」。この曲はサビが激しいので、ここでモッシュ、ダイブまで飛び出します。サビの部分のドラムがものすごいなーと。とんでもない手数の乱れうちで爆発しつつ、きちんと収束させるダイナミックな展開におおーっとなりました。
 
 「南無」という曲は裏打ちリズムでコールアンドレスポンスをしつつ「南無南無」と繰り返し歌っていくノリがおもしろい曲。この曲は音源出てからもっと盛り上がったいきそうな曲と思いました。アルバム最後の曲である「メロンソーダ」に入る前にMCがあってキダが「ここまで新曲の説明一切してへん。」と。じゃあ、と中島が「次の曲は、、ベースソロから入って、ドラムのリズムが加わってそこにギターが重なって2拍置いてから歌に入ります。」と説明。説明ってそうゆうこと?と疑問を抱きつつも曲に入ります。切なげな疾走感がある曲でラストを飾るにふさわしい曲。この曲で一旦区切りを入れるかと思いきや、すぐに音を出してくるという意外が展開。ここからは既存曲をがっつりやっていきます、と宣言していきなりの大盛り上がり曲の「99.974℃」。この場面のステージと客席の熱量はものすごいものがありました。「99.974℃」は最初のインスト部分でベースのヒロミが客席に入り込んでベースを弾くのがお馴染みですが、上から見て改めてすごい光景だなと。背中をお客に支えられて、仰向けの状態で早いベースのリフを弾きまくる姿がめちゃかっこ良い。お客との信頼関係も伺えます。
 
 そこからは定番の盛り上げ曲をこれでもかと繰り出します。キダも腿を繰り返し上げるランニングスタイルでギター弾きまくったりしてものすごい運動量。でも、それが祟ったかサンバなドラムソロをバックに3人が楽器放り出してマラカス鳴らしたり、笛吹きながら踊る場面では、キダが踊りまくった後に力尽きてしゃべることができなくなり、中島にしゃべりをバトンタッチということをやっていました。最後は変拍子織り交ぜた複雑な展開ながら、壮大さや王道感も感じられる「Break」をやって終了。アンコールの手拍子が出る中、スクリーンに47都道府県を回るゲストバンド迎えての2マンツアーの日程が発表されていました。この日はアンコール無しとの文章付で。それでもここまで2時間というボリュームで大満足。またアルバム聞いてからライブ見たいですね。たぶん東京はツアーラストとして、どこか大きいところでワンマンやるんじゃないかなーと思っているのですが、2マンもどこか見たいなーと。でもまだ予定は決められず。5月に北海道でやるNOT WONKとの対バンとかおもしろそうですが、参加は難しいですね。。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 23:18
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2017/03/20 sora tob sakana、DALLJUB STEP CLUB at 渋谷O-Nest

 女性4人組アイドルグループsora tob sakanaが主催で今年から月1回で行っている対バンライブ。何回もライブ見ているお馴染みグループですが、この対バン企画は初めて見ました。
 
 最初はDALLJUB STEP CLUB。40分くらいのライブ。ドラムGOTO(あらかじめ決められた恋人たちへ)が率いる4人バンドで、他に機械/ボーカルのYuta Hoshi(WOZNIAK、等)、シンセ/ラップの森心言(Alaska Jam)、ベース/ボーカルのBENCH.というメンバー。ですが、この日なんとリーダーであるGOTOが数日前病気になってしまい外出禁止の状態(インフルエンザですかね)で、急きょ代打となるドラマーを探してこの日を迎えたそう。前半と後半で一人ずつ。吉田雄介と高石晃太郎という方で、吉田はtricotのサポートで何回か拝見している方。
 
 ほぼ前知識なく初めて見たバンドですが、かなりおもしろくノリノリで見ました。ベースとドラム主軸でベースミュージックの生演奏的なことを聞かせつつ、機械(なんて機械なんでしょう)とシンセでアシッド感ある音をかぶせるような混沌とした面も織り込みます。そこに、Hoshiのエフェクトかけたボーカルや森のもろヒップホップなラップ、BENCH.の低目なボーカルなどを随所に織り込んで盛り上げます。ダブエフェクトも聞かせつつ、深遠さがあるような要素で構成されている感あるのですが、全体の聞き心地としては、どこか陽性というかカラっとした感じに聞こえるのがおもしろいな、と。ある曲でsora tob sakanaのなんかの曲の一節を入れていたりと遊び心もありました。
 
