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2018/05/20 improvisation sessions(AYA、柏倉隆史、中村圭作、芳垣安洋) at 恵比寿Liquid Room(Time Out Cafe&Diner)

 前述のライブを見終わった後、会場のCreAtoを出て300メートルほど歩いてLiquid Roomに向かいます。1階にライブハウスがある会場ですが、この日は2階にあるカフェTime Out Cafe&Dinerでの特別版ライブを見ました。19時過ぎに会場に入ってCOMPUMAのDJを1時間ほど聞いた後、ライブが始まります。
 
 メンバーはベースのAYA(OOIOO、坂本慎太郎のバックなど)、ドラムの柏倉隆史(toe、the HIATUS、木村カエラのバックなど)、キーボードの中村圭作(kowloon、toeのサポート、木村カエラのバックなど)、ドラムの芳垣安洋(ROVO、Orquesta Libreなど)に、事前アナウンスされていませんでしたが男性ギターが加わった5人編成でのセッション。ライブミックスはKAMIYANNが担当。事前決めごとなく、40分の長尺、20分の長尺、アンコールで30分の長尺と計1時間半のセッションが行われました。
 
 ベースのリフが主導する展開も少しありましたが、大部分は中村のキーボードが主導しているように見えました。中村がキーボードのつまみをいじっていろんな音色を断片的に出したり、短いリフを隙間あるように重ねていくことで、他の楽器がいろんなイメージで音を重ねてきます。これまでサポート奏者としての中村しか聞いていなかったので、主導して音を出す様がものすごく興味深かったです。乾いたニューヨークの音なんてイメージや、ソウルなもの、ジャズなものなどなどいろいろ想像が掻き立てられる音を出していて、おもしろいなと。そこに達人とも言える方々が持ち味出しつつ、お互いの音に反応する協調もしつつで、いろんな味が感じられて楽しく聞けました。
 
 手数も多く力強くも叩く怪物といいたくなるドラムのお二人ですが、持ち味は違いますね。一定のリズム刻むダンスモードな場面は芳垣が主導しているように聞こえ、2つ目のセッションの最初の方のブレイク入れつつ変拍子でドカドカ叩く場面は柏倉が主導しているように聞こえました。ギターの方は周りの協調を第一としつつ、ドリルみたいなものを使って変わった音を出したり、キーボードのリフと輪唱するような聞かせ方をしたりと多彩。ベースも耳を惹かれるリフを随所に入れてきます。KAMIYANNが時折入れてくるダブエフェクトもいい感じでドラムやキーボード、ギターの音のゆらぎが楽しい。
 
 アンコールは少音でのセッションで短めに締めるのかな、と思いきや中村のキーボードの断片音がジリジリと妙に周りの演奏者を煽り立ててきて、最後は2台のドラムが笑っちゃうほどのドカドカした叩き方をして会場大盛り上がり。演奏者みんな笑顔を見せて大団円迎えて終了しました。こういった蜜な空間で普段いろんなバンドのライブ見ている方々の即興セッション、しかも恐らく柏倉と中村の組み合わせ以外は初めて一緒に演奏したと思われる組み合わせで、こういったライブを見れるのは貴重で楽しかったです。

 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 06:23
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2018/04/27 Four Tet at 恵比寿Liquid Room

 イギリスの男性ソロユニット。12年ほど前、本名のKieran Hebden名義でドラマーSteve Reid(2010年に亡くなられたそう)と組んだライブは見たことありますが、Four Tet名義では初めて見ます。
 
 特殊なセットで客席中央にステージセットが組まれ、それを四方八方から取り囲んで見る形式。4方向にスピーカーがあるので中央目に行った方がサラウンド体験できそうですが、客席として開放されていた通常のステージに登ってそこから見ることにしました。こんな感じの視点になるんだなーと。チケット売り切れで満杯。SEKITOVAのDJ(硬質なビートにメランコリックな上音がかぶさってかっこよい世界観)を聞きながら、ライブ開始を待ちます。
 
 客をかき分けるように中央のステージセットに入ったFour Tetのライブはアンコール含め2時間。ほぼ知識無しで見たライブになったのですが、おもしろい音が行き交う聞き入ったライブとなりました。断続的なリズム音から開始して、そのまま抽象的な世界観続くのかな、と思いきや乗りやすいビートを早々と展開していきます。リズムを出す音にエフェクトかけて立体感出しつつ、上音となるボーカルや、ガガガと鳴るような工事中みたいな音、コラ(西アフリカの弦楽器)の音、トランペットなどをあれこれと足していきます。
 
