- 2023/12/29 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2023.12.31 Sunday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの2日目。去年参加していないのですが、コロナ禍開けてフルモードに戻しているかと思いきやコロナ禍前の5ステージから3ステージと縮小モードでした。コロナ関係なく予算面からなんですかね。4日間一般発売する前に全日売り切れているので、収入面でいえば充分な気がするのですが。3万以上は入れるであろう一番大きなEARTH STAGE、1万くらい入れるであろうGALAXY STAGE、3千人くらい入れるであろうCOSMO STAGEと、キャパと名前の順序が逆な気がすると今更思いました。ここ数年ロッキンオン系フェスでお馴染みになった、事前抽選で当たると入れる前方エリア指定席が3ステージとも設けられています。
見たのは(カッコが無いものはフルで見てます)順に、
ヤバイTシャツ屋さん→モーニング娘。'23→10-FEET(後ろ20分ほど)→Reol→ヨルシカ(2曲目辺りから)→ZAZEN BOYS→アンジュルム
でした。感想を書いていきます。
- 2021/12/30 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2022.01.01 Saturday
幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの3日目。新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で去年は開催中止。同じ会社が手掛けている夏のRock In Japanも地元の医師会から横槍入る形で今年中止に追い込まれてしまって、このフェスは慎重に対策を重ねた形式で開催されることになりました。
いつもは5ステージ同時進行で一日で3〜5万人くらい動員する規模でしたが、今年は1ステージのみで1万人〜1万4千人の規模に縮小。フリースタンディングだったところをパイプ椅子並べた指定席にして、1組(1人か2人)ごとに1席空けての客入れ、お客は2回のワクチン接種を受けているか、PCR検査にパスしていることのどちらかが入場の条件(事前に顔写真を登録して入場時にカメラで突き合わせるなんてことまでやってました)とかなりの厳格化。他のコンサートはどんどん緩和化されていっているのに、逆行する動き。まあ規模が大きいし、これまでのフェスがことごとく開催中止に追い込まれているので、意地でも開催にこぎ着けたい理由からでしょうね。
1ステージのみになってラインアップも限定され、また自由に動き回れない指定席制度ということもあるのか、ここ数年は売り切れが当たり前だったのが自分が参加した12/30以外は当日券が出ていました。まだコンサートやフェスに参加するのに躊躇している人も多いんでしょうね。個人的な感覚ですが、コロナ禍になって座席数減っているのにチケットは以前より取りやすいものが多い気がします。
自分も今回はあまり馴染みが無いアーティストばかりで参加見送ろうと思っていたのですが、毎年一緒に行っている地元の友達が恒例行事だから行こうと言ってきてチケット取りました。この日は若い人に人気あるアーティストが多いようで、なんとお客の平均年齢25歳だとか。。前日が平均年齢35歳だそうで、それでも若いじゃんと思ってしまうおじさんが参加して申し訳ございません、、といった気持ち。そしてそんなときに限って結構前目で見やすい席になったりして、申し訳ない気持ちありつつ快適に楽しませてもらいました。
見たのは(カッコが無いものはフルで見てます)順に、
The Shiawase→ポルカドットスティングレイ→フレデリック→Saucy Dog→SUPER BEAVER→NUMBER GIRL→BiSH→クリープハイプ→sumika(最初の3曲のみ)
でした。NUMBER GIRLとBiSH以外は全て初めて見るアクト。フェスのラインアップで名前はよく見ている気がしますが、どんな音楽をされる方々なのかも知らないアーティストばかりでした。オープニングアクトのThe Shiawaseは持ち時間15分ほどで、他のアーティストは40〜45分。一番前中央のブロックは1組ごとアーティストの限定席で事前抽選で申し込んで当たるとその時間帯のみそのブロックで見れるといった形式。自分は申し込みませんでした。順に感想を。
- 2019/12/30 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
- 2018/12/30 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
- 2017/12/29 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2017.12.30 Saturday
幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの2日目。ここ最近は1組だけ自分の見たいものだけ決めて行って、後は同行者の意向に沿っていたのですが、今回は自分の要望多めで回りました。