 陽性さは合間のMCにも感じられ、リーダー不在ながら3人ともよくしゃべります。GOTO欠席で慌てたけど、どうにか今日ライブしたかったら仲間に頼った。急きょ2人が参加してくれて感謝している。森はGOTOから病気にかかってしまったとの連絡を受けて呆然としたけど、sora tob sakanaメンバーの神風花が毎日Twitterで挙げているふうかくげん(神が書いた格言)の「結果がみえないこともそりゃあるけど心は常に落ち着かせて」に励まされた、と。GOTOとYuta Hoshiはsora tob sakanaの音源に参加していて、それぞれ一曲ずつドラムを叩いていると。GOTOが「広告の街」で叩いていたのは知っていましたが、Hoshiが「Summer plan」でドラム叩いていたの知りませんでした。他のバンドではドラムを担当することがあるそう。
 
 ラストの曲はドラムンベースなリズム軸に森がお客とのコールアンドレスポンスを繰り返して、どーんと盛り上がって終了。そしてドラムメンバーのみ下がり3人は残ります。そこにsora tob sakanaメンバーとsora tob sakanaのプロデューサーである照井順政がギターを持って登場。特別企画としてGOTOが参加していた「広告の街」をやることになります。この組み合わせ発表になった時点でやるだろうとワクワクしてたので、彼のドラム無しでのライブとなったのが少々残念。ドラム音は機械から流して他が生演奏ですが、ここでトラブル。ドラム音がヘンテコで演奏ストップします。sora tob sakanaメンバーは遅れて歌うの中止していて、「いつもと違うトラックにしたかと思った。」「照井さん、時々だまってトラック変えていて後で聞いたら『ウン、変えてた』とかあるし。」と。ただでさえ歌うの難しそうな曲多いのに、アレンジ勝手に変えられるのにも対応してるんですね。恐るべき平均年齢14歳。
 
 トラブル解消するのに時間かかって、間をトークでつなぎます。森は得意としているそうなアニメ「サザエさん」に出て来るタラちゃんのものまねを。タラちゃんとマスオさんのセリフを長めに聞かせます。結構似ているなーと思いました。感想をsora tob sakanaに求めたら山崎愛が「タラちゃんよりマスオさんの方が似てた。」とバッサリ。森、落ち込んでいました。森がそれだったらと山崎にタラちゃんのものまねをするように強要。山崎最初断っていましたが、断り切れずやっていました。そこから山崎は笑いのつぼにはまってしまったらしく、ずっと笑い声上げ続けていました。さらに森は照井にマスオさんのものまねをやるように振ったら、照井のマスオさんが案外似ていて森は「もう二度とタラちゃんとマスオさんのものまねしません。」と宣言していました。周りに励まされて、次やる機会があったら完成度高めると最後には立ち直っていましたが。そして、この会話の中には入ってきませんでしたが、寺口夏花はずっと?マークな状態でした。どうやらサザエさんを見たことが無いよう。。
 
 と、長いやり取りでつないで無事音が復活。「広告の街」をやります。断片的な音のギターが挟み込まれるスリリングですごく好きな曲。ベースのフレーズもかっこ良いです。森はsora tob sanakaが歌っている合間に、後ろで振りコピとかもしてたりしつつ、インスト部分にはラップを入れたりしてました。1月にハイスイノナサのメンバー中心の生演奏をバックにsora tob sanakaが歌う見た時も思ったのですが、視点が難しいですね。どうしても珍しい演奏陣の方、今回はギターとベースに目が行ってしまいました。なんとかバランス良く視点を置いていきたいなーと、次こういったセットを見る時の個人的な課題となりました。
 