 前半はレゲエベースの音が多かった印象で、機械から出す揺れあるリズムと意外な組み合わせとなる前段の音を堪能。後半からはスピード感あるリズムが出てきて、それに合わせてお客の反応も熱烈になっていきます。時にはぶっとんでいると言いたくなる壊れた機械のような音を出したりして、その変化のさせ方もおもしろい。本編ラストはオリエンタルな女性ボーカルに気持ち良い音を乗せて恍惚状態で聞かせて大団円。拍手喝采を浴びて、360度のお客に手振って挨拶した後10分ほどのアンコール。そのオリエンタル女性ボーカルものを継承しつつ、落ち着いたビートで聞かせていました。
 
 ここまで真っ暗な状態でクラブのような状態でライブ行われていたのですが、アンコール開けて淡い照明がステージセットを照らします。さながらリングで勝利したボクサーがお客さんに勝鬨を上げているような光景でした。一個だけ少々残念だったのは、暗闇ライブなのにカメラで映すお客さんがひっきりなしにいたことです。せっかくの真っ暗な状態で、チラチラ光るものが見えるのは無粋というか興がそがれるというか。暗闇の状態で写真撮っても大したもの残せないと思うのですが。

 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 10:56
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2017/11/07 MOROHA、クラムボン at 恵比寿Liquid Room

 アコースティックギターとラップの男性2人組MOROHA企画の対バンライブ。クラムボンを迎えます。クラムボンはお馴染みですが、MOROHAはクラムボンが武道館でライブした時にゲストで1曲登場したのを見ただけで、がっつりとライブ見るのは初めて。クラムボンはライブによって表記を「clammbon」と「クラムボン」を使い分けているようですが、なんか法則あるんですかね。それぞれ1時間ほどのライブをして、アンコールで2組揃って2曲をする構成。
 
 
 まずはキーボード/ボーカル、ベース/ギター、ドラムの3人組クラムボン。会場到着遅れて1曲目「Slight Slight」の途中から見ました。「Slight Slight」とラストの「タイムライン」でしっとり聞かせる以外は、MOROHAが対バン相手ということを意識しているのか、リズム強めの曲が多かった印象です。ライブ鉄板曲として「シカゴ」「KANADE Dance」「波よせて」。「波よせて」はベースのミトがラップする曲で、Small Circle of Friendsのカバー。サビはお客が合唱状態になるお馴染み曲で、この対バンという場でも「すぐ覚えられるから歌ってー」と呼び掛けてました。他にもカバーあって岡村靖幸の「カルアミルク」を。こちらは恵比寿から六本木に行くことを歌っているからとセレクトしたそう(恵比寿って単語歌詞には出てこない気がしますが)。
 
 今年出したアルバム「モメントe.p. 2」からは「タイムライン」の他に「レーゾンデートル」「nein nein」も披露。このアルバム買って聞いてからライブ見るの初めてで、多めにやってくれたのうれしい。「nein nein」は「トラップミュージックっぽい曲」とミトが言ってましたが、その単語初めて知りました。テンポ遅めなヒップホップ系統のリズムに電子音もまぶしつつ、言葉過剰気味に若干メロディ寄りにラップするスタイルってな印象を受けました。ポップスとして聞けることを主眼に置いている曲が多いクラムボンですが、演奏がものすごく毎度唸ります。「レーゾンデートル」なんて生でライブ演奏を見ると、ビビるくらい複雑な展開。
 
 
 続いてMOROHA。アコースティックギターとラップのみというシンプルな編成で1時間がっつり聞かせるのはすごいですね。時にはスパニッシュギターっぽくボディ部叩いたり弦をはじくように弾いてリズム強調させますが、全般には情緒あふれる抒情性高いギターが前面に出てきます。その中でポエトリーリーディングな要素強めなストーリー性高い歌詞をラップします。フックに当たる部分もメロディは付けず、同じ歌詞を繰り返すことで生み出していました。声の個性が強くで耳を惹かれまくり。よく声持つなーというくらい突き抜けた感じで声を絞り出しています。曲の合間のMCコーナーもちょいありました。
 