見たのは(カッコが無いものはフル)順に、
エレファントカシマシ(10分過ぎから)→木村カエラ→BRADIO→Awesome City Club→東京スカパラダイスオーケストラ(ラストの曲手前まで)→アンジュルム→MOSHIMO(ラスト2曲だけ)→SCANDAL→岡崎体育(最初の3曲だけ)
各アクトの感想を。
エレファントカシマシ
ボーカル/ギター、ギター、ベース、ドラムの男性4人組バンド。ギター、キーボードのサポートを付けた6人編成で。活動35周年というベテランですが、ボーカル宮本浩次のギラギラ感が熱くて、バンドの熱が若さ満面な印象。挙動不審な動きをしつつがなり声で歌う宮本は、「悲しみの果て」「今宵の月のように」といったヒット曲のみならず、激し目な曲でより真価を発揮するような。「ガストロンジャ―」や、その一個前に歌った「RAINBOW」という曲が切迫感ある演奏にでかい声が対峙する様がカッコよかったです。
木村カエラ
お馴染み女性ボーカリスト。今回のバンド編成はギター、ベース、ドラムのシンプル3人編成を率いてのライブ。ドラムは固定の柏倉隆史(toe、the HIATUS)で、ギターは久々の渡邊忍(ASPARAGUS)が担当。ベースは村田シゲ(□□□、CUBISMO GRAFICO FIVE)でした。曲によりキーボード音をプリセット音として流していましたが、ライブ全体の印象としてはシンプルスリーピースからなる武骨なロックバンド音といった印象で、その中可憐な木村が歌い踊る様が良い感じ。エレクトリックギターが基本ですが、アコースティックギターを効果的に使った曲がおもしろく、「TODAY IS A NEW DAY」なんかもそうですが、「You bet!!」でもアコースティックギターを使っていて新たなアレンジになっていたのが新鮮味ありました。爽快感あるライブは好みにずっぱりはまるもので、今回も素晴らしいなと。
BRADIO
テレビでプロモを見てライブ見たいなと思っていたバンドで、今回見れるの楽しみにしていました。ボーカル、ギター、ベース、ドラムの男性4人バンドでキーボードのサポートを付けた5人編成のライブ。ボーカルがアフロヘアからも分かるようにコテコテなファンク、ソウルのブラック感あふれる曲を繰り出します。管楽器音的な鳴りをするキーボードも効果的に組み込んで横揺れが楽しい。こういったフェスでも受けるようにダンスロック的、、というより盆踊りロックと言いたくなる分かりやすい手の振りをお客さんに積極的にさせていて、相当に盛り上がっていました。ASTRO ARENAという客席フロアの周りに客席があるホールでのライブで、客席側から見たのですが、スタンディングのフロアは寿司詰めで揃った手の振りが壮観でした。
Awesome City Club
ASTRO ARENAで続けて1年半ぶり3回目に見る女性ボーカル/キーボード、男性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、女性ドラムの5人組。男女ツインボーカルで、ともに高音ボーカル主体。ポップでファンキー、ソウルさもある曲を楽しく繰り出します。登場時のSEで5人がステージ前に揃ってダンスしてから演奏に入っていたようにパーティー感覚あるライブが楽しい。衣装が以前見た時はバラバラだったのが、今回お揃いの衣装になっていて、スーパー銭湯とかで着れるような、アロハっぽいようなシャツを身にまとっていました。ボーカル隊が赤で、演奏主体組が青。
東京スカパラダイスオーケストラ
トランペット、トロンボーン、テナーサックス、バリトンサックス、ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションの男性9人編成スカバンド。スカという音楽でメインのステージを張り続けている、いなせでカッコよいおじさま達が意気揚々と振舞う姿と音楽が目茶かっこよい。この日はお祭りということもあってか半分くらいの曲でゲストを迎え入れていました。細美武士(the HIATUS)、TAKUMA(10-FEET)、斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)という3名。自分はあまり知らない方々だったので、盛り上がりにはついていけなかったのですが、会場内の登場時の反応はすごかったです。CMで共演していたさかなクンとかがゲストで出たら自分の中では相当に盛り上がったかもしれませんが。
アンジュルム
ハロープロジェクトに所属するアイドルグループ。Rock In Japanに続けてこちらのフェスにも登場。30分という短い持ち時間でめいっぱい魅力をアピールできたライブだったのではないでしょうか。11月に中野サンプラザで行った単独コンサートの構成を使いつつ、それを凝縮させたようなセット。オープニングの映像も確かその時に使ったものを流していて、メンバーの名前を一個ずつ流していくなんてフェスでのオープニングとしては異例とも言える凝ったもの。そこから横一列に並んだ10人の立ち姿がカッコよかったです。未音源曲の「I 無双 Strong!」から始めたセットは、トラックの音を止めることなく矢継ぎ早に歌っていくのがすごい。どんどん位置を変えつつ激しいダンスしながら歌うのを見ると熱くなりますね。
