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2017/09/20 Telefon Tel Aviv、toe at 代官山UNIT

 アメリカ・シカゴで活動するTelefon Tel Aviv。元々男性2人組ですが、1人は亡くなられたそうで現在は1人でのみの活動。11年ぶり2回目の来日とか。その11年前、山中湖湖畔の会場で行われた野外フェスで見たの覚えています。それ以来の来日になるんですね。
 
 この2組の出演でまずは日本の男性4人組バンドのtoe。ギター×2、ベース、ドラムの編成。フェスで良く見るバンドで、曲の半分くらいでキーボードの中村圭作が加わります。最初と最後の曲のみボーカル付き、後はインスト曲で1時間といったライブでした。まずはギターの1人だけ登場して酔いどれモードでMCします。自分が住んでいたところと同じ場所に住んでいる人に対しては何らシンパシーは感じないけど、Telefon Tel Avivを聞いた時にシンパシーを感じた、みたいな話を。その話の流れから「グッド・バイ」を歌います。他のメンバーも登場し、本格的に演奏開始。
 
 情緒あるギターフレーズを随所に入れつつ、静と動の対比が鮮やかに描かれるようなダイナミズムある展開がある曲に一番おおーっとなる印象があるバンドで、この日ラスト一個前にやった曲なんかはまさにそれで、もう本当すごい、一瞬のブレイクでドラム柏倉隆史が立ち上がって咆哮、そこから怒涛のドラム連打の迫力はすさまじいものがありました。ただ、この日はそういった曲は少なめ。軽快さあるリズムに端正な2つのギターの響きがからんでいくような、テクニカルな面が強調されたような曲が多かったです。この辺はもしかするとtoeがTelefon Tel Avivを知った2000年代の頃の曲が多かったんでしょうか。確か2000年半ばくらいにtoeの曲を初めて聞いた時の印象が、こういった曲だったかなーという記憶があります。と、書いていて、最近の曲ばかりだったらすみません。
 
 
 続いてTelefon Tel Aviv。機材を使っての音出しをしながら、時折マイクで声も入れるスタイルのライブ。「Fahrenheit Fair Enough」という音源を持っていて聞いていますが、その音世界とは随分と異なるもの。またうっすらとした記憶ですが、2006年のライブとも印象が異なるライブでした。1時間20分ほどのライブ。
 
 まず最初の15分くらいはリズム一切無し。不穏感ある低音と揺らぐようなノイズで構成された音を出します。真っ黒な雲の中を飛行機がグラグラと揺れながら飛んでいるようなイメージに捕らえました。ステージは暗いのですが、時々客席後方からライトが照らされ、顔や後ろのスクリーンが浮かび上がります。それと音も同期取るかのように、光指すような変化を聞かせている場面もありました。マイクで持続的な声を出して、それを加工して聞かせます。そしてアブスクトラクトヒップホップなビートがようやく出てきます。ここの最初の展開が一番ぐっと来ました。
 
 その後は不定形、複雑なビートをあれこれと入れ込みます。上音をループさせてリズムを細かめに入れてくる展開なんかもありました。そして時折歌うのですが、音に吸い込まれていくような奥行のある声がいい感じ。歌がより前に出てくると、リズムは四つ打ちになったりもしていました。緩やかな変化をいろいろと聞かせて1時間くらいで一旦音を止めて挨拶します。事前に勉強してきたと思われる日本語による長めの挨拶で、発音もキレイでした。
 
 そしてそこからリズム無しのものと不定形リズムものの曲を10分ずつ聞かせて終了します。恐らく本人にとってはこれがアンコール部分に相当する演奏だと思われます。以前、同所で見たThe Fieldのライブも同様な進め方でした(ステージ袖に引っ込まずに挨拶のMCして、曲にすぐ入っちゃうスタイル)。客席の喝さいとアンコールを求める手拍子が、客電ついてもしばらく鳴りやみませんでした。手拍子が鳴りやまないので、本人がステージに上がって再度挨拶だけして無事に終了。日本ツアー初日だそうで、この後野外フェスにも出るそう。日中、夜の暗闇、どちらでもおもしろく聞けるだろうなーと。
 

author:de nudge, category:live(Unit), 23:29
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2017/04/28 DE DE MOUSE at 代官山UNIT