 通常のライブではラッパーのアフロのみがMC担当してギターのUKはしゃべらないそうですが、この日はしゃべっていました。この日楽屋でしゃべったUKの下ネタがスタッフに受けたという話で、それをライブ会場でも話しかけますが、アフロに途中で止められていました。アフロは元々クラムボンのファンのようで、以前ライブ見に行った時に自分達のCDをスタッフさんに渡したらミトまで幸運にも届いて、しかもその日に聞いてくれて、興味を持って声掛けてくれ、クラムボンのアルバム曲参加にまでつながったそう。
 
 
 アンコールは2組共演で2曲。アルバム「triology」に収録されている「Scene 3」をまずやります。この曲はクラムボンの武道館ライブでやって以来かと思いますが、その時と同様にチェロの徳澤青弦も加わった6人編成。武道館の時はミトは縦ベースで弾いていましたが、この日はエレクトリックベースでした。切迫感あるアフロの独白的なラップに、こだまのように響く原田郁子のラーララーという声が印象的で、演奏の展開もスリリング。そして最後はMOROHAの曲で締めていました。キーボード、ベース、ドラムが加わった音でも力強い声とギターを聞かせているのを聞いたMOROHAのファンの人たちは、バンドセットもありなんて感想を持ったんじゃないでしょうか。相性良く聞かせていました。
 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:10
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2017/07/14 DEEP CUT at 恵比寿Liquid Room

 リキッドルーム夏恒例のアニバーサリー企画。今年13周年を迎えたいくつかある企画の内、この日はクラブイベント。1階メインフロアはDJとバンドが交互にやり、2階でもDJがいる同時並行で進みます。20時から27時過ぎまでのイベントで、自分は20時半から24時半過ぎくらいまでの滞在。クラブイベントっぽくフロアは4方向にスピーカーが配されています。天上を這うように光るレーザーも良い感じ。
 
 見たのはLICAXXX(30分ちょいくらい)→WONK(フルで40分)→DJ NOBU(2時間弱)→OGRE YOU ASSHOLE(フルで1時間)。合間に2階でやっているD.A.N.のDJセットも見に行こうとしたのですが、とんでもない人ごみであっさりと1階に引き返しました。いつもはバンドやっているD.A.N.がどんな感じでDJやるのか興味津々なお客さん多かったよう、あるいは単純に人気高いのか。
 
 LICAXXXは初めて見るDJ。インダリストリアル感があるリズムを中心に、ほんのりと色を添えるようなシンセ音などをまぶした感じの音でした。こういった音に浸るのもひさびさ。
 
 WONKは2ヶ月ぶり2回目に見るバンド。ボーカル、キーボード、ベース、ドラムの男性4人組で、サポートにフルート/サックス、ギターが加わった6人編成。前回はギターが無かったので、ギター音が加わった新鮮もありました。乾いたタイトなドラムを軸としつつの演奏に、艶があり高らかに歌うソウル曲のかみ合いがかっこ良く、途中縦ノリになるように畳みかける演奏を随所に入れて来るのも良い感じ。
 
 DJ NOBUは4年ぶりくらいに聞きます。前半はフロア外で椅子に座ってまったりと、後半はフロアで体揺らしつつ聞きました。もうめちゃめちゃかっこ良い音に浸って痺れました。音がぶっとい低音で硬質なリズムを全面的に展開。おかず的な音は入れ込まず、リズム音の抜き差しや重ねて来る展開だけで、心が揺さぶられるというか。特に前半座りながらあそこまで聞き入るってのをDJで体験したの初めてでした。
 
 OGRE YOU ASSHOLEも4年ぶり。ギター×2、ベース、ドラムの男性4人組。この日はDEEP CUTセットということでいつもとは違うアレンジで行うよう。自分はいつもの感じを知らないので具体的にどこが違うのか書けないのですが、ライブは楽しみました。エフェクトやプリセット音もたっぷり使いつつ、奥行あるサイケな演奏が主体。プリセット音使った曲ではほんのりと盆踊り感ある音が入り込んでいたような。ギターが爆発するように弾けたり、高音ボーカルをじんわりと聞かせたりと聞きどころ満載。聞いていて、演奏をするメンバーのすごさもさることながら、PAブースでミックスしている人の貢献っぷりもすごいのではないかと。ダブエフェクトやボーカルやギターをサンプリングさせるように持続して聞かせるなど立体感のあるサウンドを演出しているようでした。なんか音自体は違いますが、バンドの在り方としてBuffalo Daughterとの相似性も感じました。
 