 楽器が片付けられて、次はsora tob sakana。30分ほどのライブ。Hoshiがドラムとして参加した「Summer plan」を初めに歌います。この曲はバンドサウンドものですが、以降の5曲は打ち込みものメインでした。バンドとの対バンということで意識的に組んだセットでしょうね。後半の3曲「おやすみ」「tokyo sinewave」「夜間飛行」の流れが良かったです。「おやすみ」は久々に聞く曲でスロー目なもの。途中のダンスで4人がくるくると回転する場面があるのですが、新衣装の膝丈の花柄スカートの回り具合が良い感じです。そして同様にスロー目な「tokyo sinewave」ですが、前半にやった「魔法の言葉」と同様にソロボーカルのみで構成する曲。サビの部分含めて4人ほとんど同じくらいの歌割りで歌いきるってのが結構珍しい。トラックのかっこ良さ、メロディの良さだけでも魅力があって、ユニゾン中心にして声を無個性なものにしても曲としては充分良いものになるのでしょうけど、それで善しとせずちゃんと4人の声を聞かせるってのが良いですね。ラストの「夜間飛行」は早めなビートで飛翔していく感があって、聞きごたえ満点、体揺らしつつ聞きました。事前に思っていたよりもsora tob sakanaのライブ時間短いなーと思いつつ、すごく楽しめたライブでした。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 23:40
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2016/10/10 つりビット、sora tob sakana at 渋谷O-WEST

 この日はライブのはしご。まずお昼に女性アイドルグループ2組の対バンライブを見ます。ともに今年7月のアイドル横丁夏まつりという野外フェスで初めて見たグループ。sora tob sakanaはその後よくライブ見ています。つりビットはその時以来2回目。この対バンはつりビット主催だそう。お魚を釣るってことで、グループ名の語呂が良い組み合わせ。
 
 
 まず4人組のsora tob sakana。45分とこれまで自分が見たライブの中で(生誕祭の変則セットライブを除くと)一番長い時間のライブを見れてうれしかったです。またこれまで見た中でも大きな会場、満杯のお客の中(チケット売り切れたそうな)で、SEとして流れるインスト曲「海に纏わる言葉」に登場する4人の姿見ただけでゾクゾク。アルバム「sora tob sakana」から7曲と新曲「タイムマシンにさよなら」とたっぷりと曲聞けました。
 
 歌のリズム取りが難しそうな曲多いなーと改めて。最も難しいのは「広告の街」かと思いますが(この曲聞いた時の初めてsora tob sakanaライブ見たと思われるお客さんの反応もおおーってなっていました)、「タイムマシンにさよなら」もトラックのビートがかなり混沌として歌うの難しそう。そして歌割りで難しめなリズム取りのパートが多いのが寺口夏花かなと思ったり。「広告の街」で一音一音区切って歌うところからメロディ部分に入るパートとか、この日はやってないですが「Moon Swimming Weekender」でキレある早いビートからスローダウンする「無重力の海へ」という歌詞のパートとか難しそう。ダンスも一番寺口がリズム刻んでいる感あって一番ノリよく見れます。
 
 MCではつりビットに呼んでもらったことに感謝して、彼女達が自己紹介で好きな魚の名前を挙げるのに似せて「好きな魚料理を言っていきましょう。みんなはせーのの後に料理名を言っていってねー、と。」寺口からお願いが入ります。
 
 神風花の好きな魚料理は、、
  「さばのみそ煮」。「せーの」。お客「みそにー」。
 
 山崎愛の好きな魚料理は、、
  「うな重」。「せーの」。お客「うなじゅー」。
 
 寺口夏花の好きな魚料理は、、
  「カニのお刺身」。「せーの」。お客「おさしみー」。
 
 風間玲マライカの好きな魚料理は、、
  「真鯛のカルパッチョ」。「せーの」。お客「カルパッチョー」。
 
 と、ここで寺口が、
  「違うでしょう。3文字で言わなきゃ。『カルパ』でしょう。」とお客に注意。
 うそーん、そんなのわかるわけない、、とお客の無言の訴えが入るのもお構いなしに、
  「せーの」。お客「カルパー」。
 で、満足していらっしゃいました。
 