 アルバム「Dream You Up」発売に伴うツアーの初日。これまでフェス、対バン等で見たことありますが、単独ライブは初めて。男性のソロユニットでこのアルバム発売からDE DEの「E」部分は上にアポロストフィを付けた表記になったよう(「デデ」と海外の人にも読ませるため)。会場満タンでぎゅうぎゅう詰めな中、聞きました。ダブルアンコール含めて1時間30分ほどのライブは派手なライトも飛び交うパーティー感覚溢れる楽しさ満面のライブとなりました。
 
 世間とは一日早めでこの日からGW休みに入ったので、昼間はお台場で肉フェスというお肉関係の屋台が出ているイベントでケバブサンド食べながらBlack Bottom Brass Bandのライブを少し見て、その後船橋へ移動。夕方から行われたららぽーとでのJuice=Juiceのシングル発売ミニライブを見てと、無料ライブを楽しんだあとに代官山へ向かいます。20時から開始予定と書いていたので10分くらい前に入ったのですが、どうやらオープニングアクトがあったようで、聞き逃しました。ステージ脇で演奏していたアクトからほぼ音途切れることなくDE DE MOUSEのライブスタート。
 
 このツアーのライブはPC/キーボード担当のDE DE MOUSEに、ドラム、ベース、ギターが加わった4人編成。ドラムはDE DE MOUSEのライブでお馴染みLITEの山本晃紀、ギターとベースはSawagiというバンドのメンバーとのこと。ドラム、ベース、ギターの順で入場し、音を重ねていきます。歓声浴びる中DE DE MOUSEも登場して曲に入ります。
 
 アルバム「Dream You Up」はもし80年代にインターネットがあったらみたいなものをコンセプトにポップやSF感などを盛り込んだ曲が並んでいます。「As You Like It」の持続するシンセ音なんかはMadonnaの「Material Girl」のサビ部分を想起させたりしますし。ただ音の質感は今ならではのもの。DE DE MOUSEはポップでキラキラした要素を盛り込みつつ、強いリズムを入れ込んでいてそこが好きな要素ですね。4つ打ち的な展開もあるのですが、ダダダダと連打するようなリズムをこれでもかと入れ込んでいくのが特徴的で、サイドステップ踏むダンスミュージックというよりは、首をカクカクと振って反応したりと、縦ノリが似合うテクノミュージックです。DE DE MOUSE自身も縦に飛び跳ねながら客を煽りまくります。
 
 また音源自体も良いのですが、ライブでは生楽器が加わったことによるダイナミズムが加わって、聞きごたえ満点。強いベースラインとかで曲が展開されるとおおーっとなります。ポップサイドの親しみやすさとリズムのかっこ良さのバランスが良いですね。時々はみ出すような過剰なギターやドラム、キーボードなんかが(ソロとかでななく瞬間的に)弾けたりするような音も楽しい。
 
 MCは相変わらず人を食ったような感じで、おすぎかと思うようなオカマ口調になったりオラオラ系なセリフ言って笑い誘ったりと。常にキャラかぶって話すように聞こえるので、本心なのかが見えにくいのも特徴的。アンコール最初は一人で登場して「Pump it Up」という曲を。この曲はニューヨークで活動するAnamanaguchiとのコラボ曲ということですが、おもちゃ箱をひっくり返した感がある性急なビートをふんだんに入れつつ、ハウスな感覚もあるというおもしろい曲です。
 
 楽しさが詰まった音を表現仕切ったライブで非常に楽しめました。ツアーが続いて海外公演なんかもあったりするようで、さらに今年のフジロック出演も決まったそうです。夕暮れのホワイトステージとかで照明含めたこのセットで見れたら良いだろうなーと。
 

author:de nudge, category:live(Unit), 10:03
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2017/02/23 Halo Orbit、Stuts、DE DE MOUSE + his drummer at 代官山UNIT

 The Mars Voltaのメンバーで、他バンドなどでも多数来日しているベーシストJuan AldereteとBuffalo Daughterのギタリストシュガー吉永が出会って立ち上がったそうなバンド、有名ジャズドラマーのMark Guilianaと組んでいるということもあり、異種混合感がすごくてライブどんな感じなのかしらと楽しみにしていました。
 