 フジロックの出演者も多いということで、なんとなくフジロックプレパーディー的な気持ちで参加しました。いよいよ2週間後ですねー。

 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 11:10
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2017/04/30 sora tob sakana at 恵比寿Liquid Room

 4人組アイドルグループsora tob sakanaの単独公演。この日は初めてバンドがバックについてのフルセットライブということで楽しみにしていました。チケットも売り切れで会場すし詰め。整理番号200番台でどの辺の位置で見れるかな、と不安だったのですが、後方段差があるところで隙間越しにステージ全部見えるところをなんとか確保できました。アンコール含めて1時間40分ほどになったライブはバンドセットならではのおもしろさがありました。
 
 バンドメンバーはギター×2、ベース、ドラム、パーカッション、キーボード、サックス/キーボードという7人編成。ハイスイノナサ、Yasei Collective、あらかじめ決められた恋人たちへなど見たことあるバンドメンバーの中、サックス/キーボード担当はCRCK/LCKSというバンドの方だそうでたぶん初めて拝見する方です。客入れのBGMがkaoru inoue(chari chari)のアルバム「in time」の曲をずっと流していて、ライブスタート直前まで音を続けていました。バンドメンバーが入ってじわじわと音を重ねていくところとつながっている感があって良い感じ。そこからいつもsora tob sakanaが入ってくる入場曲となる「海に纏わる言葉」が演奏されて、ステージ後ろのキレイな映像が重なる中、sora tob sakanaのメンバーが登場、ここは感激しましたね。お客の期待で渦巻いている感がありました。
 
 最新のEP「cocoon ep」からのリード曲「ribbon」からスタート。リズムチェンジが入る複雑なアレンジの曲が生演奏で展開されるとおおーっとなりますね。次の「夜空を全部」はデビューシングルで、ここでドカンと盛り上がります。単独ライブでここまでの大人数相手にライブやるの初めてでsora tob sakanaのメンバー緊張してはいるのでしょうけど、笑顔のアイコンタクトして楽しんでやっている感ありました。「帰り道のワンダー」では曲やる前に「かえりみちー、まわりみちー」などを一緒に歌ってねとお客に練習させてから入ったのも良い。ポップ感溢れる曲をダンス崩してワチャワチャ感出しながら歌っているのも良い感じ。とりわけ八重歯を見せてかわいらしく振る舞う山崎愛が印象的で、楽しさ満面にやっているのが伝わってきました。ちょっと笑い上戸のスイッチまで入ってしまっていたのはご愛嬌。
 
 バンドの音にボーカルが埋もれている感のある曲もあったりしましたが(序盤なので自分の耳が慣れていないせいもあったかも)、ソロボーカルや4人のユニゾンも力強く聞かせます。スローな曲の「おやすみ」なんかは会場中に良い響きを聞かせていました。「まぶしい」「広告の街」は音源とは違う印象のアレンジで聞かせます。「まぶしい」の間奏部分のサックスソロなんか良い感じ。
 
 本編ラストの3曲は畳みかけている感あって一際な盛り上がりでした。ロックなギターが突き刺さり2コーラス目の3連の手拍子が楽しい「夢の盗賊」、ジュース/フットワークなトラックをうまいことバンド演奏で再現することが思いのほかはまる「夜間飛行」、ノスタルジー全面に押し出すギターロックな「夏の扉」と。とりわけおおーっと思ったのが「夏の扉」。神風花が「揺れてー」とソロで歌う部分は音源ではハモリがあるところ、ライブではソロボーカルでハモリ無しだったところが、今回は山崎が低音パートで歌ってハモっていました。この部分以外でも山崎が低音パートをいくつか担当していて良かったです。
 