MCはほとんど無いながら、初めて見るお客さんをつかもうとする仕掛けも存分に盛り込んでいて、「私、ちょいとカワイイ裏番長」では「『ちょいかわ、ちょいかわ』と歌ってくださいねー。」と練習コーナーを設けたり、「ドンデンガエシ」では「サビで左右分かれて腕上げてくださいねー。」、ラストの「大器晩成」では「サビでジャンプして下さいねー。」など呼びかけていました。会場はBRADIOとAwesome City Clubと同じくASTRO ARENAで、客席で座って見ていた人はかなり多かったですが、フロアのお客さんはその2組より少なかったです。メンバーも初めて見る人が多いであろう客席エリアにめいっぱいアピールしていて、特に竹内朱莉はうまい歌聞かせながら人懐っこい笑顔を客席側にたくさん振りまいていました。
リーダーの和田彩花も会場中のあちこちに目をやって気合満面にパフォーマンスしていました。無防備とも言いたくなる笑顔を振りまくのも良いですね。他に印象に残ったのは、最初の曲で緊張が高まりすぎたのか、胸をドンドンと叩いて緊張を抑えるような仕草をしていた佐々木莉佳子。その後キレあるダンスしていてかっこよかったです。あと、「私、ちょいとカワイイ裏番長」で右足を全員で振り上げる振り付けのところで、川村文乃が重心低い位置から長い脚をずぱっと振り上げていて、そのカッコよさにビビりました。空手とかやっているんじゃないかと思うほど。
MOSHIMO
初めて見る女性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、男性ドラムの4人組。2曲聞いただけの印象でスミマセンなのですが、もろチャットモンチーといった曲とボーカルでした。ラストの曲はお客にサビをコール&レスポンス形式で何回も歌わせますが、そこの展開がグダグダだった(お客さんの名前を聞いてサビに入れようとしますが、名前を覚えられず)のはご愛敬ってな感じで、お客さんニコニコと聞いてました。
SCANDAL
3年ぶり4回目に見るギター×2、ベース、ドラムの女性4人組。入場SEがBeastie Boysの「Ch-Check It Out」というのが意外で、その音を途切れさせずに自分達の演奏に入ります。過去見たライブと全然印象が違うもので、ちょっと衝撃受けました。こういった書き方をするのおこがましいかもですが、ものすごく演奏がパワーアップしていて、ボーカルともどもスケール感でかくなっていて、曲知らずとも感激する要素多々。リズム隊のかみ合い方やギターリフの刻みなど音のカッコよさも際立っていて、以前ライブ見た時は正直好みから外れる演奏と曲かな、、と思っていたのが今回聞き入ってしまいました。メンバーはルックス良く、笑顔も振りまいていてかわいらしい要素はふんだんにありつつも、カッコよさの方が前面に出てきていた印象のライブでした。
岡崎体育
初めて見る男性ソロアクト。PCから音を出しつつ、お笑い志向要素強めなテクノ、ラップなどの音楽をやるってな印象。最初の3曲くらいの印象だけで申し訳ないのですが、その世界観にはいまいち付いていけず、早めに会場を後にすることに。大きな会場に集まった多くのお客さんからは笑い声上がっていたので、旬な方であることはひしひしと感じました。なんとなく、ダンディー坂野がブレイクした時にこういったライブしてたら、同様の反応なのかな、、と想像したりしました。最もダンディー坂野は音楽はやってないかと思いますが。
- 2016/12/29 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2016.12.31 Saturday
幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの2日目。今年も地元の友達との都合を合わせた日程を事前調整して、アーティスト発表前にチケット押さえて行って来ました。特にお目当てのアーティストもなく、行き当たりばったりでまったり目に楽しみました。
見たのは(カッコが無いものはフル)順に、
DAOKO(後半15分ほど)→スキマスイッチ→ZAZEN BOYS→パスピエ→湘南乃風→宇宙まお→BURNOUT SYNDROMES(2曲目辺りから)→くるり(最後の2曲のみ)→LiSA(最初の3曲のみ)
個々の感想は割愛。印象に残ったものでは、スキマスイッチのライブがとにかく素晴らしかったですね。ボーカル、ピアノの2人メンバーにギター、ベース、ドラム、キーボード、管楽器2人という8人編成。ベースは亀田誠治。長尺なインストやスキャット的な入れ込みをして曲のスケール感を大きくさせたようなアレンジが堪能できます。メロディとボーカルも知っている曲、知らない曲ともに良いなーと浸れます。「いえーえー」と声を出して、その後をお客に続けて歌わせるコーナーがあり、それがどんどん長くなっていって最後の方は長すぎて覚えられない、覚えられたとしてもそんなに長く声出しできない、、ってな感じでおもしろさとプロのすごさを味わいました。