 
 ゲストが2組。最初はDE DE MOUSE + his drummer。45分ほどのライブ。機械、キーボード使って演奏するDE DE MOUSEにLITEのドラマー山本晃紀ががっぷり四つに組んでビートを出します。ときよりほんわか、ポップなフレーズも入れて来るものの基本はリズムをこれでもかと刻みまくるスタイル。ダダダダダと2人が揃ってドラムとキーボードをひたすら叩きまくるところとかウキウキして聞けます。遊び心も盛り込みつつ、かっこ良いビートを積み上げているのが高揚感を呼んで、良いライブだなーと。ちょいちょい編成違いますが、このスタイルのライブ見るの3回目となり、毎度刺激もらえます。
 
 
 続いてステージ脇のDJブースでStutsのライブ。初めて見ます。30分ほどのライブ。MPC1000というサンプリングマシンを叩いて演奏するスタイル。サンプリングマシンを叩いて出すグループといえばHIFANAを思い出します。ボタンを叩く姿とヒップホップ軸にしたビートががっつり噛み合ってきて見た目にもノリ的にも楽しい。Stutsも恐らく同様のスタイルだと思いますが、奥の方にいて姿がよく見えず音だけを堪能。ヒップホップ軸に遊び心あるいなたい感じのある音をそこかしこに入れ込んでいい感じにのれますね。ペトロールズのトリビュートアルバムに参加しているそうで、その時の曲も披露。「アンバー」という曲をラッパーと組んでビートを強調したほどよく解体された曲になっていました。
 
 
 最後はHalo Orbit。ギター/機械使っての加工ボイス担当のシュガー吉永、ベースJuan Alderete、ドラムMark Guilianaという3人編成で、全員赤に身を包んでの登場。3人とも赤のつなぎに帽子、靴まで赤。アンコール含めて1時間20分ほどのライブは、確固たる味ありながらいろんな聞かせ方をして楽しいものでした。バンド名からも宇宙的なイメージがありますが、音もなんとなくそのイメージに引きつられます。スカスカした感じのミドルテンポものや、ギターとベースが弾けまくって疾走する展開の曲なんかも近未来的、スペーシーさがあるような。Mark Guilianaは初めて見ますが、細やかなリズムを正確に刻むのが持ち味といった印象でしょうか。個人的にリズムそのものよりおかず的に崩すように叩く部分に魅力を感じました。
 
 Juan Aldereteはものすごくノリノリ。踊りながら弾きまくったり、指笛吹いて客席煽ったりと。シュガー吉永はかっこ良いギターリフやソロなんかも存分に聞かせつつ、2,3曲ほどギターを持たず、機械いじっての加工ボイスのみに専念したりしていました。ソロコーナーもあり、3人が1回ずつ担当していました。Aldereteと吉永はそれぞれ自分が弾いたフレーズをサンプリング、ループさせて多重的に音を重ねるようなソロ。そのソロを途中で止めなく、そのまま他メンバーが加わって曲をつなぐように演奏する聞かせ方も良い感じでした。

 

 後半の音の洪水のような吹っ切れた早いビートのロック的な展開もおおーっとうなります。そのまま怒涛の展開につなげるのかな、と思ったら一旦落ちつかせて、じんわりと少量の音を積み重ねていくセッション的なものを長尺やります。そこからステージ後ろの幕を開けて、そこに映像が飛び出します。スクリーンに映るラッパーがラップする(とその後ろに日本のアニメも)のに合わせて演奏する「One Of These Days」という曲をやります。この展開おおーっとなりました。ラップと絡む各楽器の吹っ切れたスピード感ある音、とりわけギターの音がラップに切り込んでいくようなもので、めちゃかっこ良い。本編をこれで締めて喝さいを浴びつつ再び登場。アンコールはベースのどこか物悲しさを感じさせるリフから始まり、そこからじんわりと各楽器の重なりを聞かせるもので終了しました。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 17:18
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2016/12/14 DEERHOOF、D.A.N. at 代官山UNIT

 2年ぶり5回目に見るアメリカ・サンフランシスコ出身のDEERHOOF。アルバム「The Magic」リリースツアーを見に行きました。
 
 会場到着するの20分ほど遅れ、既に始まっていたD.A.N.のライブを途中から30分ほど。3ヶ月ぶり2回目に見る日本のボーカル/ギター/キーボード、ベース、ドラムの男性3人組の男性3人組バンド。ボーカル/スティールパン/キーボード/ドラムパッドを担当する女性のサポートが加わった4人編成は前回と同じ。前回のライブで気に入ってアルバム「D.A.N.」買ってよく聞いていて、またライブ見たいと思っていました。途中からになってしまいましたが、生演奏で展開させるソウルやハウスなんかを感じさせるビートを作り出して、そこに奥行あるギターやキーボード、スティールパン、高音のボーカルなどが宙に舞っていくような感覚が味わえる曲群を堪能しました。特にスティールパンの使い方が良い感じで、こういったビートにスティールパンの音ははまりますね。
 