 1月にハイスイノナサメンバーをバックに2曲ほどsora tob sakanaが歌った時は、ギター照井順政やパーカッション佐藤香はコーラスとしても加わっていたと記憶していますが、この日のバンドセットでは(たぶん)一切コーラスに加わらずsora tob sakana4人の声のみで臨んでいました。アンコールで歌った「透明な怪物」はダンスほとんど無しで4人のユニゾンで最初から最後まで歌う曲なのですが、この日のライブセットでは神と寺口夏花が主旋律担当、山崎と風間玲マライカが副旋律を担当(そのため通常の立ち位置、左から神、山崎、寺口、風間と並んで歌うところを山崎と寺口の位置を入れ替えていました)するということをやっていました。バンドバックに歌うってだけで大変かと思いますが、そこに新たなチャレンジも盛り込んでくるの良いですね。アンコールラストは「クラウチングスタート」。夕暮れな情景を思い起こすようなせつなげなアレンジとメロディがありながら、はっちゃけて聞ける曲はラストにふさわしいもので大団円でした。
 
 MCはこういった大舞台でありながらマイペース。とりわけ山崎と寺口はすごい。すし詰めな会場を見渡して「私、人が多いところが苦手で、、」と言ってしまう寺口とか、アンコール前バンドメンバーのみ登場してギター担当兼プロデューサーである照井がこの日のバンドセット迎えるに当たってとこれからのことを熱く語って、sora tob sakanaメンバー入ってきてももう少し話したそうなところを「照井さん、さっさと曲やりましょう」とプロデューサーをぶった切ってしまう山崎とか。照井は自身もここまでのたくさんの熱気あふれるお客さん相手に演奏するのは初めてなようで感慨深そう。また、語りに対するお客さんからのリアクションも好意的で、照井自身の人気の高さ、いうなればアイドル適正もあるなーと思ってしまいました。
 
 電子音メインな「魔法の言葉」「tokyo sinewave」はセットリストに入りませんでした。またバンドセットのライブがあったら編成を変えてこういった曲もやるようなメンバー揃えてやったりすることも企んでいるんじゃないかなーと思っています。それからもっと大きなライブハウス新木場studio coastクラスとか、ホール会場なんかでもバンドセット見てみたいとか夢がいろいろありますね。期待してます。
 
 おまけの話。
 
 

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author:de nudge, category:live(Liquid Room), 09:04
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2016/12/19 Predawn at 恵比寿Liquid Room

 半年ぶり7回目に見る女性シンガーソングライター。アルバム「Absence」リリースに伴うツアーファイナル。今までの音源は基本的に一人で作り上げて来たそうですが、今回はベースとドラムなど他サポートメンバーを入れての音源収録をしてきたそうで、ライブもそのベース、ドラム奏者を率いての3人編成、さらにファイナルの特別のゲストとして何曲かにフルート/クラリネットの武嶋聡(EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX)も加わりました。
 
 ダブルアンコール含め1時間45分くらいにのぼるライブはいつもの弾き語りのPredawnセットとはまた違う魅力があって良かったです。バンドセット見るのは2回目ですが、前回はお酒入った状態で見たので今回はシラフでライブに臨んで聞き入りました。
 
 まず序盤はアコースティックギターでのバンドセット。音源に忠実目なアレンジが多かったでしょうか。ベース奏者はエレクトリックと縦ベースを曲により使い分けます。縦ベースを弓弾きや、布を使ってこすったり、すりばち(後のMCでPredawnがネパール旅行行った際に買ったものとのこと)をぽわーんと鳴らしたりと小技も随所に。ドラム奏者もシンバルこすりやピアニカ弾いたりとこまごまと。
 
 中盤1曲だけキーボードを弾きながら歌います。武嶋を迎えて「Sigh」という曲を教会音楽っぽい荘厳さのあるキーボードのフレーズに武嶋のフルートのかみ合いが良い感じ。その後Predawnはエレクトリックギターを持ってサイケロックモードに入ります。4曲くらい連続でエレクトリックのまま演奏してたかと思いますが、非常に良かったですね。やさしいメロディながらそれをけだるくかっこよく歌うのがアレンジとも合っています。このモードにばっちし合う「Tunnel Light」や「Universal Mind」ももちろん良かったですが、「Universal Mind」の一つ前の曲(失念してしまいました)のアレンジがすごくつぼでした。
 
 最初のアンコールラストの曲はアコースティックギターをかきむしりながらの長尺インストを入れてました。強いベース音が突き抜けるような感じで、Predawnと(この曲のみコーラス取った)ベース奏者のあーという声が相乗して上昇していくようなラストがすごかったです。拍手鳴りやまず、ダブルアンコールに応えてPredawn登場。リクエスト募って「Lullaby from Street Lights」歌って静かに締めました。
 