 そんな感じでかっこ良い歌とダンスのパフォーマンスとうらはらに、MCが超マイペース。マイペースながら(というか、ゆえに)少し感心するのがお客あしらいがうまいこと。しゃべりの多い山崎と寺口は、お客からの冷やかし的な呼びかけなどもさらりと受け流しつつ、自分達の話したいように話しているのは、結構うまいなと思いました。
 
 この日会場に来ていたプロデューサーの照井順政(ハイスイノナサ、siraph)のいじりもしていて、「てるりん(照井は平均年齢14歳の彼女達からこう呼ばれている…)に帽子作ってあげようって話をしていたのに、その前に買ってきちゃって。」「紙でかぶとみたいな帽子作ろうと思ったのに。」と、客席後方で見ていたと思われる照井から(恐らく)身振り手振りで「そんな帽子かぶるわけないだろ」という訴えに対し、「フェルトで作った帽子ならかぶる?」再び(恐らく)身振り手振りで「それだったらかぶる」「だったら今度作る」ということでめでたしめでたしとなりましたが、これをすし詰めのライブハウスでやってしまうのがすごい。PerfumeのMCとも印象かぶります。sora tob sakanaも将来大きな会場でライブやるようになっても、いっそのこと今の感じを貫き通して欲しい、と思っちゃったりしました。
 
 
 続いて5人組のつりビット。水色のタータンチェック制服風な衣装での登場。こちらも45分ほどのライブ。曲はミドルテンポのかわいらしい曲多めな印象で、歌詞につりや魚関係の単語があちこちに入っていました。聞いた曲で一発でつぼに入るものはありませんでしたが、聞き心地は良い感じ。一番良いなと思ったのは、今回初披露という新曲。ソウル、シティポップな風味なもので、シュガー・ベイブの「Down Town」のアレンジを引用した部分があったりと。続いてやった曲が山下達郎のカバー「踊ろよ、フィッシュ」で、この辺の流れは意識的なものかなと(シュガー・ベイブは山下達郎がいたグループ)。
 
 パフォーマンスで印象的なのは、ほとんどの曲を5人全員のユニゾンで歌っていたところ。sora tob sakanaはソロパート多めなのと対象的で、ここまでユニゾン多めなグループも珍しいのではないかなと思ったり。自分が見た限りでは1曲除いて全部ユニゾンに見えました。その1曲(夕焼けが似合う甘いソウル風味ポップスで良い感じ)や、後でやったsora tob sakanaとの合体ライブで歌っていたソロパートはしっかり歌えていたので、声については無個性な感じにして、かわいらしさとダンスに焦点を当てるような意図があるのかなと。ダンスについては曲ごとにセンターを立てたりした構成で見せていました。芸能人を実際に目にすると顔の小ささにびっくりするのですが、センター位置に立つことが多かったメンバーの方は、その中でもひときわな顔の小ささ。ここまで小顔というのはJuice=Juiceの宮崎由加と肩を並べるほどと思いました。
 
 
 それぞれの出番が終わった後は合同で2曲。各メンバーが半分ずつメンバーチェンジして5人組と4人組に分かれて、それぞれの持ち曲を1曲ずつ歌っていました。つりビット曲に参加していたsora tob sakanaメンバーは寺口と風間の2人ですが、その内風間がセンターに立つことが多かったです。sora tob sakanaは4人という偶数人数であったり、ダンスの構成も明確にセンターを置かないものが多いので、新鮮な見え方でした。sora tob sakanaの歌った曲は「Summer Plan」ですが、内2人がつりビットのメンバーでこちらも新鮮な感じでおもしろかったです。
 
 そしてアンコールもありました。お客の一人が音頭を取って「釣った魚にえさをやれ」という言葉をお江戸なノリで繰り返すアンコールをすると、メンバー全員が盆踊り風で出てきたのもおもしろい。そして9人全員でつりビットの曲を歌って締めていました。この日の合同ユニット名を「つり tob sakana」と命名して、全員揃っての挨拶も定型文を混じったものにしていました。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 21:20
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2016/10/01 sora tob sakana at 渋谷O-Nest