 
 続いてDEERHOOF。男性ギター×2、女性ベース/ボーカル、男性ドラムの4人編成。ポップとジャンクが交差して爆発するライブはいつ見ても最高と思えるもので、ステージが良く見えない位置だったものの楽しく聞きました。アンコール含め1時間15分弱だったかと思いますが、1曲が短いものが多いのでたっぷりやった感あります。最新アルバム聞いていなかったので、ライブ全体の印象になりますが、これまでよりカラっとした感じの楽曲が多かったような。
 
 ドラムGreg Saunierの怒涛の如くうち乱れる叩きっぷりも相変わらずなすごさで、リズムキープなんじゃそれな豪快さある展開を随所に織り込みます。他楽器がその代わりリズムキープする、、ってこともあまりなく相乗するかのようにギターノイズまき散らしたりして、せーので元のリズムに戻ったりしていくのも楽しい。そういった展開を緻密さというより、荒っぽく豪快にやってのけるのが見ていてかつ聞いていて楽しいなと。ベース/ボーカルSatomi Matsuzakiが無表情でかわいらしく歌い、ところどころに入れる変テコダンスも鉄板なおもしろさで、普段どうやって練習してたりするのかしら、とか思ったり。1曲ギターのEd Rodriguezが歌う曲もあって、もろパンクな展開で盛り上がりました。
 
 MCを担当するドラムGreg Saunierのヘンテコ日本語MCもお馴染みですが、ひさびさな来日ということもあり、だいぶ日本語を忘れていたようで、時々Satomi Matsuzakiに教えてもらって話していました。「緊張」と「金賞」をもじったシャレを盛り込むという難しい話に挑戦していたり、D.A.N.の音楽を褒めた上で「でも歌詞ちょっとヘン。」と(確か)「Curtain」の「Into the light, you'll come to see」という歌詞が英語的にヘンに感じるとツッコミ入れていました。
 
 アンコールの曲は結構難しめなコールをお客に要求して歌わせていました。「パン」「パン」と歌っていくのですが、間の拍子を1拍、2泊、、と徐々に増やして3泊終わりに1フレーズを歌うというもの。そういったものも楽しいと思わせるお客を熱中させるライブでした。このバンドのみで味わえる不思議で独特な高揚感がくせになりますね。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 17:11
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2016/11/13 ROVO at 代官山UNIT

 アルバム「XI」リリースに伴うツアーの最終日、20周年を迎えたROVOの今年ファイナルともなる公演です。2日間連続でのUNITのライブで前日はアルバム曲メインだったそう。この日はレア曲中心にやる日ということで「XI」からの曲は無し。2日でセットリストをガラっと変えてしまうメニューの豊富もさることながら、演奏陣のすごさに改めて驚嘆したライブとなりました。MCはライブスタート、本編終わり、アンコール最初、最後に簡単な一言をするだけ。2時間超えの圧巻なライブで、体力合わせてものすごいなーと。
 
 UNITで聞くROVOは初めてで、最初の曲で音の良さにおーっとなります。ベース、ドラム×2のリズム隊の重さががっつり伝わり、そのリズムに寄り添ったり、独自のフレーズを弾いたりするキーボード、ギター、バイオリンの音とのかみ合いも素晴らしく渾然一体となった音の塊を一身に浴びることの気持ち良さを感じます。最近のライブは各楽器の音の分離の良さを味わうことが多かった印象ですが、この日の音のタイプの方が好みですね。ステージ後ろに映像とかも映さず、照明も特別なものも使っていなかったので全般に薄暗い中でライブしてした形となりますが、新宿Liquid Roomで良く演奏していた時を思い起こしました。
 