 MCはお馴染み人見知りモード全開なしゃべり。必ず「あの、あの、」と繰り返してからしゃべるのもいつもの調子ってな感じですね。ツアー前にネパールに旅行行ってたそうで、自分へのおみやげでソーラーをエネルギーとしてお経みたいな声(だったかな)が出るものを買ったそうですが、置き場所に困っていて部屋の東に置いていたら(朝日で)お経が鳴り出してうるさかったと。しゃべり方工夫したらドッカンと笑いが取れそうなおもしろ話でしたが、オチのところで少々尻つぼみな話し方をしてしまったのでやや受けになってしまったのが残念。
 
 自己紹介は「Predawnです。」とは名乗らず、本名の「清水です。」というのはなぜ?とメンバーに聞かれて、「『Predawn』は芸名。なんか『清水』って呼んで欲しい。『Predawn』って呼ばれるとよけたくなっちゃう。。でも呼んでも良いですけど。」と。でも「Lostageの五味さんから『ぷっさん』って呼ばれた。『おっさん』みたいで、それだけはイヤ。」だそう。
 
 と、ほんわかトークもありながら端正に作り込まれたメロディを堪能しました。声も聞き入る要素満載ですが、ギターの音も良いですね。また、ソロでもバンドセットのライブ両方楽しみにしたいと思います。
 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 19:37
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2016/04/14 DAUGHTER at 恵比寿Liquid Room
 イギリス・ロンドン出身の女性ギター/ベース/ボーカル、男性ギター、男性ドラムの3人組バンド。ライブでは女性ギター/ベース/キーボードのサポートがつく4人編成。半年ぶり3回目で単独ライブは初めて。当日券で入れましたが、会場は満杯。

 ライブスタート時にあれ、音小さい?と思いましたが、徐々に耳が慣れたのか音調整が入ったのかちょうどよく感じるようになりました。朴訥さ、情緒などからめて囁くように丁寧に歌うボーカルに、隙間もたっぷり入れつつ奥行のある音空間を築いているアレンジがマッチします。最初にやった「How」なんかは初期のCOLDPLAYっぽいなと思わせる世界ですが、より抑えた感情を表現した歌とアレンジになっている印象です。

 メロディ自体はアコースティックギターでの弾き語りでも似合うようなものが多いですが、それをあくまでもエレクトリックギターを使っての音世界で表現しているのがおもしろい。ほんのりしたフィードバックノイズやアルペジオっぽいものなども効果的に使います。曲によってはトリプルギターにして各々の音を重ねている場面なんかもあり良いなーと思えるところが多々。

 新作「Not To Disappear」からの曲中心。呪術的なフレーズを繰り返す部分がある(Juana Molina的な世界も断片的にある)「Numbers」からキーボードの残響音を維持させつつ「Alone / With you」につなげた展開なんでぐっと来ます。お客も集中して聞き入っていて、曲終わりに拍手や歓声は飛びますが全般にはすごく静か。こういった緊張感持って聞くライブもひさびさで、良いなと思えますね。曲間の音が止まっている時にもシーンとするのは日本のライブあるあるで、外国から来たバンドは毎度びっくりするそうですが、今回も途中メンバーが「静かだねー」とコメントしていました。

 中盤そういった静謐な世界が崩れた場面があって、途中男性ギターが上着を脱いでTシャツ一枚になったところで女性ボーカルが、「彼が着ている虹のTシャツ。変でしょう?5ドルで買ったそうよ。」とコメントしてました。そのこと自体に自分自身ではまってしまったのが、次の曲では笑ってしまって歌えなくなってました。おとなしかった観客も声援を飛ばしてリラックスした空間になっていました。そういった中、「変なTシャツ」来た男性ギターはあくまでも黙々とパフォーマンスしてたのが印象的。

 曲によってはPCからリズムトラック使って音をかぶせるような聞かせ方もしていましたが、その辺りのアレンジも良い感じに楽曲にはまります。早めのビートでシリアスな早口調で歌う「No Care」なんかも音源とは少し違う世界になっていて聞きごたえありました。本編ラスト2曲前はメロディが美しい必殺の「Youth」でドカンと盛り上がり、「Fossa」で締めでした。「Fossa」はラスト部分のギターポップなインストを長尺で聞かせていました。今までぐっと抑えていた表現をここでパッと開かせたような印象で心地良いリズムを堪能。