 最近よく見ている女性4人組アイドルグループのライブをお昼から見ました。このライブは9月28日に誕生日迎えたメンバー神風花の生誕祭という企画でした。15歳を迎えたそうです(お若い…)。8月に行われた寺口夏花の生誕祭と同様に有志のお客さんが緑のペンライト配っていました。神のイメージカラーのようです。さらに有志の方々は生誕祭を祝うTシャツを(たぶん自分達で作って)着ていたのですが、sora tob sakanaのメンバーもそのTシャツを着ての登場でした。
 
 まずは3曲歌います。対バンなどでのお馴染み曲ははずしてきました。「クラウチングスタート」「Summer Plan」「タイムマシンにさよなら」。「クラウチングスタート」聞けたのうれしかったです。一番最初にsora tob sakanaのライブ見た時にセットリストに入っていたのですが、その時は全く知識無く当然音源も聞いたことない状態で見たので、音源聞いてからは初めてとなります。アルバム「sora tob sakana」の最後に収録されている曲で、夕暮れに走り出していく生徒が思い起こされるような歌詞とメロディでせつなさと疾走感が同居するような曲。
 
 まだ音源化されていない新曲「タイムマシンにさよなら」を聞くのは2回目ですが、だいぶ耳に馴染んで来ました。テクノ全開な感じがある曲でメロディ、アレンジの展開のおもしろさがあって、リズムなどもダダダダと強めに入ってくる場面があるのですが、その中で歌う声が良いよなーと。歌もダンスもつたなさはあるのですが、それが良いというか曲とうまくマッチしている感あります。もちろん、今後どんどんうまくなっていった時に今の曲を歌うってのもそれはそれで楽しみですが、今のパフォーマンスも感じ入るところ多々あり、今見るべきライブだと思わされます。
 
 生誕祭ということでMCとコーナー企画が入ります。誕生日迎えてどう?という振りに、誕生日当日別のアイドルグループ(つりビット)との対バンライブ練習があって、みんなでお祝いしてもらったのがうれしかった、、という感想を語っている間に、ステージ後ろの黒幕に貼り付けていた緑の風船がいくつかボトボトと落ちていきます。それに反応して慌てて拾って貼りに行く山崎愛は神の話を聞いているどころではない感じです。その理由は後で分かりました。
 
 パフォーマンスのかっこ良さと比べてMCはお子様モード全開になるのですが、なかなかおもしろいですね。少しずつメンバーのキャラがつかめてきました。会話をリードする、というか自由奔放な発言をして場を盛り上げる最年長の寺口、メンバーの話をきちんと聞いて時にはツッコミを入れる役割を担いつつも、時々自分の話を聞いて聞いてモードになる最年少の山崎、じっくりと考えて一言一言を話すのですが、それがびしっと決まったり決まらなかったりする神、きちんと進行することが頭にあってバランス考えて発言することができる(でもそんなに強引にはリードしない)風間玲マライカと4人のしゃべりの組み合わせがおもしろいな、と思いました。
 
 企画は神以外の3人にそれぞれ考えてもらって一個ずつやるというもの。最初の寺口は「ひたすら動画を撮る」ということで自分のスマートフォン使って3人をずっと撮ります。「動画取りながらなんかやんないの?」「やんなーい。動画撮るだけー。」というのが意表つかれました。途中でケーキ運ばれてみんなでバースデーソング歌ってお祝いしました。「別にケーキ持ってくるなんてことも考えてなかった。」そうですが、あまりに漠然と動画撮るってだけじゃあ、間が持たないからスタッフさんがここでケーキ持ってくることにしたんでしょうね。後続のメンバー企画内でもずっと動画撮っていました。
 
 山崎は「風船の後ろにいくつかお菓子隠したから、探して。見つけたのをあげる。」と。さっき風船落ちていて、もろお菓子が見えていたのにあせってたんですね。既に見えているのもあったりしますが、用意スタートで15秒間風船の後ろに隠れていたお菓子を神は探し当てます。5個くらい見つけていたでしょうか。「400円分くらい。中学生がこづかいで買えるのはそんなもん。」と言っていた山崎がかわいらしい。風間の企画は3人がそれぞれ神に向けた手紙を書いて読み上げるというもの。3人それぞれ個性ある文を読み上げていました。風間の文章は真面目さが伝わるものでしたが、変にお涙ちょうだいモードにならずに真っ直ぐ伝えている感が良いです。
 