 「MIR」という曲はファンクなギターから始まる曲ですが、この曲の山本精一のギターが変幻自在。曲が進む中でいろんな表情を見せるギターの音色がかっこ良い。懐かしいなと思ったのが「Haoma」。この曲が収録されている「MON」というアルバムが個人的に一番好きなアルバムで、ひさびさに聞いてうれしくなりました。音源では途中ビリンバウという楽器を使ったパートがあり、ビヨンビヨーンと鳴る音から怒涛のリズムになだれ込んでいくのですが、ライブではビリンバウ使わずにパーカッションでやっていました。本編最後は「Cisco」で、その前にセッション的な音の積み重ね的な曲をやっていて、あれこの曲なんだっけ?と後でセットリスト確認したらアルバム「CONDOR」に収録されている「n'POPO」でした。このアルバムは最初から最後通して一曲という形で、「n'POPO」はその中の一章というものだったので、その部分だけ取り出して演奏するって珍しいのではないでしょうか。
 
 本編最後の「Cisco」はもう圧巻。最初の方は、溜めの効いた重い岡部洋一のドラムに芳垣安洋以外の楽器は寄り添ってリフを刻んで行きます。芳垣は自由目に叩きつつ、早いリズムをビシバシと叩いていくので一人だけ浮いている感じ。そこに勝井祐二のバイオリンのリフが芳垣のリズムに合わせるようになり、だんだんと他の楽器も芳垣の方に合わせて早くなっていき、6人全員が爆走する感じでどんどんと上昇して突き抜けていく曲。メロディ的なものは一切なくリフを積み重ねていくだけで長尺な曲を成り立たせていくROVOならではの曲で、聞いていてどこまで上昇していくんだろう的な、そして最後の怒涛の高速リズムに体ごとブラックホール的なものに引きずられるような感覚を覚えます。
 
 アンコールは2曲。かなりひさびさに聞く「極星」、比較的お馴染みの「Spica」で締めでした。本編だけでも大満足なくらいでしたが、そこからさらに2曲もやるって凄すぎ、よくこれだけ激しい演奏を続けられるなーと。まさしく怪物なバンドだなー、と思いを新たにしました。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 08:20
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2016/09/23 西恵利香Presents「re:LISTEN UP〜わりと朝まで〜」 at 代官山UNIT

 西恵利香という女性シンガーが主催するオールナイトイベント。この方は初めて知る方で、ラインアップされた仮谷せいら目当てで行ってみました。どんな雰囲気かな?と全く想像つかない状態で参加しましたが、最初から最後まできっちりと楽しめたイベントとなりました。

 

 23時過ぎに入場して28時半近くまで。前半が女性シンガー5組、後半がDJ4組で合間に西恵利香のライブがちょこっと入るという流れ。見た順は、

 

 WHY@DOLL→仮谷せいら→浦郷えりか→星野みちる→西恵利香→DJフクタケ→DJ HIYOCO→西恵利香→DJ KO KIMURA→松井寛

です。

 

 西恵利香がKO KIMURAにリミックスアルバムを作ってもらって、その発売記念イベントということで集まったメンバーのようです。全般には黒っぽい感覚も随所に入るこじゃれたトラック、というところが共通軸としてありつつ、バラエティに富んだアクトといった印象でした。

 

 バンドもののイベントでDJ入れると、DJタイムが休憩時間みたいになってしまって、DJの方が気の毒になる時もよくあるのですが、このイベントはクラブイベントに近しく(客層は違います。特に客席脇に大量の荷物が置かれているって光景が独特でした)普通にDJの音に踊っている人達が結構いました。一番最後に西とDJ陣がちょこっとトークするコーナーがあって、DJで盛り上がってもらえるか心配していたが思っていたより盛り上がって聞いてもらえて良かった、みたいなコメントされていました。自分も後半は普通のクラブイベントなノリで体揺らして聞いてました。

 

 最初の2組以外は見るの初めて。初めて見るアクトについては、KO KIMURAと松井寛の2人以外はお名前も今回初めて知りました。最初5組の女性シンガーは20代中心のよう。西はアクトの切れ間にステージに出てきて、各アーチストを紹介していました。しゃべりがうまく、気配りもできてしっかりしている方だなーと。また、ステージに立たない間は、別の階でサイン会までやっていたりしてフル稼働。かなり大変だったのではないでしょうか。

 

 順に感想を。
 

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author:de nudge, category:live(Unit), 08:37
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2016/07/15 The Field、Hiroshi Watanabe aka KAITO、DJ Yogurt at 代官山UNIT