 アンコールは一曲で「Made Of Stone」。こちらはじっくりと歌を聞かせる元のモードで、音源よりも長めに聞かせていたでしょうか。アンコール含めて1時間半ほどのライブは、じっくりと歌と音に浸りつつも刺激もあちらこちらにあるライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:25
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2015/10/10 Spangle call Lilli line at 恵比寿Liquid Room
 前述ライブ見終わってから恵比寿に移動。5年ぶりに活動再開した、女性ボーカル、男性ギター×2のバンド。待ち望んでいた人多いようで会場満杯。自分も活動再開知ってからすぐにチケット申し込みましたが、取れて良かったです。

 ライブはサポートにベース、ドラム、キーボード/ギター、キーボード、コーラスが加わった8人編成で、メンバーも前やっていた時から変わりないよう。本当は今年1月からレコーディングしていた新しいアルバム発売ライブがこの場と予定していたそうですが、制作遅れて通常のライブとなったそう。新曲は1曲のみで後は旧曲を。アンコール含め1時間半ほどのライブでした。ライブ開始前のSEは新しいアルバムの曲を流していました。

 アルバム「Nanae」に収録されている「E」と「Lilli Disco」からスタート。自分はこのアルバムから知ったのでひさびさに聞けてうれしいですね。「E」ではボーカル大坪加奈の声が上ずってる感じがありましたが、徐々に安定。透き通るような声は不安定さもありつつ、ぐっとくる所多々。そこからキャリアを総括する内容でライブでやっていたお馴染み曲を次々と。各アルバムの最初の方のトラックが多かったでしょうか。「eye」「seventeen」「Inc.」など。

 アルバム作りが得意でライブは苦手と公言しているメンバーですが(全員他仕事を抱えていてバンドに専念していないこともあり)、ライブならではの音を作り込みをしていて聞かせますね。原曲と違ったアレンジをしている曲があり、「dreamer」「ff wave length gg」辺りがそうでおもしろかったです。特にリズム面がおもしろいというか、特段複雑さがあるものでは無いのですが、気持ち良さやかっこ良さがあるもので、ここにかぶさるギターリフやキーボード音も一個一個はシンプルと感じさせられるものながらバンド全体の音となると、確固としたこのバンドならではの音になっているのが良いです。コーラスとの組み合わせで聞かせるボーカルの響き方も良い感じ。

 新しいアルバムもその辺のリズムを突き詰めたような印象で、この日披露した新曲の「azure」なんかは冒頭のベースリフとキーボードの揺らぐようなフレーズだけで心を持ってかれます。そこにのっかるメロディとボーカルのはまり具体も良い。11月発売予定のアルバムは「ghost is dead」というタイトルで、その名が付けられたエピソードを。ギター藤枝憲の実家でヤギを飼っていて(ぼうぼうとした庭の草を草刈りするのが面倒なので、食べて刈ってくれないかなというほんまかいなという理由で購入したそう)、そのヤギが死んだ時に「goat is dead」という名前が思い浮かんだところから「goat」を「ghost」に置き換えて付けたとのこと。

 この日はメンバーMCすることが多く大坪はTシャツの宣伝を。「裏に付いている77ってなんの数字ですかね?」と大坪は言っていて、ギター笹原清明から「いや、それSCLLのLLを逆に読んでるだけ。」とSpangle call Lilli lineの略称SCLLの表記に気づかずに読んでました。なかなかの天然ぶり。

 アンコールは2曲。「inc.」は大坪とキーボードのみでしっとりと。前回ライブでも聞きましたが絶品ですね。バンド音に埋もれる感じで聞く大坪の声も良いですが、音数少ない中で浮き上がる声も絶品。ラストは代表曲といってよいであろう「nano」で締めでした。今年もう一本ライブ予定あるそうですが、それ以降は未定とのこと。「また5年後?」「東京オリンピックより早くできるかどうか」「年金生活に入ったらバンバンライブするようにします」と宣言していましたが、せめてアルバム発売ライブは来年やって欲しいかなーと思いました。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 12:31
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2015/05/30 Predawn at 恵比寿Liquid Room
 2年ぶり4回目の女性シンガーソングライター清水美和子のソロユニット。単独ライブは初です。いつもはアコースティックギター弾き語りですが、今回はバンドセット。ベース、ドラムを率いた編成です。早めに恵比寿に着いて、ちょいビール飲んでしまってから会場に到着。ほろ酔いで聞きました。