 そして生誕祭ならではの歌コーナーということでカバーを中心に歌います。BUMP OF CHICKENの「天体観測」とRADWIMPSの「前前前世」という、ともに漢字四文字タイトルで青春さと疾走感があるロックナンバーを歌います。メンバー踊らずほぼ立ちっぱなしで歌うスタイルでしたが、「前前前世」の終盤インスト部分で風間がハンドスプリングやったり、寺口が山崎を使って馬跳びしたり、神がソロダンスしたりして、最後のサビはこぶし突き上げてドッカーンと盛り上げていました。
 
 オリジナル曲もあって、「まぶしい」それから「透明な怪物」という曲も歌っていました。「透明な怪物」は初めて聞く曲で、音数少ないトラックをベースにスローに歌い上げるところから、強いビートが時折降ってくるように来るような展開で聞かせる曲でした。
 
 さらに神のソロコーナーもあって2曲ほど。いきものがかり「気まぐれロマンティック」とアニメうる星やつらのテーマソング「ラムのラブソング」。「ラムのラブソング」にびっくりしましたね。神の年齢で知る機会あるんでしょうか。再放送とかやっているって話も聞いたことないし。。ラストは全員で中島愛の「星間飛行」という曲を。アーチストさん含めて知らない曲だったのですが「お父さんが好きだったアニメで使われていた曲。」とのこと。神は昔の曲であるような話っぷりでしたが、これがいつ時代のアニメ、曲なのかは怖いので調べません。。表情豊かに歌う神ですが、大人になると美人さんになっていくような顔立ちをしていて、今の歌うスタイルを続けていった時に将来どんな感じになるか楽しみです。
 
 とまあ、いろいろ盛りだくさんで、8月の寺口生誕祭と同様に楽しかったです。自分がsora tob sanakaを知ってまだ3ヶ月程度なのですが、その間だけでどんどん人気が出てきているのは体感するところです。この日も会場入り口の行列がすごかったです。
 
 余談です。
 
 

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author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 00:15
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2016/09/17 Sui Zhen、Pepe California、cuushe、miaou at 渋谷O-Nest

 オーストラリア・メルボルン出身の女性シンガーSui Zhenと、日本のグループ3組が揃うライブイベント。miaou以外は初めて見るアーチストになります。順に感想を。

 

 
 miaou
 3年ぶり3回目に見る、女性2人、男性1人の3人組インストバンド。前回見た時は曲により楽器のポジションチェンジをあれこれしていましたが、今回はベース/キーボード/小型木琴、ドラム、ギター/キーボードと複数楽器操るメンバーいるものの固定ポジションでした。日常の中に潜むファンタジーと称したくなるインスト曲達で、出て来る音がすごくつぼにはまります。かわいらしさや暖かさもありつつ、ギターやキーボードの音色に体が心地よく包まれていく感がありました。

 

 
 cuushe
 ソロの女性アーチスト。ライブは男性トラックメイカーを率いての2人編成。男性が機械からトラックを流しながら(スタンドドラム叩く場面もあり)女性がギター弾きながら歌う形でライブ進められます。トラックはハウス、The Fieldみたいなテクノ、エレクトロニカなどいろんなタイプのものが曲によりありますが、もの悲しげさや涼やかさがある印象で統一されていたような。ボーカルとギターはトラックに溶け込むような感じもありつつ、時折伸びて来る声が前面に出てきて存在感を発揮します。メロディもトラックに合ったもので、ハウスなトラックにはソウルフルなもの、エレクトロニカなトラックにはポストロックタイプ、クラムボンやSpangle Call Lilli Line辺りに印象が近しいメロディのものがありました。

 