 スウェーデン出身のAxel Willnerの一人テクノユニットであるThe Fieldを主役に据えたイベント。アルバム「The Follower」発売を受けての日本ツアー。夜25時くらいから28時過ぎくらいの滞在。

 

 25時くらいに会場に入るとDJ YogurtがDJをしていました。最初聞いた30分くらいはThe Fieldの世界に沿うような気持ちの良いシンセ音を核にしたテクノで、会場に入るなりその音に聞き入ります。電子音を浴びるのに持って来いの会場でいい音に浸るのは幸せ〜と思ったり。続いての30分はビートは少し落ち着きを感じさせつつカラフルなキーボード音を舞わせるような変化を聞かせていて楽しかったです。

 


 26時からThe Fieldのライブスタート。見るのは2年ぶり3回目で全てこの会場となります。前回と同じく大きな機材を用いての一人での演奏。The Field特有の小さな女の子の呪術的な印象のある声をサンプリングしたような音を聞かせつつのじわじわとした立ち上がりでスタート。そこから強めのビートを入れてきます。「The Follower」は深遠なシンセ音とぐにゃりとしたようなベース音を絡ませたような作りをしている曲多めですが、ライブではダンス面にも目を届かせるような強めののりやすいビートも入れてきます。ミニマルなフレーズを少しずつ変化させてきてかっこ良いなと思うところ多々あります。

 

 やった曲は自信無しですが、「The Follower」「Pink Sun」「Monte Verita」あたりはやったでしょうか。「Monte Verita」がこの作品の中では一番初期のThe Fieldっぽいものと言えるもので、長尺な中ボイス、シンセ音が海の深いところに潜り込んでいくような感覚も味わいました。1時間くらい過ぎたところで通常セットが終わったと区切りをつける意味もあったのか、一旦音を止めてから15分弱ほど旧曲を。こちらも自信無しですが、「EVERYDAY」「Yesterday And Today」あたりでしょうか。この辺の曲はビート面、キーボードのフレーズがノリやすいというか、ポップに弾ける感覚がありますね。どちらの面も好きで、良いライブだなーと思うことしきりでした。

 


 27時20分くらいからHIROSHI WATANABE aka KAITOのDJ。1時間ほど聞きました。いきなり高速のシンセ音を細かくしたフレーズで爆発的に聞かせる展開におおーっとなります。弾けたように踊るお客さんもたくさん。空を高々と舞うようなシンセ音が気持ち良いHiroshi WatanabeのDJですが、自分が聞いた中では一番踊らせる展開で来たとの印象でした。シンセの単音持続音に管楽器音をからめるジャジーハウスってな印象もある展開なんかも織り交ぜつつ、気持ちよくのれる瞬間が多々。深夜帯のイベントはなかなか参加が厳しいのですが、やはりこういった空間で音に浸るのは良いなーと改めて思った一夜でした。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 14:10
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2015/10/24 dip、NOT WONK、The fin. at 代官山UNIT
 バンド3組がそれぞれ45分ほどのライブを行う「The World to Come」という名前がついたイベント。英語で歌っているくらいが共通項で音楽性やキャリアがバラバラなのがおもしろい、いずれも楽しんで聞きました。dip以外は初めて見るバンド。

 最初はThe fin.。神戸出身、ボーカル/キーボード、ギター/キーボード、ベース、ドラムという編成の男性4人組。高音のキーボードやギターをはじけさせつつ、ミドルテンポのリズムできれいなメロディを歌うといった印象。80年代のシンセポップなメロディの曲もありますが、それをバンドサウンドとしてきっちり聞かせていました。アメリカ、イギリスの歌ものバンドの影響が強く感じさせられるアレンジでありつつ、どこか東南アジア的というか湿度が高いような音を織り込んでいたような気がします。具体的にどこかって言えないのですが、、ボーカルとギターの方の濃い顔立ちに印象が誘導されたこともあるかもしれません。

 続いてはNOT WONK。苫小牧で活動しているというギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。最初の曲は質実剛健なUKロックという印象なもので、The fin.がKEANEなら、NOT WONKはStereophonicsかな、、なんて思っていたら2曲目ではがらっと変わります。3つの楽器がユニゾンで高速リフをブレイク織り込みながら刻んで、そのままメロコアな曲を。その後もいろんなタイプのロック曲を繰り出しますが、バラバラという印象は無く芯が通っているというか強いリズムやギターリフを出しつつ真っ直ぐに歌う様がかっこ良い。重い音を織り込む場面もあり、今度LOSTAGEと対バンやるというのもうなずけました。