 アンコール含め1時間40分くらいのセット。透明感とけだるさを併せ持つようなボーカルで主にアコースティックギターを弾きながら歌います。「Keep Silence」からスタート。ベース(曲によりウッドベースとエレクトリックを使い分け)とドラムはアコースティックなモードにほんのりの色付けするような音出しを入れてきます。小物なんかも多用。この曲では無いですが、ウッドベースのボディ部を紙でこすりながら音出ししている場面なんかもあって、おもしろいなーと。

 そしてそうしたアコースティックモードだけでなく、はっきりとしたリズムも聞かせます。そうしたリズムはオーソドックスなロックモードが多くて少し意外、ギターポップなモードで聞かせるかと思いました。そうした中で聞かせる曲は、アコースティックなものとは違う色になりますね。清水の声は瑞々しさが一番に前面に来るような響かせ方をするのですが、どこか気だるさな印象もあるもので、それがこのロックモードなアレンジにはまります。中にはサイケな感覚があるアレンジまでありましたね。

 中には清水がエレクトリックギターやキーボードを弾きながら歌う曲も。エレクトリックギター弾きながら歌った「Tunnel Light」は静謐さもありつつ、良いギターの響かせ方をしていました。他にも「Over the Rainbow」のような少し肩を揺らせる心地よい曲など、バンドならではの多彩さがありつつ、清水のきれいな声と良いメロディを堪能しました。

 この日はNectarian Night #02と名付けられたライブで#01は教会で行ったライブ。それには行けてないのですが、ライブ収録したDVDが発売されたので、それは見ました。この日のライブもDVDで見たいですねー、映像は取っていたようですがどうなるでしょう。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 19:18
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2015/03/27 Nick the Record、MOODMAN、BING at 恵比寿Liquid Room
 4年弱ぶり2回目に参加するクラブイベントHOUSE OF LIQUID。24時くらいから28時くらいまでの滞在。フロア四方にスピーカーがあって暗い空間で音に浸るのは気持ちよいですね。自分がいた時間で聞いたのはBINGのDJが1時間半、MOODMANが1時間半、Nick the Recordが1時間ほどでした。

 BINGは初めて聞きます。最初フロアに入った時はミドルなリズムでジャングル(音楽ジャンルじゃなく密林で鳴ってると言いたくなる)のようなボーカルなどを織り込む展開。30分過ぎからビートが早くなり初め人が増えだすとここからダンスモードに入ります。一定のリズムに早目なドラムビートやパーカッション音をかぶせたり、硬質な感じをキープしつつディスコやファンクなど楽しい感覚が随所に入り込む印象でした。

 MOODMANに交代。BINGの鳴らしていた音をノイズ化させてそこに自分のリズムを足していき、徐々に自分の世界に持っていきます。シンセの持続音に四つ打ちのビート主軸で、1時間半気持ち良く踊りました。MOODMANの世界は本当につぼで我を忘れて体が動いてしまいますねー。かなり音を変化させていたのでたぶんですが、Frankie Knucklesの「The Whistle Song」の序盤部分をやっていました。キーボードの心地よいメロディが結構異質に感じられる音になっていて、その音もオリジナルとは別の気持ち良さがありました。

 そしてNick the Record。こちらも初めて。前2人とは違い曲間でのスムースなつなぎというところはあまり意識せずいろんなタイプの曲をかけていたような印象。管楽器音まで入れ込んでいた曲が妙に印象に残っているのですが、ハウス、テクノ主体のDJで管楽器音を聞くのが珍しいような。心地よく踊れるリズム主体でいろんな世界を感じさせるDJでした。まだまだ朝まで続いていくと思われるので、序盤の1時間ではNick the Recordの世界は一部だけと言えるでしょうか。眠気、体力の限界が来たのでここで退出しました。

 フロアは禁煙で快適(その分フロア出口付近のスペースはモクモクしてましたが)。フロア内は歓声なども上がりますが、過剰に盛り上がり過ぎることなく音に浸りきっている人や思い思いに踊っている人たちがいて、良い空間だなーと。自分は後ろの方でまったり聞いている時間も1時間くらいありましたが、フロア内で3時間くらいは体を揺らしてました。携帯についている歩数計を見たら2万1千歩くらい。結構体動かしましたね。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:38
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