ZAZEN BOYSはフェスでちょくちょく見ているバンドですが、毎回ちょっとずつ見せ方、聞かせ方を変えてきていますね。最初にやった「Cold Beat」でボーカル向井秀徳の即興的な音頭に続けてギター吉兼聡がフレーズを後追いしていくのがお馴染みでしたが、無くなっていて次の「サイボーグのオバケ」でやるようになっていました。この曲ではやたら「パンツ」と「長澤まさみ」を連呼します。9月のフェスでも「長澤まさみ」を連呼していましたが、向井さん最近お気に入りなんですかね。
- 2015/12/29 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2015.12.30 Wednesday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの2日目。最近年末の過ごし方がパターン化されてしまい、今年はこのフェスもお休みしようかなー、年末どこか旅行行こうと思っていたのですが、結局いつもの過ごし方となりました。「日本一しばりのきついフェス(Dragon AshのKjのMCより)」で、細かい注意事項が書かれたパンフレットを配ったりと管理志向が強いフェス。ラインアップも変わり映えしない(とはいえ毎年ころころ変わるフェスもあまり無いのですが)ので、ドキドキ感はゼロですがその分安心してまったりと楽しむことができる場ですね。
見たのはグループ魂(後ろ半分ほど)→Dragon Ash→MONGOL800→でんぱ組.inc→木村カエラ→チームしゃちほこ→東京カランコロンと、かっこに見た時間が無いものはフルで。ほぼ同行者の意向に沿ってメインステージ中心(しかもほとんど後方で)でまったりと楽しみました。それぞれ簡単に感想を。
グループ魂
ボーカル、コーラス/ダンサー×2、ギター×2、ベース、ドラムの男性7人組。随分昔にRock In Japanで見たことありますが、その時以来2回目。お笑い交えたバンド演奏といった印象。過去見た時と一緒で音楽面とお笑い面両方自分にはついていけない世界でした。阿部サダヲや宮藤官九郎など芸能界で活躍していらっしゃる方が揃っているようで、その方々の世界を知っていると、つぼにはまるのかも(周りの多くのお客さんには受けていました)しれませんが、勉強不足な自分にはよく分からず。
Dragon Ash
8年ぶり3回目に見るボーカル/ギター、ダンサー×2、ギター、ドラム、DJの6人組。ライブではサポートにベースKenKen(Rize)が加わった7人編成となります。DJが出すブレイクビーツにかっこ良いベースとドラムのリズム隊の音が加わるだけでワクワク感がありますね。最初の曲のじりじりとした高揚感を味わえた場面が良かったです。ヒップホップにラウドロックを組み合わせつつ、曲によってはラテンな要素を加えたりとミクスチャーロックな面を全面に出してきますが、専任のダンサーがいるのがこのバンドの肝なのかなーとライブ見てて思いました。バンドの演奏面だけを見せるだけでも充分かっこ良いと思うのですが、ダンサーを入れることで視覚的に華やかになるというか。とかく上品さが求められるこのフェスに触れつつ、そういった場でも激しい音楽をやる自分達のようなバンドを無くしちゃいけない、とお客を煽り続けるボーカルKjもかっこ良い。KenKenのベースもかっこ良くスラップしながらラップしたり、ダンスと一緒に長髪振り乱したりステップ踏んでました。Sugar Rayの「Fly」っぽい曲が良い感じのリラックス感を与えていました。
MONGOL800
ギター、ベース、ドラムの男性3人組。日本語がはまる良いメロディをメロコア面を強調して演奏するロックバンドで、Fuji Rockで少しだけ見たことありますが、ちゃんと見るの初めてですね。音源持っていない自分でも知ってる知ってるといった曲がありました。曲によってはブルースな面を入れたりとアレンジの幅は広い印象。浅草ジンタのトランペット奏者がゲストで加わった緩めの曲から「小さな恋のうた」でのサビ大合唱の流れがすごく良かったです。
でんぱ組.inc
去年のRock in Japanで見て以来2回目となる6人組女性アイドルグループを見ます。前回見た印象でガチャガチャしたノリがメインの楽曲は自分にはまだ馴染めないのですが、素晴らしいライブと思いました。生バンドバックにユニークな踊りとキャピキャピした声で魅力をたっぷり伝えて、何万人というお客を楽しませることができるのはすごいです。ハロープロジェクトのアイドル好きな自分としてはライブ見ていて少しやきもちというか、焦燥感的なものを感じてしまいましたね。恐らく現在のハロプロでここまでの多くの一見客を熱中させることができるグループはいないなーと思ってしまったので。前回聞いた時に感激した「くちづけキボンヌ」は今回無くて少し残念でした。あの曲はでんぱ組.incの中でも異色な曲になるのでしょうか、すごくいいメロディだなーと思うのですが。
木村カエラ