 最後はdip。今年のあらばきロックフェスで見て以来2回目になります。感激する所多々あるライブでまた見たいと思っていました。ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組で、ざらついた音色とともに疾走感があるリズムと、それに寄り添ったり離れたりする飛翔するようなギターリフがすごくかっこ良いバンド。インスト部分をたっぷり聞かせた後で入るボーカルもがらっぱちな感じもありつつかっこ良い。時折絶叫気味に歌うのも良いですね。ギターリフをサンプリング、ループしたりして音を重ねる場面もあるのですが、基本的には3人が生で出す音をそのままぶつけてきます。音加工もあまりしていないと思われる中で、これだけ混沌としたサイケ感があるのがすごい。ミニマルなリズムの中にはいろんな変化を入れてきていて、特にドラムのここぞというところのブレイクや早叩きなどを織り込んでくるのにぐっと来ました。
 
author:de nudge, category:live(Unit), 12:37
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2014/12/27 In Business at 代官山UNIT
 8年続くファンクもののパーティーIn Business。渋谷Club Asiaから代官山UNITに場所を移して定期的にやっているようです。今回初めてのデイタイム開催ということで行ってきました。2007年のフジロックのCRYSTAL PALACE TENTで出張版としてやっていたのを見ているんで、2回目の参加となりますかね。年齢層は様々。お子さん連れもちらほらといらっしゃったのはデイタイムならではでしょうか。

 16時過ぎに会場に入ります。黒田大介のDJ→Osaka Monaurailのライブ→MUROのDJ→Sir Joe Quarterman with Osaka Monaurail→DJ JINのDJを少々といった感じで楽しみました。DJ陣はファンク度濃厚。黒田大介は昔ながらの曲を忠実さを基本としつつかっこよく聞かせます。細かいドラムビートを軸にフルートのソロがのっかる曲がかっこよかった。MUROはヒップホップなどもからませつつ、ファンクな曲をいろいろリミックスして聞かせていた印象。DJ JINはちょっとだけ聞いたのですが、後で触れるドカンと盛り上がったライブを受けての踊れるビートをがつっと聞かせてきて、いずれもおもしろかったです。

 ライブは最初Osaka Monaurailのみで20分ほど。続いてSir Joe Quartermanを迎えて1時間ほどのライブでした。ボーカル/キーボード、ギター×2、ベース、ドラム、サックス、トランペット×2といった編成で格好良くそして少しユニークな局面も見せるライブは楽しい。長身、坊主頭のボーカル中田亮は歌というより唸るといった感じでバンドの指示含めてバンドのグルーヴを統率している印象。ギターソロの場面で管楽器隊とやってた変な踊りがすごくおもしろかったです。

 そして2007年のフジロックではMarva Whitneyを迎えていましたが、今回も生ける伝説ということでSir Joe Quartermanを迎えてのライブ。不見識な自分は初めて知りました。「(I Got) So Much Trouble In My Mind」という曲は聞いたことあるかも、という有名曲ですね。1973年の作品ということですが、今聞いても抜群なかっこ良さ。御年70歳ということですが、銀ラメのスーツを身にまとい張りのある声で歌います。またトランペットを吹く場面もありました。ニコニコとステージを駆け巡りサービス精神も旺盛。バンドも単独より音が分厚くなったんじゃないかと(中田亮がキーボード弾くのに専念するアレンジが多かったせいもあるかもですが)思わせるような気合っぷりでマッチしていました。

 ライブ帰り、代官山の町を歩いていると子供たち中心に「火の用心」とカンカンと拍子木を鳴らして歩く一団を見ました。すごく久々に見ましたね。
 
author:de nudge, category:live(Unit), 10:35
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2014/01/17 THE FIELD、CRYSTAL、にせんねんもんだい at 代官山UNIT
 スウェーデン出身のAxel Willnerの一人テクノユニットであるTHE FIELDを主役に据えたイベント。夜24時くらいに入って28時過ぎくらいまでの滞在。がっつりフルで見た3アクトの感想を。