 
 Pepe California
 ギター、ベース/ボーカル/小型キーボード/ピアニカ/タンバリン、キーボード/スティールパン/PCという男性3人組で、ライブは男性ドラムが加わった4人編成。いろんな楽器を使い分けて曲により、アメリカンロック、ファンク、ポストロックなどのカラーはありますが、バンド名にカルフォルニアが入っているようにカラっと晴れた天気の海岸が思い浮かぶような曲、特にギターの音色が酩酊感あって気持ち良いミドルテンポのインスト曲で統一されている感ありました。2週連続でスティールパンの音を聞く機会となりますが、いろんなタイプのバンドで聞けてうれしいですね。

 

 
 Sui Zhen
 キーボードやギター弾きながら歌うSui Zhenに、コーラス/キーボード/トラック出し担当する女性、ギター/ベース担当する男性の3人編成です。チルウェイブっていうんでしょうか。かわいらしいノスタルジックなトラックをベースに、オリエンタルなキーボードやギターの音を入れ込んで、そこに甘めな少しけだるさもある声で歌い上げます。メロディは結構いろんなタイプのものを歌っていて、個人的に良かったなーと思ったのが、中盤ギター弾きながら歌ってたボサノバなメロディものと、Rickie Lee Jonesを思い出すようなメロディものの2曲でした。何回も来日しているようで、MCもたくさんの日本語しゃべっていました。うまかったです。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 21:14
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2016/08/20 sora tob sakana at 渋谷O-Nest

 この日はライブのはしご。まずお昼に女性4人組アイドルグループのライブを見ます。これまでアイドルはロックフェスなどでちょこちょこ見る機会はあって楽しませてもらっているものの、音源買ったり単独ライブ見に行ったりするまではまったのはPerfumeとハロープロジェクト所属のグループのみでした。先月初めてアイドルフェスに行って、ものすごくはまったグループで、ファーストアルバム「sora tob sakana」を買って聞きまくって、インストアライブなど何回か覗かせてもらっていました。

 

 今回念願の単独ライブ、、だったのですが、通常のライブとはちょっと趣きが違っていて、前日誕生日迎えたメンバー寺口夏花の生誕祭という企画で、ハロプロのファンクラブイベント的な1時間くらいのライブパフォーマンスありのイベントといった感でした。メンバーのキャラもあまり分かっていなかったのですが、アットホーム的な感じで楽しかったですね。感想を。

 

 まず2曲歌います。「夏の扉」「ケサランパサラン」を。アルバム「sora tob sakana」の2〜5曲目に収録されている4曲が最も彼女達の売りである(特に「広告の街」はインパクトありまくり)マスロック、ポストロックを吸収したアレンジの曲となります。ソロボーカル多めで、あどけなさ感じさせる声が郷愁を誘うものでメロディとのかみ合いも良い。4人それぞれ個性ある声ですが、揃ってユニゾンで歌う時に夏の空にふわっと浮かぶような感覚が味わえるのがすごくつぼです。

 

 もっとやんちゃなポップ感覚がはじける「帰り道のワンダー」「ケサランパサラン」辺りもかわいさ満面で良い感じで、今回「ケサランパサラン」初めて聞けたのうれしかったです。合間にはさまれるラップも合いの手入れる感じがおもしろい。

 

 そしてトークコーナーに入ります。最年長者である寺口は前日16歳になったばかりですが、「年を取りたくなかった」そう。「高校生にもなりたくなかったって言ってたもんね。」「そう、でも友達はできた。違うクラスの子が…人、同じクラスの子が…人」「え?違うクラスの子の友達できたってすごくない?」「そう、最初にできた友達が違うクラスの子だったの。」と、まだ中学生である他メンバーとわちゃわちゃと話します。

 

 そこからゲームコーナーへ。ふだんメンバーが楽屋でやっているんじゃないか(実際やっているものもあるとのこと)ってなノリのことをお客さんとやっていました。幼さ全開で話しているのですが、案外仕切りがちゃんとしていて、お客さんのコントロールもしっかりとしていました。4人のメンバーが対決方式でお客さんに誰が勝つかを当てさせるというもの。客席を4つに仕切って、勝つと思ったメンバーの場所に移動させます。外れたら客席後方に移動させて勝ち残った5人が賞品もらえるというもの。狭いライブハウスで結構詰めかけているお客さんを移動させるの無茶あるなーと思っていたのですがスムースに進みます。