個人的にお馴染みの女性ボーカリスト。冬らしく「Snowdome」から始まったライブは「Yellow」「Beat」「Tree Climers」などフェスお馴染みの曲が続き、バラードの「EGG」が珍しいくらいで「Today is the New Day」で締めた割りとお馴染みのセットリストでのライブだったのですが、バックのメンバーが全員替わっていてしかもその編成がかなりおもしろいものでアレンジを大胆に変えてきたライブでいろいろとびっくりしました。DJ、キーボード、ベース、8人くらいの弦楽器隊という、ドラムとギターがいない特殊編成。DJが出すビートに荒々しくキーボード(ヒイズミマサユ機(H ZETT trio、Chazz))とベース(日向秀和(ストレイテナー、Nothing`s Carved In Stone))の音がかぶさり、そこに優雅な弦楽器の音が加わるというダンスモードを基調としつつ、おもしろい要素をそこかしこに入れ込んだアレンジ。曲によっては男性ダンサーが6人くらい加わって、揃ったダンスしながら歌います。たぶん期間限定の編成だとは思うのですが、新たな挑戦をしてくるのはかっこ良いですね。新しい味を楽しめたライブでした。
チームしゃちほこ
ここまでEARTH STAGEという大きなステージで見ていて、ここからCOSMO STAGEに移動します。半年ぶり3回目に見る名古屋で活動する女性アイドルグループ。6人組だったはずですが、この日は5人(後でネットで確認したら1人病気療養中で欠席のよう)。楽曲は親しみやすいものが多くてダンスとともにウキウキと聞けますね。同時間帯であった人気バンドMAN WITH A MISSIONにライバル心?を燃やして(本人達に許可はもらったそう)、彼らの人気曲の一節を流してお客に振りをやらせたりしてました。耳馴染みの良い曲としては過去も聞いたことある、Base Ball Bear小出祐介が手掛けた「colors」が好印象です。歌っているメンバーのみが動いて、他のメンバーはマネキンのように止まって、手を触れるとそのメンバーが歌いだすという振付がおもしろく、少しつたなさありつつハモリをしているのも好感です。
東京カランコロン
COSMO STAGEのトリである、ギターとキーボードの男女2人がメインボーカルを分け合うギター×2、ベース、キーボード、ドラムの5人組。1年半ぶり3回目となります。登場時にメンバーの一人がぐるぐる巻きにされた紙を巻いて現れ、それを他のメンバーがくるくると回すと紙に書いた字が読めるようになり、祝COSMO STAGEトリみたいなことが書かれていました。気合の入りっぷりが伺えるライブで、特段激しいとかノリやすいリズムがあるとかのわかりやすさとかがあるバンドではなく、ポップなメロディを健やかに伸ばしていくようなアレンジでアッパーに煽って展開するライブが結構新鮮ですね。ファンキーな味、ロックな味などをまぶしつつ、キーボードのかわいらしい振る舞いやベースのおもしろMCなどを織り込んで明るさを全面に押し出したライブを堪能しました。
- 2014/12/30 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2015.01.02 Friday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの3日目。
見たのはSCANDAL→宇宙まお→チームしゃちほこ→(1曲目途中から)→チャットモンチー→tofubeats→TM NETWORK→ONE OK ROCKと、かっこに見た時間が無いものはフルで。それぞれ簡単に感想を。
SCANDAL
3ヶ月ぶり3回目に見るギター×2、ベース、ドラムの女性4人組。ライブは今まで見た時と同様の印象。それぞれの笑顔でさわやかなパフォーマンス。
宇宙まお
初めて見ます。女性シンガーソングライターでギター、ベース、キーボード、ドラムをバックに率いた編成。明るめの曲を軽やかに。ラストの曲は一人での弾き語りでしっとりと締め。
チームしゃちほこ
名古屋で活動する女性6人のアイドルグループで初めて見ます。ステージほとんど見えない位置で聞きました。ちょい見える風貌と声から16歳前後辺りかなと思わせられました。歌声は舌足らずな幼さありますが、どのメンバーも音外している感はあまりなく結構しっかり歌えている印象。曲は盛り上げ系のものが中心。Base Ball Bearの小出祐介提供の曲では一人歌う中、他メンバーがマネキンのように止まって、歌っているメンバーが他メンバーの腕の形状を変えながら歩いていく振付がおもしろい。小出は去年見た東京女子流というアイドルグループにも曲提供していたり、自身がBerryz工房のファンだったりとアイドルどっぷり浸かっている感が。
チャットモンチー
4ヶ月前のROCK IN JAPANで一年半ぶりに活動再開したチャットモンチー。今回もその時と同じくドラムに恒岡章(Hi-STANDARD、Cubismo Graphico Five)、キーボードに下村亮介(the chef cooks me)を迎えた4人編成。まずヒップホップなビート曲を流しつつ橋本絵莉子と福岡晃子が登場。そのまま二人でラップっぽい合いの手入れた歌を歌います。なかなかおもしろい入り方。そして恒岡が入って、福岡がベースを持ち「初日の出」の演奏開始。この2曲の流れ最高でしたね、ゾクゾクきました。マラカス振りながら歌う橋本はかわいらしいですが、曲自体はタイトでかっこ良い。そこからはお馴染みのチャットモンチーのライブ。2人でやってた時のライブが特に好きなのでその時に作ったアルバム「変身」からの曲が一番ウキウキできますね。この日は「初日の出」の他に「ハテナ」もやっていました。「ハテナ」は4人編成でのアレンジなのでオリジナルよりも音が厚くなっていました。その代わり良い意味のスカスカ感が減じて、あと橋本のハーモニカも無くなっていたのがちょい寂しい。とはいえ4人での完成度もどんどん高くなって2人ではできなかった曲も増えていくのでしょうし、新年明けて発表されていましたが、シングル・アルバム発売、ツアー、武道館、自主フェスの開催などいろいろ活動していくようなので、楽しみです。