 にせんねんもんだい
 2年ぶり8回目くらいになるギター、ベース、ドラムの、もう10年以上のキャリアを重ねる3人組インストバンド。ストイックにゴリゴリのミニマルフレーズを重ねる曲中心ですが、見る度にミニマル度が上がっていきますね。去年発売したアルバム「N」を聞いていてライブ見たいなと楽しみにしていました。アルバム収録されているのは10分以上の曲3つなのですが、それを全部やっていました(曲順もたぶんそのまま)、40分ほどのセット。ギターの高田正子は足元に加え、テーブルにも多数のエフェクターを置いています。ギターのフレーズをサンプリングし、その場でいろんな音に加工して重ねていくのですが、ギターを弾いている時間よりもエフェクターをいじっている時間の方が長く、ギター奏者というよりエフェクター奏者と言っていいような。ベースの在川百合は淡々としたリズムを刻んでいって、時折はっとするフレーズチェンジをしていきます。ラストにやった「B-2」では曲の最初の方は高田正子と同様にエフェクターいじりからの音出しで、エフェクター×2、ドラムって編成がおもしろいなと思ったり。その後はそれまでの曲と同様に淡々としたフレーズを弾いていくのですが、足元のペダルを細かく踏んだり離したりして不思議なノリ良さな音になっていました。ドラム姫野さやかはドラムセットまでそぎ落としていてシンバル、スネア、バスドラが1個ずつのみと、54-71でのBOBOと同じくらいの最小限のセット。シンバルを細かく刻んで、スネアの音を効果的にはさんできます。三位一体で構築された音の世界観がすごいなーと、一個一個のミニマルなフレーズが頭をぐるぐると回って熱中しました。

 CRYSTAL
 ステージ脇にあるDJブースで1時間20分くらいのDJ。Traks Boysや(((さらうんど)))というユニット/バンドなどでも活動されているDJだそうですが、聞くのは初めて。冒頭の15分はディスコなリズム、ファンクなベースや管楽器音を取り込みつつ、気持ちの良いテクノなシンセ音を軸に展開していました。そこを過ぎるとテクノ一本なノリになり、ずぶずぶと深海に引き込まれるようにシンプルな音で引き込んでいきます。ダブミックス奏者がやるような鳴っている音の中の一音(ベース音だったりシンセ音だったり)を消していくようなことを何回かやっていておもしろいなと思いました。ラスト20分くらいから、気持ちの良いシンセ音でカラフルな世界になってお客のノリも変わってドカンと盛り上がるようになって、そこから強く早いビートで熱狂的な感じになり、ラスト10分はビート抑え目で徐々に熱を冷ますような曲になっていました。起伏ある展開で楽しかったです。

 THE FIELD
 見るのは同所で見て以来の2年ぶりになります。前回はベースとドラムを率いてのライブセットでしたが、今回は一人のみでの演奏。いろんな機材を使ってのパフォーマンス。去年出したアルバム「Cupid's Head」はそれまでの気持ち良いシンセ音の持続中心の作風はそのままにリズムを抑えた作りになっているのが印象的でした。気持ち良さを全面に取っている感じで、今回リズム隊がいないのもそのアルバム受けてのライブセットなのかなと思っていました。が、予想に反してでかいベース音出しまくりでミドルテンポのリズムで1時間ほど押し通します。にせんねんもんだい同様変化は少なく、森林に吹雪の音が鳴り響くといった印象のシンセ音を強力なリズムの中に入れ込んでいきます。最初の1時間は「Cupid's Head」からの曲中心だったかと思いますが、音源との印象は異なるもの(スピーカー近くで聞いていてリズムがガンガンに頭に入ってきたこともあるかもしれませんが)でした。お客さんもじっと聞きこむモードでした。ラスト30分は旧作からの曲でここでガラッとモードが変わります。「FROM HERE WE GO SUBLIME」から「EVERYDAY」「OVER THE ICE」とあともう一曲やってた気がしますが、失念。ここではダンスモードになりお客の動きも激しいものになっていきます。アレンジも音源から変えていて、「OVER THE ICE」はハミングみたいボーカルをリズムの裏に隠すかのような聞かせ方をしたり、一番ドカンと盛り上がる直前のリズム無しのフレーズをこれでもかと続けてお客をじらしたりと。前回のバンド編成といい、今回の一人セットで最初の1時間と残り30分のモードの違いといい、いろんなライブを聞かせることができるんでしょうね。今度は最新作のモード一辺倒なライブも聞いてみたいなと思いました。
 
author:de nudge, category:live(Unit), 13:07
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