 

 ゲームは紙を手でちぎって一番長くなった人が勝ちというものや、ゴミ(そのちぎり終わった紙)を遠くにあるゴミ箱に投げて入った人の勝ちというもの、リズムに合わせてニックネーム+数字を言って指名された人がその回数分を言っていくもの、早口言葉を3回言って成功した人の勝ちというもの、寺口が事前に考えた言葉をメンバーがYes、Noで応えられる質問をしてその言葉が何かお客さんが当てるもの、とかやってました。

 

 生誕祭独自のライブコーナーということで、寺口がメンバー一人ずつとデュエットで3曲歌うという企画がありました。これがなんとびっくりBerryz工房を3曲。「流星ボーイ」「青春バスガイド」「雄叫びボーイWAO!」でした。ハロプロ曲を歌っているとハロプロ研修生っぽいな、と思ってしまったり。歌う曲によってイメージはかわりますね。この時期のハロプロを知らないのですが、イナズマイレブンというアニメがあり、そのアニメでBerryz工房の曲が使われていたそう。そのアニメを寺口が好きで今回選んだとか。歌った後、同じくそのアニメを好きな神風花と楽し気に語りますが、全然知らない風間玲マライカと山崎愛はステージ脇に集まって、じとーっと睨みます。

 

 ラストは「まぶしい」で締める、、と思いきやバースデーソングが流れてケーキが運び込まれるというサプライズ。お客含めてバースデーソング歌って改めてお祝いを。有志のお客さんがライブ前に光るプラスチックのうちわと赤のサイリウムを配って、ライブの最初と最後の曲にそれぞれ振るようにお願いしていて、会場中が光で染まっていました。ハロプロでもたまにそういったことをされているお客さんいらっしゃいますが、本当愛情の注ぎ方がすごいよなーと思います。頭下がりますね。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 07:39
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2015/02/20 ペトロールズ at 渋谷O-EAST
 1年ぶり2回目に見るギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。前回見た時に感激するところ多々あるライブで単独でも見たいなと思っていました。O-EASTはチケット売り切れで満杯。

 アンコール含め2時間ほどのライブ。ギターは全く取り替えず1本のみで演奏され、曲合間の弦調整も最小限で全般に簡素な編成ながら、丁寧に積み重ねられるグルーヴが心地よく素晴らしいライブでした。ソウルを基調としたリズムやメロディでベースとドラムのコーラスもブラックフィーリングたっぷりで良い感じ。メロディもポップに弾けすぎないリズムに沿ったもので耳馴染みが良い。ボーカルは低音と高音を使い分け、演奏につやのある色を加えているような印象でした。

 曲によっては長尺なものもあり、リズムチェンジしたところで効果的に大きく叩かれるシンバル音やギターリフ、ギターソロ、ベースソロなどが入れ込まれるところもぐっと来ること多々。MCではお客さんに自分達のあだなをつけさせるということをやっていて、いろんな名前で呼ばれていました。一番笑いが起きたのは関係者席の子供が言ったアフロヘアーのベース奏者に対する「モジャモジャモンスター」でした。それから、ドラムがライブ告知をシルベスタースタローンの吹き替え的なセリフ交えて読み上げていたのが(元ネタ知りませんでしたが)おもしろかったです。

 アンコール一発目は(後で知ったのですが)子供向け番組でやっているという「はのうた」という曲で、演奏している最中にステージ脇や後ろに、その番組のキャラクター(歯をキャラ化したような)が踊りながら出てきて、お客さんが騒然としていました。メンバーは「え?なんか起きた?」と素知らぬ振りしてました。全般に大人なライブ感溢れる中で聞いていた中での演出がユニーク。

 持っている音源が「SIDE BY SIDE」という3曲収録されているシングルのみだったので未聴ものがほとんどでしたが、楽しかったです。そのシングルからの「Fuel」はタイトなドラム音からギターのジャーンと切り込まれるイントロ部分からウキウキとなれる曲ですが、多くのお客もそうだったようで歓声も一際高かったような。
 
author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 23:05
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