tofubeats
4ヶ月前のSummer Sonicで森高千里と組んだライブ見てますが単独は初めて。DJセットなど使いつつ、ヒップホップ中心にディスコやポップ感覚溢れるライブをします。自身のボーカルも交えてお客を盛り上げます。音源では別ボーカルの「Don't Stop The Music」(森高千里)や「ディスコの神様」(藤井隆)なども「すみません、本人来れないので僕が歌っちゃいまーす」と。ヒップホップのビートを突き詰めたかっこ良い音だけで染めることもできそうですが、あくまでもダサかっこよさやポップな感覚を前面に押し出してくるライブで、サイバートランスな音を入れ込んでダンスまでしちゃったりもしてました。ラストではゲストに神聖かまってちゃんの2人が登場してお客を煽りつつ2曲歌って終了でした。
TM NETWORK
ボーカル、ギター、キーボードのベテランテクノポップユニット。初めて見ます、ライブ見る機会があるとは思いませんでしたねー。ベースとドラムを加えた5人編成。テクノ音全面に出してくるのかなと思いきや、パワフルなドラム主軸に思いのほかフィジカルな演奏を聞かせていました。宇都宮隆の艶のある声も健在。「Be Together」「Get Wild」など多くの人が知っている曲では歓声が上がっていました。個人的におおーっと思ったのはラストの「Self Control」。あのキーボードのフレーズはわくわくしたなーと郷愁に浸ることができました。
ONE OK ROCK
2年ぶり2回目に見るボーカル、ギター、ベース、ドラムの男性4人組。ライブは前回見た時と同じ印象ですが、音はこの日のライブの方が格段に良かった気が。とにもかくにもすごい人気っぷりにびびります。ラストにやった「The Beginning」という曲はサビの部分が耳に残りやすいですね。
- 2014/12/29 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2015.01.01 Thursday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの2日目。
見たのはゲスの極み乙女。(最後の1曲前まで)→℃-ute→Zazen Boys(2曲目から)→LAMP IN TERREN→tricot→GRAPEVINE→Scott & Rivers→サンフジンズ→ACIDMANと、かっこに見た時間が無いものはフルで。それぞれ簡単に感想を。
ゲスの極み乙女。
1年半ぶり2回目に見ます。1万6千人と多くの人が入れる会場がなんと満杯。入場時に制限をかけつつ入れるくらいの混乱っぷりととんでもない人気でびっくりしました。前見たつくばロックフェスでは結構のんびりと見てた感があるのですが、この間にすごい人気になったのか、元々すごかったのか。そういえばあの日に出ていたアーチストがこの日5組(他にthe chef cooks me、tricot、Czecho No Rupublic、赤い公園)も出ていることに気づきました。ジャズベースに複雑なリズムも入れつつ、Tokyo No.1 Soul Setのようなポエトリーリーディング調のラップとフックなどを織り交ぜつつ、ポップに弾ける展開も多々あるといったライブ。お客さんのノリもすごかったです。
℃-ute
ハロープロジェクトに所属するアイドルグループで去年に引き続いての出演のよう。ハロプロのアーチストが一見客が多いフェスものに出演するのは珍しく、こういった機会を見れるのうれしいですね、登場時にはウルウル来るものがありました。メンバーカラーを基調とした衣装で登場。「The Future」から始まったライブは「ベーグルにハム&チーズ」がかわいらしいミドルテンポもので、あとはロックフェス用に盛り上がり重視の選曲。鈴木愛理は先月モーニング娘。を卒業した道重さゆみと同様に歌やダンスをしながらの表情の付け方が豊かなタイプ。客席に振りまく愛嬌も一番多いですね。逆に客席に手をあまり振ったりせずにストイックなパフォーマンス(人見知りな性格もあるよう)に徹する感があるのが中島早貴で、真ん丸のキリっとした表情がかわいい。萩原舞は一番お人形さん感がある帽子、髪型とメイクでお客に小さく手を振るのがかわいらしい。そんな個性も感じつつキレイに揃ったダンスとしっかりした歌を堪能しました。
Zazen Boys
今年はフェスで見る機会が多かった、今年だけで3回目になるZazen Boys。このバンドならではの変拍子やミニマルリズムをひたすら展開する楽曲などいろいろ繰り出します。へたをするとお客置いていきぼりになりそうなのに、多くのお客が熱心に聞くのは向井秀徳のキャラや歌と小ネタを織り込んできたり、鉄壁の演奏陣が鳴らすリズムによるところが大きいでしょうか。なんかの曲でもろヒップホップな展開になりラップまでしてたのは新鮮な展開。ゆらぎを感じさせるキーボードのフレーズをベースに小音でひたすらにリズムを刻んでいくラストの「Asobi」では、ギター吉兼聡が最初からギターを置いてヘンテコダンスをひたすらにしたり(その後向井秀徳もまた別のヘンテコダンスしてました)と、新しいおもしろ要素を入れていました。それでも耳は真剣に聞く方向に向けられる演奏となっているのが良いですね。
LAMP IN TERREN
ギター、ベース、ドラムの男性3人組で初めて見ます。歌の世界はBump of Chicken系統(なんかバンド名もそんな系統な気が)を感じさせます。各楽器から出されるリズムや響き方に気持ち良さがあって、がらっぱちな武骨さと端正さを併せ持つ印象があるボーカルとともに初聞きの自分もはまれる、いいなと思える音空間でした。壮大さがあるメロディで構成された各楽曲も好みで、MCの心意気も良い感じでした。ラストの「これ終わったら好きなところに行ってこい」ってなMCもなんか良かったです。
tricot
半年ぶり3回目となるギター×2、ベースの女性3人組。この日もドラムのサポートは山口美代子(Detroit7)。このバンドは気合入れて見たくなります。真ん中ではないですが一番前で見ました。後ろからのモッシュの圧力がすごくて、こんな感じで聞くのもひさびさだなーと思ったり。いきなり「爆裂パニエさん」で始めたライブは爆発感ありました。メンバーお得意の客席に入ってのパフォーマンスは(このフェスの性格もあるのか、ステージと客席間に距離あるためか)無かったですが、アクションと笑顔交え気合たっぷりのパフォーマンス。各メンバーの煽りや変拍子交えたダイナミズムありまくりの演奏が楽しいです。
GRAPEVINE
2年半ぶりに見るGRAPEVINE。ボーカル/ギター、ギター、ドラムの男性3人組。ベースとキーボード/ギターが付くお馴染みの5人編成で盤石のライブ。セッティングもスムースなようで、ライブの最中のスタッフに対する音調整指示も自分が見ていた限り無かったような。良い音だなーと浸れますね。来年発売予定の新曲だったかと思いますが、力強いベースラインの曲がかなりかっこ良かったです。ラスト「光について」で終了。派手さないですけどライブはいつ聞いても良いなと聞かせる要素多々あるバンドですね。
Scott & Rivers
アメリカのポップ寄りなロックバンドALLiSTERとWeezerのボーカルが組んだバンド。この2人は日本の音楽にはまっているようで(WeezerのRivers Cuomoは奥さんが日本人のよう)、それが縁で組んだバンドのよう。バックには日本のベース、ドラム(tricotでも叩いていた山口美代子)、キーボード(Schroeder-Headzの渡辺シュンスケ)がついて5人編成で演奏してました。2人は交互にボーカル取るのですが、いずれも日本語の楽曲。オリジナルやカバー交えているようで、カバーには「ドラえもんのうた」や「雪が降る町(ユニコーン)」、「Buddy Holly(Weezer)」など。「Buddy Holly」は自分の曲なのにご丁寧に日本語に訳した歌詞で歌っていました。ALLiSTERのScott MurphyはMCでよくしゃべっていました。日本語がめちゃめちゃうまく、二重否定「誰も知らない人はいない」がうまく言えなくて「みんな知ってる、と言いたかった。日本語難しい」と言ってましたが、あれだけしゃべれれば充分な気が。
サンフジンズ
奥田民生、岸田繁(くるり)、ドラムの伊藤大地が組んだバンド。カバーメインのバンドかなと思っていたら、全部オリジナルでした。前半は奥田民生がギター、岸田がベース。後半は逆になっていました。この2人がベース演奏するのを見るのはレアですね。曲は(特に歌詞が)力抜いて作ったような感じで、アレンジもシンプルなものが多かった気が。このバンドならではと言えるものでしょうか。ボーカルも奥田メインと岸田メインが半々でしたが、伊藤がソロボーカルを取る場面もありました。最初の曲がドロドロとしたブルース曲展開があるもので、インスト部分の奥田のギターがかっこ良かったです。
ACIDMAN
2006年のカウントダウンジャパン大阪(当時は幕張と大阪の同時開催だった)以来2回目に見るACIDMAN。ボーカル/ギター、ベース、ドラムの男性3人組。渋めの声で絶叫を時折入れるような真っ直ぐに突き進むロックをやるという感じで、心意気が伝わってくるパフォーマンスが良いなーという印象でした。今回も同様。歌をじっくり聞かせる場面も入れつつ、ドカンと盛り上げるポイントを熟知していて縦ノリする瞬間がつかみやすい。各メンバーが煽る様、特にベースのアクションが激しい、もいい感じでカッコよさは変わらないですね。
- 2014/12/28 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
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2014.12.31 Wednesday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェス。今年は28〜30日の3日間行ってきました。5ステージが幕張メッセ内にあり、自由に行き来してライブ見ます。今年は各ステージ大きくなっていましたね。幕張メッセの全施設貸し切っていて導線もしっかりしていて大人数のお客さんの割りに快適に過ごせるようになっています。今年はあの辺出るんじゃないかなー(あえて書かず)と期待して一組も発表しない時に山張って3日券取っていたのですが、残念ながら予想ははずれ。それでも早割で安く済みましたし、ライブもたっぷりと楽しみました。まずは初日。
見たのはGalileo Glilei→androp→avengers in sci-fi→POLYSICS→THE CHERRY COKE$→RIP SLYME→木村カエラ→星野源と、いずれもフルで。それぞれ簡単に感想を。
Galileo Galilei
初めて見ます。ボーカル/ギター、ベース、ドラム、コーラスの4人組。コーラスが女性で後は男性。インディーロック系統の音を主軸に機械で気持ち良い音もかぶせつつ、Bump of Chickenと印象が重なる朴訥としたボーカルで歌います。淡々とした気持ち良さがある音とメロディが心地よい。ほぼユニゾンで歌われる男女混合ボーカルもいい感じです。
androp
初めて見ます。ボーカル/ギター、ギター/キーボード、ベース、ドラムの男性4人組。4つ打ちや縦ノリ、じんわりとしたものなど多彩な楽曲を聞かせるといった印象。ラストのお客に三三七拍子をさせながらウーウーウーと歌わせたり、サビでジャンプさせたりする曲が楽しかったです。
avengers in sci-fi
2007年のフジロックで見て以来2回目。その時は機械音ふんだんに使ったギターロックといった印象でしたが、今回はその辺の要素もありつつ、もっとポップロックに寄った印象。ファンク的なものを織り交ぜてカラフルになった感がありますね。最初の曲ではドラムソロから始まって、チョッパーベースとギターをスクラッチさせて登場するのがおもしろかったです。
POLYSICS
3年ぶり4回目くらいに見ます。ギター、ベース、ドラムの3人組でピコピコしたテクノ音をベースに爆走ロックを重ねるバンド。avengers in sci-fiと同じく、結構難しいことやっているんでしょうけど、それを一切感じさせないエンターテイメント性溢れるステージ。初めて聞く人もたくさん巻き込めるだろーなーと思えるノリの良さを感じさせつつ、後半のリズム疾走しまくる曲からはかっこ良さも存分に味わいました。
THE CHERRY COKE$
初めて見ます。ボーカル、ギター、ベース、ドラム、アコーディオン、サックスの6人組。アイリッシュパンク系のバンドがカウントダウンジャパン出るの珍しいのではないでしょうか。去年に引き続いての登場とのこと。ひさびさこの種の音を聞きますが、体内の血が沸騰するような熱さを感じさせる激しさと楽しさがある演奏で楽しかったです。黒のハットにデニムの短パンの衣装の女性陣(アコーディオン、サックス)の格好も良い。バウロンや縦笛なども効果的に織り込みつつ多くのお客を踊らせます。ダイブを厳しく禁止しているなど、なにかと上品さが求められるこのフェスでこういったバンドがやるのは結構難しいと思うのですが、それでもメジャーフィールドに切り込んでいきたい、という意志を見せるボーカルのMCが良かったです。
RIP SLYME
9年ぶり3回目に見るRIP SLYME。かなり久々です。オールドスクールなパーティー感覚溢れるヒップホップを基調としつつ、J-POPなメロディやヒップホップ以外のビートも織り込んできたりと楽しい音やラップを聞かせる、4MCと1DJの男性5人組。最初の「One」のフックで良いメロディだなーと思ったり、ファンクな「FUNKASTIC」、オリジナルよりビートを強くして楽園感が無い「楽園ベイベー」など楽しい。そして軽快なドラムンベース基調の「Joint」はかなり好きな曲で熱くなりました。Jurassic 5と同様ヒップホップに普段馴染みが無い人もどんどん巻き込めるようなエイターテイメント溢れるライブは最高でした。
木村カエラ
今年だけで4回目と結構見る機会があった木村カエラ。この日はお馴染みのギター、ベース、ドラム、キーボードのメンバーで単独の時に加わっていたギター會田茂一だけいない編成。白のへそ出しボタン付きTシャツに黒のミニスカートとかわいらしい格好をした木村カエラは「A winter fairy is melting a snowman」や「おどるポンポコリン」のカバーなどポップなものや「BEAT」「TREE CLIMBERS」などロックものと、魅力をギュッと凝縮したようなセットリストで聞かせます。ラストの「バンザイ」もお祭りの締め的な感じで良かったですね。
星野源
SAKEROCKのギター/マリンバ担当、コント番組LIFE!に出演している役者さんとして知る星野源。かなり多彩な方らしく、いろんなことされているようですが、ソロシンガーソングライターとしての活動が一番有名のようで横浜アリーナで単独ライブしたりしているそうです。この日もメインステージのトリ。ギター、ベース、ドラム、キーボード×2をバックに率いた編成で、本人はギター弾きながら歌います。長岡亮介(ペトロールズ)、石橋英子、野村卓史(グッドラックヘイワ、NATSUMEN)などがいて豪華。ほどよく乗れるリズムのもの、まったりと聞くものなど、低目で通りの良い声で聞かせていました。石橋英子が時折鳴らすマリンバやフルート、ピアニカなどの音が良い感じでした。